Study No.4 - スト爺に対する憐れみ
っつうか時事ネタだから風化してますがな(^^;


 「楽しみじゃの,いよいよか」
 「ええ、いよいよです。テレビ東京系だから、大阪の皆さんも安心! でもいつ放映されるかは未定のようっすね、羨ましいぞ、東京!!」
 「『異次元の世界エルハザード』!! エルハザードからさらに異世界へ行くのに何故エルハザードなのか,なんてことは聞くでないぞ」
 「なんだかご機嫌ですね?」
 「当たり前じゃろ! 出番がやってくるのだから…」
 「え?」呟き、一歩下がる
 「何じゃ? その反応は?」
 「博士…出番あるんですか?」
 「…おい、まさか…わしが出ないとでも?」
 「…さよなら」一言残し、立ち去る。後にはがっくりとうなだれ、床にひざを付く燃え尽きた老人の姿のみが残されたのだった。




 「ということで、ここから先はわらわが付き合ってやろう」
 「あ、これはこれはファトラ様。格闘技の修行は宜しいのですか?」
 「ああ、誠に任せてきた」
 (鬼だな)
 「TV版エルハザード2もとい異次元の世界エルハザード放映に対して、我々はこれまでのエルハザードでのあらすじを語っておく必要があると思うのだが、お主はどう思うか?」
 「おお、確かに! なかなかにまともな案ですな」
 「そうじゃろう? ではわらわが見てきたこれまでのあらすじを、おって紹介してやろう」
 「ひゅ〜ひゅ〜 」
 「まず、異世界である地球・日本・東雲市東雲町の県立東雲高校の地下から古代遺跡が発見されたのだったな?」
 「そう聞き及んでおります」
 「その高校にはにわらわと同じ容貌を有した男,水原誠という少年が存在していた」
 「ほんと、そっくりですよね,性格は全然違いますが…はう!(流血!!)」
 「その古代遺跡にはイフリータという鬼神がおった訳じゃ。藍色の髪に白い肌、抜群のプロポーションと、美女ランクは特Aといったところか,それにあの誠ですらもぞっこん惚れこんでしまったのであ〜る!」
 「あ、あの〜」
 「そしてそのイフリータによって誠と菜々美,藤沢にあの陣内克彦とかいう菜々美の兄がこのエルハザードへ移送されたのだ」
 「ず、随分話が短絡的ですね」
 「(無視)エルハザードへやってきた誠はわらわの姉君ルーン=ヴェーナス殿下に見初められ、当時行方不明になってきたわらわの代役を行ったのじゃ」
 「ここで誠に女装癖があるが判明するのですね…うっ(再び流血!)」
 「とまあ、色々あって誠はわらわの最愛の侍女アレーレや炎の大神官シェーラ=シェーラ,風の大神官アフラ=マーンと幼馴染みの陣内菜々美に出会うのじゃった」
 「なんか女性の遍歴しか語ってないような気がするんですが…それに水の大神官ミーズ=ミシュタルさんは?」
 「ああ、あやつはわらわのストライクゾーンを大きく逸脱しておるわ。ま、そんなこんなで誠は幻影族からバグロムへと身柄を移されたわらわを救い出し、わらわと姉上で最終兵器である「神の目」でバグロムを一掃,せん滅してハッピーエンドという訳じゃ」
 「全然話が違いますがね」
 「なんじゃと! 歴史はわらわの後に付いてくるのじゃ! フッ,どうやらお主は知ってはいけないことを知ってしまったようじゃのう(言いながら蟷螂拳の構え)」
 「ちょ、ちょっと…落ちついて…うきょおおお!(三度流血)」



 「うう、酷い目にあった…OVA版神秘の世界エルハザードは全七巻,知らない人は1/7までに見ておきましょう,余裕のある方はOVA版神秘の世界エルハザード2の全四巻も見ておくと良いでしょう」
 「さらに余裕のある方はTV版神秘の世界エルハザードも見ておくのじゃ! 全然時間のない方もしくは忘れてしもうたという人は、AICのホームページに行って作品ファイルでおさらいをしておくとよかろう)」
 「うお,博士!」
 ぼ〜
 「ストレルバウ博士!」
 「…はっ! 何だ、お主か」
 「(任務は全うしているんだがなぁ)まだTV2で出番がなくなるとは決まってないんですから」
 「う、うむ、そうじゃな。わしも異世界にいけるやもしれぬな,ぬふふ…」悦に入るストレルバウ
 「…(今日の講義は中止だな)」

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 「2のOPはあの『フェンス・オブ・ディフェンス』がやるらしいっす」
 「うひひひ…」
 「EDは無名の方らしいですよ」
 「ふひひひひ…」
 「いっちゃってますね,今回も。TV2を見るまで元に戻りそうもないか…」
 「…はぅ,3時限目がぁぁ!」
 「元に戻るの、遅いですよ…では、今日はこの辺で!」