朝: 「RPG,すなわちロ−ルプレイングゲ−ムだね」
幻: 「そう、今日の論議はこれだ,近ごろはCDロムとなったお蔭で格段と容量が増えましたなぁ」
朝: 「それに比例して、ムービーや声優陣を多用してますね」
幻: 「そしてそれに反比例して内容が薄くなること薄くなること」
朝: 「冒頭から喧嘩売ってますねぇ、いきなりな問題発言」
幻: 「だってそうだろ? 私は純粋なRPGを求めているんだよ。ムービーみたいならビデオでつくりゃあ良いじゃん」
朝: 「確かに各シーン毎のアニメーション効果なんてのは、場を盛り上げる一効果でしかないはずなんだよね」
幻: 「そう! その効果をメインにしてどうすんだっちゅうの!」
朝: 「でも大多数の市場はそれを求めているんだから、仕方ないじゃんよ」
幻: 「…そう言われちゃ、おしまいなんだけどね」
朝: 「こういう状況になったから言えるけど、RPGには2種類あるよね」
幻: 「うん,ストーリー重視の「観せる」RPG,最近のものはこれが主流だな」
朝: 「そして「育てる」RPG,初期ドラクエやウィザードリィなんかがモロにこれね」
幻: 「育てる」RPGはキャラクターに親近感を覚えるな。余計な脚色やストーリーが希薄な分、それをプレイヤーが己の想像力でフォローするから」
朝: 「そうだねぇ、「観せる」RPGは楽しいんだけど、長続きはしないよね」
幻: 「どちらも一長一短で、各々のやり方で伸ばして欲しい,でも「観せる」RPGがホント,近頃酷いんだ」
朝: 「声優マニーとかアニメファンを引き付けようと、何も考えないで「それらしい」キャラクターをポンポンだすんだもんね」
幻: 「特に「女性キャラ」が多い! 多すぎる,何であんなに多いんだ??」
朝: 「ユーザーが未だに男が多いからじゃないの?」
幻: 「それもあるかもしれない,しかし「男性キャラ」で良いのが出てきたら、今度は女性ファンが結構つくんだ,だから女性でRPGする人も決して一昔のように少なくはないぞ」
朝: 「そうねぇ,ま、RPG批判はここまでにしておこうよ」
幻: 「そだね,終わりそうもないし」
朝: 「本題に戻ってRPG,最近はファンタジー世界を舞台にしたものって少なくなったよね」
朝: 「ああ、飽きたんだろうな,作る側が」
朝: 市場じゃなくて?」
幻: 「だって、ゲームする年代って、幅は広いけど常に一定してるじゃん」
朝: 「ドラえもんの人気が不滅なのと一緒か」
幻: 「うん,常に新しい世代があるからね。でも作っているのは世代の交替よりも長いし」
朝: 「ふ〜ん、それも一理あるかもね,話変わって、ファンタジーRPGの登場キャラって、いつ「トイレ」に行ってるのかな?」
幻: 「某書物では「ワルキューレはトイレには行かない,女神だから」とか書いてあったね あと風呂とか,あいつら、多分臭いぞ」
朝: 「う〜ん、そんなこと言うんだったら、モンスター側からすれば冒険者は突然襲ってくる盗賊団と変わらないじゃない?」
幻: 「殺してお金を奪うからねぇ,極悪非道だね」
朝: 「ファンタジー世界に限らないね,でもどうやってモンスターとかはお金を持っているんだろう?」
幻: 「バイトしてるんだよ,多分」
朝: 「スライムがツルハシ持って、え〜んやこらと…微笑ましいね」
幻: 「と、時間がきたようだ。本日はここまで」
朝: 「良いRPGは時々あるんだけどね」