時代の風に向かって


お題:『バトルタイクーン』


幻: 「『2D格闘の逆襲!』というウリ文句のSFは対戦可能格闘ゲーム! ライトスタッフより発売」

朝: 「バーチャファイターとか鉄拳とかボリゴン全盛期に敢えて2D格闘を出したのには訳がある!」

幻: 「そう、それは『起用した声優人のギャラのせいで開発費が回らなかったんじゃねぇの?』疑惑」

朝: 「…っつうか、そんなところで金かけないでよ…」

幻: 「では作品の紹介をば。これはちょっと育成感覚も盛り込んだ格闘ゲームだ」

朝: 「ほぅ」

幻: 「この世界は戦闘種族(獣人)に魔法種族,体を機械化した機械種族の三種族が生活していた。んで闘技大会があって優勝目指して勝っていくという話」

朝: 「裏も表もないわね〜」

幻: 「いや一応個々のキャラクタ毎に込み入った事情があっておれなりにスジは通ってるんだけどね。ま、それはここで述べる必要なし」

朝: 「で」

幻: 「そう,で、プレイヤーの選べるキャラクターは以下の通り!」



  バング・バイボット(CV:緑川 光)
   戦闘種族のガキ大将的な少年。豪快な典型的主人公。

  ティリア・ローゼット(CV:林原 めぐみ)
   バングの幼馴染みのかわいい系の女の子,魔法種族。
   こんな奴に負けた日には悔しくて夜も眠れん。

  スピノザ・サンダーヘッド(CV:檜山 修之)
   魔法種族の若き評議会元首,一番偉い人。女の子にモテモテです,
   こいつにも負けた日には夜も眠れず。

  ハーマン・ド・エラン(CV:水谷 優子)
   ナイスバディの戦闘種族。スピノザのSPで実はファンらしい,
   初心者は使いやすい。

  オットー・ハルフォード(CV:辻谷 耕史)
   クールな機械種族のナイスガイ、スピノザのSP。
   あんまりしゃべらない,実は単純(?)。

  カルナーサ・ル・ボン(CV:渡辺 久美子)
   機械種族の盗賊団女リーダー。小柄に比例して態度はL。

  シーナ・バンパイド(CV:古田 古奈美)
   スピノザの秘書を務める魔法種族のお姉さん。
   その正体は実はスゲェ気弱なバンパイア。

  ガストン・スレイド(CV:青野 武)
   ヘビー級の機械種族のおっさん。
   破壊力はあるけどスピードがないというザンギエフ的キャラ。

  パチェット・ベイン(CV:緒方 恵美)
   大柄な戦闘種族の女剣士。美形を見ると男女問わずに
   迫るそうな…。姉御的性格。



朝: 「CVの本人とキャラが被って見えるんですけど…」

幻: 「特にパチェットが「まんま」ですな、まじで笑ったよ。私は銀吠えリスナーだったから特に「こりゃスゲェ」って感じだった。両刀なところとかさ」

朝: 「しっかし改めてみると、絶対お金かける部分を間違ってるよね」

幻: 「そうだな、でもここまで見せつけられると逆にアッパレと言いたくなる」

朝: 「そうだね〜 ある意味、声優マニーには注目の逸品だし」

幻: 「ゲームを作るんだったら無難なのを作るんじゃなくて、なんでもいいからこれといったポリシーを持ってもらいたいもんだな」



 *注 : 銀吠えリスナーとは

   イマジニアがバックアップのラジオ番組『緒方恵美の銀河に吠えろ!』
   のリスナーのこと。この番組は主にメルティランサーを背景にリスナー
   からの手紙を中心として二年半ほど放送された。パーソナリティー緒方
   氏の周りに巻き起こる投稿葉書の独特な笑いと、時に寄せられる相談の
   声に対する氏の真剣な応答が番組に深い立体感を持たせ、聴く者を虜に
   した。なお緒方恵美氏は「声優」でも「パーソナリティ」でもなく、あ
   くまで「役者」であることをここに付け加えておく。(文責:幻)