『菊島の叫び』

著者:元



Episode 1
 菊島:「私をミトって言うなぁぁ!!」





Episode 2
 「ふぅ、お仕事もやっと終わりましたねぇ」
 ズレた眼鏡を右手で戻しながら、ショートカットの女性は唯一の男性に話しかける。
 「ああ、今回は結構面倒な化け猫だったね」
 「ともあれ、さ、打ち上げ打ち上げ!」
 そんな二人の間に入りこんできたのは、童顔の女性だった。
 見た感じは服装を変えれば小学生でも通じる様に思える。
 「さ、撤収撤収!」
 「「は〜い」」
 よっぽど社長らしい蘭東の一声によって、5人の女性と1人の男は後片付けを始めた。


 「お客様は何名様でしょうか?」
 「6人よ」
 居酒屋むら●き,一仕事を終えた6人は大衆居酒屋に足を運んでいた。
 店員に案内され、大きなテーブルに腰を落ち着かせる神楽一行。
 「おっちゃん! 生中6つ!」
 菊島社長の景気の良い声が飛ぶ。
 しかし…
 店員は困った顔をして言い放った。
 「…お客様、当店では未青年の方に酒類の販売は行っておりません」
 「「……・・」」
 神楽一同は一斉に菊島を見つめる。
 「あ、あたしぃぃ?!?!」





Episode 3
 菊島:「…私のメイルスーツなんて何処探したってないわよ!」