ここは日本の東雲市東雲町。
何の変哲もないこの町で一人の高校生が泣きながら彼の自宅に飛び込んでいった。
ウラえもん
これは「神秘の世界エルハザード」をドラ○もんの世界で置き換えてみたものです(概念は某別作品のパクリとも言うが…)。
のび太=誠,ドラエモン=ウーラ,ドラみちゃん=カーリア,ジャイアン=シェーラとさせて頂きました。
邪悪な内容です,心の純粋な人は読まない方が良いでしょう(笑)。
「またシェーラさんにいじめられてしもうた、助けてぇ〜,ウラえも〜ん」泣きながら彼は一匹の猫に飛びついた。頭から腰にかけて色違いの毛のある、変わった種類だ。
「ウニャ! マコトォ、ヤッパリ役柄ニ無理ガアル」なんと猫がしゃべった。自信なさげに猫ことウラえもんは言う。
「僕もそうは思うけど取りあえず、そんなことあらへん! そんなことよりも相変わらずシェーラさんにいじめられるんや。ウラえもん,撃退する道具出してくれへんか?」高校生にもなって女の子にいじめられるのは変だが、ここは敢えて追求しまい…。
しかし誠の注文にウラえもんは困った顔で答えた。
「発明ノ道具ナラ、マコトノ方ガ作ルノ得意…」
「ウ・ラ・え・も・ん!」
「…分カッタ」呟き胸のポケットを探る。有袋類だったのか?! そして金属製の何かを取り出した。
「ウニャニャニャッニャナァ〜ン! トカ○フゥゥ! コレデ遠クカラ狙イ撃チヲ…」そこまで言ったウラえもんの首を締め上げる誠。
「やばいて,そんな物出したら!」
「ドウシテ? 有名ナ教団カラ買ッテキタノニ…苦シイ」誠のさらなる締め上げに、ウラえもんは気を失った。
「はぁはぁ…どうしてこんなやばいネタを。狙われても知らんでって,シェーラさんを撃退する道具は、どないしたらええんや!」ウラえもんを放り投げて、頭を抱える誠。その彼の肩を優しく叩く者がいた。
「良い道具があるよ,マコト」
「あ…,カラミちゃん!」自称ウラえもんの妹だが全然似ていない(種族が違う)、褐色の肌を持った人型の少女が微笑んでいる。どう見ても邪悪な瞳に、頭に付いた大きな赤いリボンがあまりにもアンバランスであった。
彼女はどこからともなく糸の付いた5円玉を誠の目の前にちらつかせる。
「な、なんや? 一体?」何故か左右に揺れる5円玉から目を離せない誠。
「フフフ…もっと気を楽にして。さぁ、マコト。お前は強いんだ,シェーラの法術なんか太陽の黒点の温度に比べりゃ、どうって事もない。体術も空手の佐×に比べれば何てことないさ…」5円玉を揺らしながらカラミは囁く。どうも比べる基準が異様に高いような気もするが。
「う、うん,そうやな。シェーラさんなんて、どうって事あらへん! ふふふ、ひゃっひゃっひゃ!」陣内笑いの誠。目がイッてしまっている。
「さぁ、行け。我が精鋭よ!」風雲た△し城を彷彿とさせるカラミのセリフに、誠は家を飛び出していった。
数分後、当然返り討ちにあったのは言うまでもない,合掌。
ストレルバウ :なんじゃ、これは! お色気は? 甘酸っぱい体験は?
元 :私にそんなものを書けと? むだむだむだぁ!(デュオ風に)
ストレルバウ :物語が破綻しているような…
元 :設定に無理がありますから。ちなみにジャイ子が菜々美で、スネ夫が陣内,
出来杉君がアフラでしずかちゃんがTV版ルーン王女だったんですが。
出てくることなく終わってしまいました。
ストレルバウ :エヴァの方で原案があったんじゃな、そういえば。
元 :ええ、エヴァのキャラをドラえもんの世界にはめている作品を読んで大爆笑しました。
これはその影響を受けて発作的に書いたもんです。
ストレルバウ :だから短いのか
元 :あう、長いのは苦手なんですよぉ
ストレルバウ :精進せいよ。
元 :はっ! 稚拙な文章ですが、これを見ている貴方,見捨てないでください。