女の子の日 ‐龍三×良子
Written by ◆Lumi/2sUEI
『ちゅうっ…ちゅっ…』
部屋に入るや否や、龍三はまだ制服姿の良子に抱きつき唇を奪った。
『くちゅくちゅっ』
『んっ…』
唇を奪ったまま、龍三は良子の両脚を抱きかかえるとそのままベッドに移動し、倒れこんだ。
「良子…この感触、2週間ぶりだぜ」
2週間のテスト期間は、龍三にとっては長すぎた。
テストに集中するためとはいえ、良子に2週間も会えないというのは、今の龍三にとっては苦痛であった。
おかげでテストは無事クリアしたものの、良子に対する思いは溜まりに溜まって爆発寸前だった。
「この顔も、髪も、胸も脚も。本当に恋しかったぞ」
待ちきれないとばかり龍三の手が良子の制服を撫で回す。
「テスト期間長すぎだよな。もっと短くしてくれればいいのにな」
良子の頬に唇を落としながら言った。
「今夜はお前を放さないからな…」
「…龍三…ダメ。ダメなの…」
「ダメ? 大丈夫だよ。できるだけやさしくするから」
龍三は良子の両肩を掴んで押さえ込む。
「そうじゃないの…」
良子も龍三の肩を掴み返した。
いつもと違う良子の表情に龍三は首をかしげた。
「どうして? 久しぶりだぜ?」
「ごめん…今日はどうしてもだめなの」
「?? なんだ? テストの調子が悪かったのか?」
「そうじゃないの」
煮え切らないような良子の表情に、龍三は段々と苛立ってきた。
「それとも、俺のことが嫌いになったとか?」
「違う、違うよ」
「じゃあ何だ?」
良子の顔を真剣な表情で見つめて龍三は聞いた。
「…女の子の日になっちゃったの」
「はあ?」
良子の答えに龍三は思わず拍子抜けした。
「女の子の日ってのは、つまり…その…あれか?」
良子は黙って頷いた。
「…そうか。ハハハ…うん、なら仕方がないな」
龍三は良子の肩を押さえつけていた手を離した。
「お前の体のほうが大事だからな」
「…ごめん」
「気にするなよ。それはもうどうしようもないんだから。な」
龍三は改めて良子の右横に寝転ぶと良子の頭上に左腕を差し出した。
「これくらいなら大丈夫だろ」
「うん」
良子は差し出された左腕にの二の腕部分に頭を乗せた。
「へへへ。まあ今日は一緒にいれればいいや。会えないよりはましだよ」
龍三は良子の頬に手を添えるとゆっくりと摩った
「なあ…キスしてくれよ」
「…うん」
『ちゅっ』
「んっ…」
良子は唇が龍三の唇に触れた瞬間、舌を龍三の口の中に差し入れた。
『くちゅくちゅっ』
「んっふっ…」
「はぁっ…」
良子と龍三の舌が重なり合う。
良子は舌を絡みつかせると龍三の舌を吸い上げた。
『じゅるっ…じゅるっ』
「んふっんふっ…」
『ちゅぶっ…』
「ん…ふぅっ…」
『ぐちゅっじゅるっ』
「はっ…あぁ…」
「ん…ふぁっ…ねえ龍三…」
「あん?」
「あの…どうだった?」
「…最高だよ。お前のキス」
「いつも龍三にしてもらうようにやってみたんだけど…」
「そうか…へへ。ありがとな」
龍三はお礼にと、良子の唇に軽くキスをした。
「ああ、そうだ。制服だけは着替えてこいよ。皺になっちゃうからな」
「うん」
良子は起き上がってベッドから離れると、衣装ケースから室内着を取り出し制服を脱ぎ始めた。
龍三は上半身を起こすとベッドの端に移動し、そっと良子の着替えを覗き見た。
「ふぅん…」
良子は制服を脱いでハンガーに掛けるとパジャマを取り出した。
下着姿になった良子を龍三はだまって見つめた。
「(かわいいパンツ穿いてるなあ)」
龍三の視線に気付かない良子はブラジャーを外すとパジャマを着始めた。
「(あれ? 寝るときはブラ外すのか…? それにしても形のいい胸だよなあ)」
パジャマを着終えると良子は衣装ケースを閉じた。
それと同時に龍三は慌ててベッドの元の位置に戻った。
「お待たせ」
パジャマ姿になった良子を龍三は両手を広げて招き入れた。
「じゃ、こっちにこいよ」
龍三の両腕に導かれるように、良子は龍三の胸に納まった。
良子に押されるように龍三は背中からベッドに倒れこんだ。
「何時もはこの格好で寝てるのか」
「うん」
「俺と一緒に寝るときは何時も裸同士だったもんな。こういう姿って新鮮に見えるよ」
良子は龍三の胸に顔を近づけた。そして横を向いて、龍三の胸板に頬をくっつけた、
「触り心地がいいパジャマだな」
龍三は右手を伸ばしてパジャマの上から良子の臀部を撫でた。
そしてパジャマの上に現れている下着の線を指でなぞる。
「今日のパンツは白か」
「え!? なんで知ってるの?」
良子は驚いた表情で龍三の顔を見た。
「そりゃ、着替え見てたからさ」
「もーっ。何で見るのよ」
良子の顔が紅くなった。
「え? 俺はお前の裸全部見ちゃってるんだぞ。着替えなんて気にならないだろ?」
「それとこれとは話が別なの! もーっ!」
「…わからねえなぁ、女って」
苦笑いしながら龍三は答えた。
「はずかしいんだから…」
「でも俺は好きな女の着替えはやっぱり見たいぞ。かわいいからな」
「…」
「慣れればいいのさ。着替えは見られるものだって」
「…そんなに見たいの?」
「ああ勿論」
「…じゃ、今度からならいいよ…」
そのとたん、龍三の表情がぱっと明るくなった。
「よーし、じゃあこれで堂々とお前の着替えを見れるわけだな。楽しみだ」
「…男の子って変なところで喜ぶのね」
「そういうものなんだよ男ってのは。あ、裸で俺を待ってるってのは無しだぞ。着替えを見る楽しみがなくなっちゃうからな」
「裸でずっと待っていられるわけ無いでしょ…」
龍三は左手も使って良子の臀部を撫でた。
「はぁっ…」
「ん?」
龍三は良子の肩に手をやって押し上げると、良子を馬乗りにさせた。
「どうしたの?」
「なあ。お前、ひょっとして感じてる?」
「えっ? どうして」
「…乳首立ってるぞ」
確かに良子の乳首はパジャマにくっきり跡を残すくらい固くなっていた。
「やだっ、もう!」
「しょうがないだろ。パジャマの上にくっきり浮き出てるんだから」
「エッチ! 龍三のエッチ!」
良子は馬乗りの体勢で激しく龍三を揺さぶった。スプリングの反動で二人の体は激しく揺れた。
「おい、落ち着けって」
それでも龍三は慣れたような手つきで良子の乳首を摘んだ。
「あんっ…」
そのとたん、良子の動きは止まり、再び龍三に覆いかぶさるように倒れこんだ。
「へへへ。お前感じやすいんだな」
乳首をコリコリと弄りながら龍三は言う。
「だって…はぁっ…」
「でもそういう反応してくれるのってうれしいな」
「…え?」
乳首を弄っていた手を良子の背中に回し体を密着させると、龍三は耳元で囁いた。
「俺の手で感じてくれたことがだよ」
「……」
「お前が感じてるところを見るのは俺は好きだぜ」
「…」
「それに、人間だったら自然に湧き出る感情だろ?」
「…うん」
「だから我慢したりする必要はないんだよ。二人っきりのときはな」
龍三は良子の両肩を掴んでぐっと押し上げた。
「お前の全てを見せてくれよ。遠慮することは無い。全部受け止めるから」
「…うん」
両手で良子の頬を包み込んで龍三は続ける。
「感じてる良子、笑ってる良子、怒ってる良子…みんな好きだよ」
「うん…ありがとう」
「あ…でも怒る良子はあんまりみたくないな。なんか恐そうで」
「ふふ…私が怒るような事した?」
「例えばこんな事とかな」
龍三はパジャマに手を滑り込ませると下着越しに再び良子の臀部を撫で始めた。
「あっ! …もう…」
「パンツの手触りも好感触だな」
「もーっ、本当にエッチなんだから」
「…お前の今の表情、喜んでるようにしか見えないけど実際どうなんだ?」
ニカニカと笑って挑発するように龍三は言った。
「し…知らないんだから! もう! エッチ!」
良子は笑って倒れこむと龍三を力いっぱい抱きしめた。
「なあ…」
「…ん?」
「…聞きたいことがあるんだけど、いいか?」
龍三の胸に体を預けていた良子は龍三からの問いかけに顔を上げた。
「なに?」
「その、オレは殆ど知らないんだが、女の子の日ってのは、辛いのか?」
「うん…いっぱい血が出ちゃうから貧血になったりするよ」
「お前、今辛い?」
心配になった龍三が良子に問いかけた。
「あたしは今は大丈夫。でも時には重くなるときもあるよ」
「そうか…生理現象とはいえ、血が出たり大変だな」
良子の長い髪を指で弄りながら龍三は言った。
「体全体がだるくなっちゃうしね。体育のとき必ず数人見学しているでしょ。あれもそうなんだよ」
「まぁそうだろうな。貧血になっちゃうのに運動しちゃったらそれこそ大変だからな」
良子は体を起こすと両手をベッドに突き、体をずらして龍三に向き合った。
「あたしも聞いていいかな? 龍三の体についてのことなんだけど…」
「おっ、お前も男の体に興味を持ったのか。いいぞ何だ?」
「あの…その…」
良子は恥ずかしがって目を右往左往させた。
「大丈夫だよ、どんなことでも聞くから」
「じゃ、じゃあ聞くけど…あの…龍三って…しなかったらどうなるの」
「え?」
「だから…あたしとしなかったらどうなるの?」
「しなかったらってのは…ああ、そのことか」
「…うん」
「…そうか。気になるか」
良子は相変わらず視線をあっちの方向へ向けている。
恥ずかしくて龍三と視線を合わせることができなかった。
「別に照れる必要ないぞ。ちゃんと答えるから。だからこっち向けよ」
「……」
「俺のほう見ないと答えてやんねーぞ」
「……うん」
良子はゆっくりと目を動かすと、龍三と視線を合わせた。
「ああそれでいい。知りたいんだろ? 恥ずかしがる必要なんてないさ」
「…うん」
「さて、そうだな……しなかったら、溜まっちゃうんだよ。欲求と、その…精子がな」
「うん」
「欲求はまあ、別のことで発散もできるけど、精子だけはどうにもならないから。自分で出すしかないんだよ」
「え、自分で出すって?」
「そうだな。…いいのかなこんなことまで喋っちゃって」
こんなことはこれまで誰にも話した事が無い。
この先どうするべきか、龍三は悩んだ。
「お前、俺がこれから言うことに怒ったり、幻滅したりしない?」
「うん」
「本当か? お前さっき怒って暴れたじゃないか」
「あれは…龍三がエッチなこと言うからじゃない…」
今度は拗ねた表情で視線を外す良子。やれやれと思いつつ龍三は話を続けた。
「まあ俺が今から話すことはもしかしたらエッチなことよりもえげつないことになっちゃうかもしれないからな。それでも耐えられる?」
「…うん」
「じゃあ話すぞ」
良子は再び龍三と目を合わせた。
これからどんな話をするのか、良子の期待感を龍三は視線で感じ取った。
「…自分でこれを扱くんだよ」
「え?」
龍三は自分の下半身を指差した。良子の視線も自然と龍三の下半身に向いた。
「お前の太腿に当たってるこれだよ」
「…」
良子の太腿には、大きく膨らんだ龍三の股間がぴったりとくっついていた。
「…これを自分で?」
「ああそうだ。ただ扱くだけじゃ楽しくないからな。ここに来る前だったらエロ本やAV見ながらしていたんだけど」
「え、エロほ…AV…?」
「ここじゃそんなのは持ち込めないから、扱くときは専ら妄想だな」
「……」
視線は不動だが良子は顔を真っ赤にさせて口をポカーンとさせている。
「お前、大丈夫?」
「え? う、うん。大丈夫」
「幻滅しただろ。エロ本とかAVとか見ててさ」
「そ、そんなことはないけど…」
「ま、これが男の生理ってものだから許してくれよ。ここに来てからはそんなの見てないからさ」
「でも妄想でとか言ってたけど…」
「もちろん、お前のことを考えてたのさ」
「なっ…」
「へへへ。他の女は使ってないから安心しろ」
「…喜んでいいことなのかな…?」
「まぁ、今じゃそこまで溜まるなんてことはなかったからな。扱く必要なんかないわけでね」
「じゃあ、こんなに大きいのは溜まってるからなの?」
「二週間分だしな。まあ辛いってほどじゃないけど。我慢できなくなったら部屋に戻って自分で出すさ」
「……」
龍三はカツラを取り外すと布団を手繰り寄せた。
「よし、寝ようぜ。また明日ゆっくり話そうな」
「あ…あのね…」
「ん? 何だ?」
「その…溜まってるのが外に出たらいいんだよね」
「ん? あぁそうだけど」
「その…じゃああたしが…出してあげる」
「はぁ?」
良子はするすると体をずらして龍三の下半身へと向かう。
「おい、無理するなよ。そんな無理にやってもらわなくてもいいから」
「いいの。あたしがやってあげたいの。それとも嫌?」
「いや、嫌じゃないけど」
「それなら…いいよね」
良子は龍三のジャージとトランクスに手をかけると一気に引きずり下ろした。
『ビクンッ』
「きゃっ」
トランクスの中から勢いよく龍三のものが飛び出した。
「あ……」
龍三のそれは、これまで何度も良子の体を行き来していたが、まともに見るのは初めてだった。
「あ、あ…」
赤黒い鈴口を頂点に、良子の手の指5本分はあろうかという太い陰茎は真っ直ぐに天を突き刺すように聳え立っていた。
「……」
龍三は上半身を起こし、良子の顔を見下ろした。
「どうした?」
「大きい…」
「こいつがお前の体を出たり入ったりしてたんだぞ」
「こんな大きいのが…」
良子はじっと龍三の陰茎を見つめた。
「どうだ。初めて見た感想は?」
「…きのこに似てる」
「ははっ。確かに似てるな」
「…触ってもいい?」
「いいぞ」
良子は恐る恐る手を近づける
「大丈夫だよ。暴れたりしないからな。きのこだと思えばいいのさ」
笑いながら龍三が話しかける。良子の指が鈴口に触れた。
『ぴとっ』
「うっ」
「あ…ぷよぷよしてる」
笠の部分を良子は指で摘んだり、放したりして感触を確かめる。
「おちんちんの先って、柔らかいんだ…」
良子は続けて茎の部分に触れた。
「こっちは固いね…血管が浮き出てる」
「今体中の血がここに集まってるからな」
「そうなんだ」
「だから固くなってるのさ」
「こっちは?」
良子は陰嚢に指を這わせた。
「そこは…精子を造って保存しておくところだよ。キンタマだよ。キンタマ」
「キ…ここって蹴られると痛いんでしょ?」
「痛いどころじゃねえぞ。死にそうなくらいだぞ。ここは男にとって一番大事なところだから優しく扱ってくれよ」
「うん…ここで作って、おちんちんから出るのね」
「そういうこと」
良子は左腕をベッドに突いて体を支えると、右手で龍三の陰茎を握った。
「扱くっていうのは、これを上下させればいいのよね?」
「あ、それじゃなくって。お前にやってもらいたいことがあってさ。いいか?」
「うん。何?」
陰茎を眺めていた良子は龍三の問いに顔を上げた。
「口でできるか?」
「…おちんちんを?」
「ああ。無理にとは言わないから。嫌なら嫌でいいし」
「おちんちんを…咥えるのね」
「ああ」
「大丈夫。上手じゃないけどできる…と思う」
「そうか」
「その…龍三もあたしのを…してくれてるから…」
「そ、そうか。ま、まあ俺はお前のあそこがかわいいからいつもむしゃぶるようにしちゃってるけど……お前はまぁゆっくりやってくれればいいからさ」
「じゃ、じゃあいくよ」
両手で陰茎の根元を押さえて、良子の唇が龍三の鈴口に触れた。
「うっ」
「ご、ごめん。大丈夫?」
「あ、違うんだ。気持ちよくてさ」
「そ、そうなの…」
「ああ、だから続けてくれ」
「…うん」
良子は舌を伸ばすと鈴口の裏側に触れた
『ぺろっ』
「あっ」
『ぺろっぺろっ』
「ああ…いいぞ…」
「(あ…龍三の味がする…)」
舌の先を笠の部分に当てて細かく動かす。
『ぺろぺろぺろっ』
「あっ…くっ…」
「(龍三ったら、あたしと同じことしてる)」
舌がとても気持ちいい龍三は、片手は自然のうちにベッドのシーツを握り締め、もう片方の手は良子の後頭部に添えられている。
脚はつま先まで力が入っていた。
「(男の子も、同じなんだ)」
舌先だけでなく、舌全体を使って鈴口に触れた。
「ぺろっ…ぺろっ…」
舌が触れている時間が長くなったため、龍三が一度に感じる刺激はより強くなった。
「ああ…いいぞ良子…最高だ」
「龍三…喜んでくれてる……嬉しい」
良子は口を開くと、龍三の鈴口を口に含んだ。
『ぬちゅっ』
「う…いいぞ…そのまま深く咥えてくれ」
喉の奥に触れない程度に、良子は龍三の陰茎を飲み込んだ。
口の中で陰茎に舌を這わせると、舌伝いに龍三の鼓動を感じる。
「(すごい…どくんどくんしてる…)」
咥えたままゆっくりと顔を上げる。唇が鈴口に触れたところで再び下ろした。
「ああ…いいぞ…それを繰り返してくれ」
龍三のリクエストに応じて、良子は顔の上下運動を繰り返した。
『じゅるっ…ぶちゅっ…じゅるっ…ぶちゅっ…』
「あったけえ…」
良子の口の中では自然と唾液が湧き出でて、龍三の陰茎に絡みつく。
そのねっとり感と生暖かさが、龍三にとってはまるで良子と一体となったときと同じ感覚であった。
「はぁ…はぁ…いいぞ…」
龍三の眼下では、良子が只管龍三のものを愛している。
良子の顔に垂れ下がった長い髪をかき上げ、耳の後ろに戻してやると上目遣いで良子が龍三の顔を見た。
「(そんな表情で見ないでくれよ…弱いんだよその表情に)」
咥えたままでものを言えない良子に龍三は頭を撫でて応える。
「気持ちいいぞ。続けてくれ」
良子は目線で笑うと、再び熱心に顔を動かした。
「(ここは、どうなんだろう…)」
良子は右手を陰茎から放すと、龍三の陰嚢を触った。
『ふにゅっ』
「うっ…いいぞそこもしてくれ」
陰毛が指に絡まってちくちくするが、良子は陰嚢を弄り続けた。
「(ふわふわしてて…気持ちいい)」
陰嚢を優しく揉みながら顔の動きを更に加速させた。
『ふにゅっふにゅっ』
『ぐちゅっぐちゅっ』
「ああ…いいぞ…」
髪は乱れ、唾液が口から溢れても良子は気にせず顔を動かし続ける。
龍三は体の奥から湧き上がる射精欲を必死に堪えていたが、あまりに気持ちいい事と、2週間溜めていたことでついに堪えきれなくなった。
「やべっ、もう出そう…」
龍三は机の上にあったティッシュ箱を取ると急いでティッシュを取り出した。
「よし、もういいぞ良子。口を離せ」
だが良子は咥えたまま放そうとしない。それどころかますます動きを早める。
『ぐちゅっぐちゅっ』
「おい、もう出るからいいって。離してくれ、良子」
『ぐちゅぐちゅぐちゅっ』
「やべっ! もうでるっ」
『ドプッドプッ!』
「うぶぅっ!」
『ビュルッビュクッビュクッ…ビクン…』
良子の口の中で陰茎がぶるっっと震えた次の瞬間、龍三が2週間溜めに溜めた滾りを勢いよく放精した。
「はぁ…はぁ…良子…?」
良子はゆっくりと口を離した。
口の中には、龍三の滾りそして自分の唾液でいっぱいになっていた。
「ほら、もういいから。吐き出せ、な?」
龍三は手に取ったティッシュを良子の口に当てた。しかし。
『ごくんっ』
「なにっ!?」
良子は口の中に溜まった龍三の滾りを飲み込んだ。
「げほげほっ! げほっ!」
「お、おい! 大丈夫か!」
飲み込んだ際、龍三の滾りが喉に詰まり、良子は咽返ってしまった。
龍三は良子の口をティッシュで押さえて、唾や滾りが飛び散らないようにした。
「ごほっごほっ」
良子の背中をさすって気分を落ち着かせる。
涙目になった良子はようやく気分を取り戻した。
「大丈夫か」
「うん…」
龍三は良子が唾液精液諸々を吐き出したティッシュをくしゃくしゃに丸めるとゴミ箱に放り込んだ。
「気分悪くないか? 口の中濯いできてもいいぞ」
「うん…」
良子は立ち上がるとバスルームへと向かっていった。
それを見届けてから龍三はベッドに横になった。
ぼーっと天井を見つめる。
バスルームからは水の流れる音が耳に入ってきた。
「ふう…あいつ、はじめてのくせに上手だったな…」
視線を下半身に向けると、少し前まで良子に咥えられていた龍三の陰茎はすでに力を失い普段の大きさに戻っていた。
やがて水の音が止まり、バスルームのドアが開き良子が姿を現した。
「気分悪くないか?」
「うん」
良子がベッドに近づく。龍三は腕を伸ばして良子を招いた。
「あ…」
ベッドに膝を突いて龍三の懐に入ろうとした良子だったが龍三の下半身を見てふと声を上げた。
「どうした?」
「あんなに大きかったのに、小さくなってる」
龍三が良子の視線を追うと、その先にあったのは龍三の陰茎だった。
「ああ。お前に全部吸いとられちゃったからな」
「これじゃだめなの?」
「いいや。これは満足した証だから問題ないぞ。それとこれは小さくなったんじゃなくて、元の大きさに戻っただけだからな」
「普段はこの大きさなのね」
「そういうことだ」
龍三は寝そべったまま、良子によって脱がされた下着とジャージを穿いた。
「さあこっちにこいよ」
龍三は懐に良子を招きいれると良子の頬にそっと触れた。
「すまなかったな。無理させて」
「ううん。いいの。龍三、今日がダメな日って言った時すごい残念そうな顔してたもん」
「そんな表情してた?」
「うん…」
「そうか。ありがとな」
「いいよ。あたしも龍三の事いろいろわかったから」
「ん? なにがわかったんだ?」
「えっと、おちんちんが小さくなることと、顔が引きつってたこと」
「そんなに引きつってたのか?」
「うん。あたしがおちんちんを舐めてたときしか見てなかったけど」
「まあ…お前の舌触りは最高だったからな。気を抜いたらすぐにいっちまいそうだったんだよ」
「そうなんだ」
「それと、これは元の大きさに戻っただけだ。小さくなったわけじゃないと何度言ったら分かるんだよ」
「でも大きいのより小さいほうがかわいいね。おちんちん」
「…うーん、かわいいって言われるのも変な気分だけどな…」
龍三は手元のスイッチで室内灯を消し、枕元の電気スタンドを点けた。
「女の子の日ってのはいつ終わるんだ?」
「大体1週間後かな」
「そうか。来週になるまではダメか」
「あ…あのね」
良子は顔を上げると龍三の顔を見て言った。
「…もし龍三が我慢できないのなら、また明日してあげる…」
「ふーん…」
「な、何?」
「本当はお前、こいつに興味持ったんじゃないの?」
龍三は腰を振って良子の太腿に陰茎を擦り当てた。
「ち、ちがうわよ。ちゃんと龍三のことを考えて…」
「本当か?」
「…」
「ま、お前が望むならいつ咥えてもいいぞ。空いてるから」
「……」
「明日の朝だったら多分一番元気だぞ。俺を起こす前に咥えてみる?」
「も…もう…エッチなことばっかり」
顔を真っ赤にした良子は龍三の体から降りると布団をかけてそっぽをむいてしまった。
龍三はごそごそと布団の中に入り込み、良子の体を背中から抱きしめた。
そして良子の耳元でささやいた。
「お前のためならいくらでもエッチになるさ。それに、エッチなことをしたのはお前も俺も同じだろ」
「……」
「俺の体、お前の好きにしてもいいんだぜ。そういう間柄だろ俺たちは」
「……」
「俺はお前の体を存分に味わったからな。今度はお前の番だよ」
「…うん…わかった」
顔を背けたまま、良子は龍三に応えた。
「じゃあ、また明日したい?」
「…したい」
「なあ、こっち向いて喋ってくれよ」
抱きしめていた腕を解放すると、良子の体が180度回転し龍三と正対した。
「明日もしたいんだろ?」
「…はい」
良子の答えに龍三はニヤリと笑った。
「よし。俺が寝てるときでもいいけど脱がせた服だけは元通りにしておいてくれよ」
「もうっ。だから寝てるときはしないわよ」
「わかったわかった。じゃ、朝起きたらな」
「…」
「こうしちゃいられねえな。さっさと寝ないと。明日の朝は期待してるぜ良子」
「…おやすみなさい」
「おやすみのキスは?」
「…」
『ちゅっ』
「ん〜、これで眠れる……」
「……」
一人起きている良子はただじっと龍三の寝顔を見ている。
「…龍三、寝ちゃった?」
龍三からは何の返事も無くただ寝息だけが良子の耳に入ってくる。
「…」
良子は布団の中に視線を移す。
布団の中は電気スタンドの明かりがわずかに差し込んでいるだけで奥のほうは真っ暗である。
「……」
龍三の顔と布団の中を交互に見る。
良子はそっと手を動かすと龍三の下半身に向かわせようとした。
ベッドの上を良子の手が滑る。
「…」
だがもう少しで龍三の股間に触れるところで、良子は手を引き戻した。
「(…やっぱりやめた)」
良子は布団の中から手を引き抜くとその手で、電気スタンドを消した。
「(もし起きちゃったら…何言われるかわかんないし。また明日…龍三の顔もみていたいしね)」
良子はスタンドの明かりを消すと龍三の胸に抱きつき眠りについた。
「(…なんだ。触ってくるかと思ったのに)」
寝たふりをして良子の様子を窺っていた龍三が目を開けた。
チラチラと薄目を開けて良子の様子を見ていたのだが、良子の視線は龍三の下半身に向いていたため気付かれることはなかった。
胸の中の良子が眠ったことを確認して、龍三も眠りについた。
躊躇した良子とは違い、龍三の手はしっかりと良子の胸とお尻に添えられていた。
おわり