幻: 「スライムを三匹倒す!」
朝: 「マトックが出たよ!」
幻: 「剣を出したまま、立ち止まることなくメイジの呪文を盾で受け止めろ!」
朝: 「よし、剣が出た!」
幻: 「マトックを使い切れ!」
朝: 「シルバーマトックをゲット!」
幻: 「セレクトボタンを押せ!」
朝: 「パールをげっとぉぉ!!」
幻: 「え?」
朝: 「セレクト?」
………
……
…
幻: 「ってな訳でドルアーガの塔! ナムコより。説明はパスな!」
朝: 「60階まで登りますかぁ、それにそのほとんどの階で宝箱取らなきゃいけないし、攻略本ないと出来ないよ、難しすぎ!」
幻: 「セーブ機能がないのが痛いよな。延々と塔を攻略して行くんだ」
朝: 「でもさ、これって進めるごとにどこかドキドキするよね」
幻: 「?」
朝: 「次の階には何がいるんだろう? うぁ、ドラゴンだ,イシュタルだ、とかさ」
幻: 「まぁね。実際ドルアーガのいる59階は音楽も違うし、それまでの苦労も手伝って思わず手に汗握るよな」
朝: 「うんうん。60階でロッドを供える順番を間違えると全然違う階に突き落とされたりね」
幻: 「そして騎士ギルは石にされた巫女カイを助けてめでたしめでたし」
朝: 「本当にめでたしなの?」
幻: 「?」
朝: 「今度は降りなくちゃ,裏口なんてないんでしょう?」
幻: 「うむ、それに関しては降りる方のゲームも出ているからな。そっちを続きを楽しむがいい」
朝: 「主人公達にとっちゃ、たまったものでないね、ドルアーガの塔…」