勝手に物申す 〜その弐〜


お題:『SLG』


朝: 「そんな訳でSLGだね」

幻: 「シミュレーションゲーム,簡単に,そう、本当に簡単に言うと『その業界を疑似体験する』とも言える」

朝: 「色々あるよね〜」

幻: 「ああ、戦略シミュレーション,経営シミュレーション,そして恋愛シミュレーション」

朝: 「最後のは別格かな」

幻: 「恋愛シミュレーションはその通り、別格と考えた方が良い。あんなのはシミュレーションじゃないよ」

朝: 「へいへい,んじゃ、語ってもらいましょうか」

幻: 「戦略シミュレーションって言ったら、光栄!」

朝: 「三国志,信長の野望,ジンギスカン! この3本柱だ!」

幻: 「根強い人気だね,特に前の2つは。バージョンアップを重ねに重ね、今やホントに武将になった気分!」

朝: 「シミュレーションそのものだね」

幻: 「そして経営シミュレーション,これは実は私、かつてあった雑誌MSXFANに飯島健男氏がコラムで連載していた『ゲームデザイナーへの道』(だっけな?)に投稿して2ヶ月間取り上げられたというちょっち嬉しい想い出があるんですな」

朝: 「どんなのを投稿したの?」

幻: 「ずばり『俺が飯島健男だ!』,ゲーム会社を経営するSLGだよ」

朝: 「…おいおい」

幻: 「批評が凄い,飯島氏曰く「俺はやりたくない,いつもやってることだし」」

朝: 「ははは」

幻: 「そして氏は曰く,実際その仕事に就いている者に「やりたくない」と言わせるほど内容は練り上げられて意表を突いていると最上級の誉め言葉を受け取ったのぅ」

朝: 「SLGの骨頂ってことか」

幻: 「要するにSLGには『仕事の楽しさ』に近いものがあるんじゃないかと思う。疑似体験であるからこそ、ゲームなんだ」

朝: 「なにもドンパチやるのや怪物倒すだけがゲームじゃない…か」

幻: 「基本的に疑似体験こそがゲームじゃないのか? RPGにしろシューティングにしろ、実際でないから楽しめる,SLGもそうだ」

朝: 「シューティングが反応の疑似,RPGがキャラクターに対する異世界の疑似,SLGは思索の疑似ってことかな」

朝: 「思索を巡らせるゲーム,SLGはある意味では大人のゲームなのかも、しれないね」