お貢ぎなさい


お題:『アンジェリーク』


朝: 「ルヴァ様、L・O・V・E〜(野太い声で朗らかに)

幻: 「どどど、どうした?! 朝?!?!」

朝: 「アタシはスモルニィ女学院の女王候補・アンジェリークよん♪」

幻: 「…こ、壊れてる…しっかりしろ!!」

朝: 「うるさいわねぇ、ロザリア。助手にしてあげるから引っ込んでなさいな」

幻: 「オレ、ライバル!?」

朝: 「さぁ、守護聖ども。アタシの魅力に取り付かれた哀れな子羊ちゃんたち,アタシの為に尽くしなさいな,お〜っほっほっほっほ〜〜〜

幻: 「とまぁ、9人の守護聖どもを乙女ちっくに誘惑したり、「私、まけない!」ってな具合にいじらしく見せて同情買ったり、時には拝み倒して扱き使う、天下の光栄の恋愛(?)シミュレーションゲーム『アンジェリーク』です」

朝: 「ライバルのロザリアを牽制しつつ、宇宙の次期女王テストとして未開の惑星をどちらがどれだけ開発できるかを競うんだよ。もっとも「真剣に開発」しすぎるとあっという間にゲームが終わって恋愛も糞もないので要注意だけどね」

幻: 「このゲームで異色なのは主人公が女の子で、対象が美男子ばかりというところだな。結果的に貢がせるという発想がゆがんでいるように思えるのはオレだけか?」

朝: 「男は貢ぐもんなのよ!」

幻: 「ゆがんどる。それ、ゆがんどる…」

朝: 「ところで光栄がこんなゲーム出したのは驚きよ。これまで信長とか三国志とかジンギスカンってな具合のシヴイ戦略ゲームがかりだったのに…」

幻: 「戦略という点では全く外れてはいないけど、確かに異色だ。でも光栄って大昔にHなゲームも出してたし」

朝: 「うぇ、まじ?」

幻: 「うん、テープでね,PC-8001か何かだったかな?」

朝: 「れ、れげ〜?!」

幻: 「ここの管理者はSFでこのアンジェリークが出た時、発売日の次の日に買ったそうな」

朝: 「管理人は確か男でしょ,物好きな…」

幻: 「本人は三国志風な漢(おとこ)どもが跋扈する、実に光栄らしい恋愛シミュレーションと思っていたそうな」

朝: 「三フォクシー?!(三国志+フォクシー/フォクシーは確かHなゲーム)」

幻: 「そんな某雑誌MSXF○Nの投稿葉書ネタに惑わされたんだろうねぇ(遠い目)」

朝: 「でもゲーム的には面白いと思うよ。一部熱烈なファンもいるしさ」

幻: 「そうだね。ただある意味で人を選ぶゲームだと思うぞ…」

朝: 「う、うん…ともあれ、ルヴァ様、L・O・V・E〜(野太い声で)

幻: 「やめんか!」