初夜−海平と茜の場合 ‐海平×茜
Written by ◆Lumi/2sUEI


 生徒達は休日を満喫していても理事長に休みは無い。
 土曜日になると、生徒達の多くは町へと繰り出す。
 校内に残っている生徒は殆どいなかったが、その中で例外的に休日を返上している生徒もいた。
 木島海平である。
 生徒達は休日を満喫していても理事長に休みは無い。
 今日も自室で溜まりに溜まった申告書やら決算書やらに目を通していた。
 平日は授業に出ている関係でなかなか書類に目を通すことが出来ない。
 そこでその間に溜まった書類は土曜日に一気に決裁するということになっていた。
 こうすれば何とか日曜の休みは確保できる。
 「シスター…あと何枚ですか?」
 海平は机の横で書類を準備しているシスター茜に聞いた。
 「あと23部です」
 「まだ23部もあるんですか…」
 書類といっても、紙一枚で仕上げているものあれば何十枚に渡って書かれている書類もある。
 今週は特に書類の数が多く、普段の土曜よりも早く起きてこれまでに100部以上の書類を決裁していた。
 「あと23部ですから。そう考えると気が楽になりますよ」
 「はい…」
 気を取り直し再び書類に向かう。
 実際にすることは書類に目を通して問題なければ判を押すということだけなのだが。
 書類によって文字の大きさも書体もばらばらで中には読めない漢字や、英語等外国語で作成された書類もある。
 それらは一々翻訳して読んでいかねばならないために海平の疲労は増していった。


 「終わりました!」
 最後の書類に判を押して海平は歓喜の声を上げた。
 朝から初めてすでに昼の2時を回っている。椅子にもたれかかりふうと一息ついた。
 「お疲れさまでした」
 間髪入れず茜がコーヒーを入れてくれた。
 「大変でしたね。でもこれは理事長の大事な仕事ですから。海平さんに直接やってもらわないといけませんので」
 「はい」
 マグカップに注がれたコーヒーを海平は勢いよく、ぐいと飲み干した。
 「龍三は糊湖たちと街に行ってるらしいです」
 コーヒーのおかわりをすすりながら海平は言った。
 「すっかり女の子になっちゃったわね」
 「調子に乗って馬脚を現さなきゃいいんですけどね。もうあのまま女でいたほうがよさそうですね。すっかり溶け込んじゃったし」
 「そうね。海平さんは街に行ってみたいと思いませんか?」
 「龍三に誘われることもありますけどね。でも仕事がありますし」
 カップに残ったコーヒーを飲み干して海平は続けた。
 「みんな出払ってるから、邪魔が入ったりしないのはいいことですけどね。僕は休みを取れないけど」
 「そうね…」


 「邪魔が入らないから…こういうことも出来るわね」
 茜はヴェールを外し机に置くと、自分は椅子に座っている海平に近づいた。
 「シスター?」
 見上げた海平の顔を、茜は両手で挟んで包み込んだ。
 「海平さん…」
 そのままゆっくりと顔を近づけると茜はそっと海平に口付けした。
 「!」
 「…」
 唇が触れるだけのキス。
 お互い唇が触れ合ったまま動かない。茜にあわせて海平も目を瞑る。
 海平の両腕が力を失ってだらんと落ちる。
 やがて茜はゆっくりと唇を離した。その顔はほのかに赤らんでいる。
 「シ、スター…」
 漸く気を取り戻した海平だが、茜は海平の首に腕を回すと海平に体を預けるように圧し掛かった。
 椅子の背凭れがギシッと音を立てる。
 「こんなに近くにいるのに…気付いていなかったんですか?」
 海平の耳元で茜は囁いた。だが海平は緊張と興奮で声を発する事が出来なかった。
 「…」
 「本当、鈍感なんだから」
 海平は茜の腰に腕を回すと自分に寄せ付けるように抱きしめた。
 「鈍感じゃ、ないです…」
 「そう…」
 「シスターも鈍感です」
 「え?」
 「僕もいつもシスターの傍にいたのに」
 「…ごめんなさい」
 「でもいいです。僕が先に言い出すべきだったんだろうけど、シスターの想いが同じで嬉しいです」
 顔を茜に向きなおすと改めて海平は言った。
 「好きです、シスター」
 「茜って、呼んでくれますか?」
 「茜さん…好きです」
 「んふっ…」
 二人の唇が再び重なり合った。


 白いシーツに茜の黒髪が扇のように広がる。
 ベッドに横たわった茜に圧し掛かるような体勢の海平。
 両手を突いて見下ろすと茜の赤ら顔がそこにはあった。
 「あの…僕、初めてなんですけど…」
 「…私もです」
 「…どうすればいいか分からないんですが…」
 「海平さんがしたいことをすればいいと思いますよ」
 「したいこと…」
 海平は体を落とすと茜の体にのしかかった。
 そして茜の唇にゆっくり顔を近づけた。
 「…」
 「ん…」
 『むちゅっ…』
 海平はゆっくりと茜の口内に舌を差し入れた。そして茜の舌を求める。
 「ん…はぁっ…」
 海平の求めに応じて茜も舌を絡ませた。お互いに舌を絡めあい、激しく吸いたてる。
 『くちゅっ、ずずっ、ちゅうっ…』
 『はぁっ…ちゅるっ…ん…』
 「はぁ…茜さん…」
 「海平さん…」
 『ちゅぷちゅぷっ…ちゅるっ…ちゅ…』
 一度顔を離し、再度茜の舌を味わうべく海平は舌を侵入させた。
 そして海平はゆっくりと手を下ろし、茜の胸をゆっくりと揉み始めた。
 「きゃっ」
 「あっ、痛かったですか?」
 茜の悲鳴にあわてて海平は顔を離した。
 「いえ、大丈夫よ…ごめんなさい。こっちに気を取られてて」
 茜は微笑んで海平の唇を指でなぞった。それをみて海平も微笑む。
 「さあ、続けてください」
 『ちゅっ…くちゅっ…』
 『んふっ…ん…ぴちゃっ…』
 海平はより激しく茜の舌を絡ませた。
 舌伝いに唾液を注ぎ込み、そして茜の唾液を吸い上げる。
 右手は茜の左乳房を包み込み、優しく揉み上げていた。
 「ああ…海平さん…」
 『むちゅっちゅちゅっくちゅくちゅ…』
 「茜さん…」
 『ちゅくちゅくくちゅっ…ちゅるんっ』
 激しく動かしていた舌の動きを止めると海平はゆっくりと引き抜いた。
 両者の口の周りはお互いの唾液でべとべとになっている。
 「はぁ…はぁ…満足ですか海平さん?」
 「はい…茜さんの…すごく温かくて…」
 「海平さんも…激しかったですよ」
 海平は思わず、えへへと笑みを浮かべる。
 そして目線を茜の胸に落とした。
 「…いいですか?」
 こくんと茜が頷くと海平は体をずらして茜の胸に注目した。
 左乳房は相変わらず海平の右手がゆっくり揉み上げている。
 「…かわいいです…」
 ピンク色の小粒な乳首と小さ目の乳輪に思わず海平は見とれてしまった。
 『ぺろっ』
 「あっ」
 海平が舌の先で乳首をなぞると思わず茜は声を上げた。
 「気持ちいいですか…茜さん…」
 「はい…もっとしてください」
 「…」
 海平は顔を再び乳房に近づけると右乳首を口に含んだ。
 「はむっ…」
 「あんっ……」
 『ちゅうっちゅうっちゅうっ…』
 「あっ…海平…さん…」
 まるで赤子のように茜の乳首を吸い上げる。
 『ぺろっ…ぺろぺろっ…』
 「くふっ…ん…」
 続いて舌の先で乳首を突き、舐め挙げると茜の乳首も反応する。
 「茜さん…固くなってます」
 「……」
 茜の右乳首はこれ異常なく膨張していて感度も敏感になっている。
 海平はそれに構わずさらに吸いつづけた。
 『ちゅうちゅうちゅうちゅうっ…』
 「はああああっ…海平さん…」
 海平は口を離すとこれまで揉んでいた左の乳房へと移動する。
 そして前と同じように乳首を口に含んだ。
 『ぺろっぺろっ…』
 「あぁ…」
 『んくっ…ちゅくっ…ん…』
 海平は左手をそっと茜の右乳房に近づけた。そして硬くしこった右乳首をきゅっと摘んだ。
 「あぁっ!」
 思わず茜は海平の体に脚をしがみ付け、海平の頭を抱えていた両手はシーツを思いっきり握り締めている。
 『クリッ…クリクリッ…』
 「あん! はあ…くふっ…」
 左乳首を吸いながら右乳首を指で摘み擦るように刺激を与える。
 その影響か、海平の口の中で右乳首もすでに硬くなっていた。
 『クリクリッ…』
 『むちゅっ…ちゅっ…ペロッ』
 「あはんっ…」
 『ちゅっ…ちゅっちゅっ…』
 『シュルシュルッ…クリッ…』
 「ああ…海平さん…もう…もう駄目っ!」
 「! 茜さん、大丈夫ですか?」
 思わず海平は愛撫をやめ、顔を上げた。
 茜の顔は真っ赤になっている。
 茜が掴んでいたシーツは思いっきり引っ張られて、裾が捲れあがっていた。
 「はぁ…はぁ…ごめんなさい。気を使わせてしまって」
 「いえ。それより大丈夫ですか?」
 「大丈夫よ。私の事は。海平さんがしたいことを続けてくださればいいですから」
 「でも…」
 心配そうに茜をを見うある海平。茜は海平の頭を撫でて言った。
 「私は、海平さんにしてもらってとっても気持がいいんです。さっきも気持がよすぎて思わず声が出てしまっただけですから」
 「…そうですか」
 「次は、何がしたいですか?」
 「……」
 海平は沈黙した。
 「え…と…その」
 「遠慮しなくていいですよ。言ってください」
 「じゃあ、その…茜さんのそれを…」
 海平が指を指す先には茜の秘所があった。
 「ではちょっと起きてもらえますか?」
 茜は海平にしがみ付いていた脚を解くと、海平は上半身を起こしそのまま正座の姿勢になった。
 茜も上半身を起こすと脚を曲げて体操座の姿勢になった。
 そして茜は脚をゆっくりと開く。
 「…」
 海平は初めて女性器を見た。思わず茜の性器を凝視する。
 「女性のここを見るのは…もちろん、初めてですよね」
 「……はい」
 顔を真っ赤にして答える海平に茜はクスッと笑った。
 「海平さん、手を出してください」
 差し出された右手を取ると茜はそれを自分の性器に近づけた
 「茜さん?」
 そして海平の指先を性器にぴたりとくっつけた。
 「!? ……」
 「どうですか…?」
 「…とっても…柔らかくて不思議な感じです…」
 「そう…」
 茜は海平の中指を使って自分の性器をなぞった。
 「ここが大陰唇…その内側が小陰唇…そしてこれが…クリトリスです」
 「………」
 顔を真っ赤にして海平は茜の説明を聞いている
 「ここは、女性の体で一番デリケートな所ですから優しくしてくださいね」
 「…はい…」
 海平は茜に近づくと体を倒して顔を茜の陰部に近づけた。
 両人差し指で茜の秘所を開くとそこには薄っすら桜色の小陰唇。
 海平は唾を飲み込むと舌でその花びらに触れた。
 『ぺろっ』
 「あはっ…」
 『ぴちゃっちゅるっくちゅっ…』
 「ああ…」
 海平は何も考えずにただ只管茜の秘所を舐め続けた。
 そして舌先で花びらを開き、膣口に舌を這わせた。
 『ぬるんっ』
 「ひゃあっ!」
 『ぬちゃっむちゅっむちゅっ…』
 「か、いへいさん…」
 奥から溢れる茜の愛液を舌を器用に使って吸い上げる。
 それでも掬いきれない愛液はベッドのシーツに零れ落ちた。
 「んふっ…海平さん…」
 海平は顔を密着させて口全体で茜の秘所に齧り付いていた。
 茜の恥毛が時折海平の鼻の頭をちくちくと刺激するがそれに構わずに吸い続けていた。
 『むちゃっむちゅっ…』
 「ああっ、ああんっ」
 仰け反るような姿勢で耐える茜。
 海平は舌を抜いて顔をずらすとクリトリスを口に含んだ
 『ちゅうっ』
 「あぁっ!」
 『ちゅうっちゅうっ…』
 「あっ!…んっ…!…」
 思わず茜は太腿で海平の顔を挟み込んでしまう。
 溢れてくる淫靡な香りに海平は気がおかしくなりそうになる。
 海平は唇を尖らせさらにクリトリスを強く吸い立てた。
 茜は上半身を支えていた腕に力が入らなくなっていく。
 「かい、へいさん……くうっ…」
 腕の力が抜け茜の上半身が背中からベッドに落ちた。
 そして海平の愛撫によって得られる快感から逃れようと体を必死に捩っている。
 『ちゅぶっちゅるっ』
 「そんなにしたら…もう…」
 『ちゅるっ』
 最後にクリトリスを吸い上げると海平は頭を上げた。そして体をずらして茜の顔と正対した。
 「茜さん、僕も…我慢できません…」
 海平も限界に来ていた。素直に言うと茜は、
 「では、最後の仕上げをしましょう…」
 海平は自分の分身を手にとって、鈴口を茜の膣口に宛がった。
 「ここですか」
 「はい、ここです。落ち着いて、ゆっくり…」
 『にゅるっ…ぐぐっ』
 「! ……くっ…」
 「あぁっ…」
 押し返されるような感覚に海平は力を込めて挿し入れる。
 「あっ! くうっ!」
 「んんっ…」
 『ぐぐぐぐっ…』
 体が裂けるような痛みに茜は歯を食いしばって耐える。
 「茜さん、大丈夫ですか…?」
 「…えぇ、大丈夫よ」
 「本当ですか? 涙が…」
 「痛かったけど、大丈夫。気にしないで」
 「…いいんですね?」
 「はい…続けてください」
 海平は再び腰に力を入れて茜の中に入っていく。
 『ぬぬぬぬぬっ…』
 「んぐっ!」
 「あ…茜さん…」
 最後の一押しでようやく海平の全てが茜の体内に収まった。
 「ああああ…茜さん…」
 「…どうしたの?」
 「茜さん…温かくって…きゅうきゅうしてて…こんなの…初めてです」
 「私もよ…海平さんの、とっても熱い」
 「痛くないですか…?」
 「大丈夫よ…海平さん、すごく脈打ってますね」
 「あ、その…こうなっちゃうと血流がここに集中しちゃうらしいので…すいません」
 「いいのよ」
 「…茜さん…絡み付いてきて、蕩けそうで…我慢できません」
 「海平さんの思うとおりに動いてください。私は大丈夫ですから」
 「はい…」
 海平は腰を引き、ゆっくりと引き抜く。
 『ぐぐっ』
 「んんっ…」
 そして鈴口が露出する直前で再び押し入れる。
 『ぐちゅうっ』
 「くっ…」
 「うはっ…」
 引き抜いたり挿し入れる際に、茜の肉襞が絡み付いてきて海平の分身を刺激する。
 それに耐えて海平はもう一度ゆっくりと出し入れを繰り返す。
 『ぬちゅちゅっ…ぐぐっ』
 「んん…」
 「はぁ…はぁ…はぁ……」
 「海平さん。つらいですか?」
 「正直、気持ちよすぎてつらいです」
 「ゆっくりがつらいのなら、もっと速く動いてみたらどうですか?」
 「でも激しくすると…茜さんは、大丈夫ですか?」
 「私は大丈夫ですから。さあ」
 「はい…じゃあ、いきます」
 海平は体を倒して茜に覆いかぶさると、腰のスピートを上げて、強く腰を打ちつけ始めた。
 『ぐちゅぐちゅぬちゅぶちゅっ』
 「はあっはっはっはっ…」
 「はぁ、はぁ、ぁ…茜さん」
 「海平さんっ! いぃ…」
 「茜さん…茜さん…茜さんっ…」
 『ぬちゅっじゅるっぐぷっ…』
 海平は茜の顔を両手で包み込み、何かを求めるようにぱくぱくしている茜の口を自分の口でふさいだ。
 『ぴちゃくちゃっじゅるっ…くちゅくちゅ…』
 「くふんっ…ん…うふっ…」
 「はあっ…はあっ…」
 舌を絡め、茜の口内に唾液を注ぎ込み、掻き混ぜる。
 茜も海平の舌を捕まえて強請る様に激しく絡みついた。
 「茜さんもう…だめです」
 口を離すと海平は正直に自分の限界を告げた。
 茜は海平の言葉ににっこり微笑んで答えた。
 「私の中に…きてください」
 「…茜さんっ!」
 「あふっ!」
 海平はこれまで以上に激しく腰を打ちつけた。
 『ぐちゅぐちゅぐちゅっぐちゅっ…』
 「茜さん!…茜さん!…茜さん!…」
 「はぁっ…海平さん…海平さん…あああ、私ももう…もう…」
 「あっ! くうっ!」
 『ドクンッ!ドクッピュルッビュクッビュルッ!』
 限界にまで膨れ上がった海平の分身が、茜の中で勢いよく飛び跳ねると大量の精が茜の膣内に放出された
 「ああ…熱ぅい……」
 「はぁ…はぁ…はぁ…」
 射精後の、恍惚の表情を浮かべる海平に茜は言った。
 「すごい…海平さん跳ねてます…」
 「はぁ…はぁ…すいません。自分でも、よくわからなくて…本当に蕩けてしまったみたいで…」
 「そう…」
 「でも、とても気持ちよかった…こんな感覚は初めてです」
 「私も…」
 「もうちょっと…このままでいいですか」
 「…はい」
 海平は茜と繋がったままゆっくりと体を落として茜と体を密着させた。
 そして茜の背中に両手を回すと力いっぱい抱きしめた。
 「痛くなかったですか…?」
 「そうね…本当はとっても痛かったです。こんなこと、初めてだったから。でも、本当に嬉しい…」
 「え…?」
 「望んでいたことが叶ったのですから」
 茜は手を伸ばして海平の頬を擦りながら言った。
 「海平さんのお爺さまも、私のお婆さんも、望んでいたことかもしれません」
 「……」
 「孫の代でようやく一緒になって同じ夢を歩むことが出来るのですから…」
 「はい…」
 「これで海平さんとずっと一緒にルミナスにいられます…」
 「はい…一緒です。ずっと一緒です」
 「ルミナスの夢…一緒に叶えていきましょう」
 「はい」


 「ところで海平さん…元気ですね」
 茜と繋がっている海平の分身は射精後もそのまま勃起を維持していた。
 茜の膣内は海平の分身で満たされている。
 「えっ、これは、その…すいません。」
 「いいのよ…ねぇ、海平さん?」
 両手で海平の顔を捕らえて茜は続けた。
 「もう仕事も終わったんだし、それに…まだ時間はいっぱいありますし」
 「…」
 「もう1回、しますか?」
 海平はゴクリと唾を飲み込むと、
 「…是非お願いします」
 顔を下ろして海平は茜の唇を塞いだ。
 二人だけの宴はまだ続く―――