今もって、その全貌が明らかになっていない数々の謎に包まれた化け猫達。その謎の一つ、「いったい、いつ頃から化け猫質は組織だった活動を開始したのか?」に迫りたいと思います。
さて、活動を開始した時期を推測する手がかりとしてあげるのは、第一巻141ページ2コマ目での高見ちゃんのセリフ、「前回のに類する事件」です。ただ、この場面では、この事件は化け猫たちの仕業ではないと、あっさりと否定されてますが、本当にそうなのでしょうか?少しでも繋がりはないのでしょうか?自分はそう思い、化け猫たちのにおいが少しでもそこに残ってないか必死に調べ、ついにある繋がりを発見しました。では、それは何なのかを説明する前に、その「前回のに類する事件」の内容について説明いたします。
この「前回のに類する事件」というのは、昭和59年11月16日午前11時52分に東京都世田谷区太子堂四丁目、世田谷電話局そばの地下溝で通信ケーブルが燃えた火災のことを指します。この火災により約9万回線が不通になりました。以下に少し詳しい事を箇条書きにして記します。
と、長々と事件の事について書いてみましたが、もちろんのことながら、この中には「化け猫」、「黒猫」の文字は見られません。しかし、エイクウが使う鋼の糸ぐらいの細い繋がりを自分は発見しました。まずは、第2巻「ビギナーズ」の回、20ページから21ページを見てください。田波君が化け猫と闘っていますね。そのシーンで田波君が化け猫を退ける為にガスバーナーを使ってるところに注目してください。化け猫がえらく脅えていますね。はたして、こんなに脅える必要があるのでしょうか。「綾金市街戦」ではソックスは爆発するプラウラの中で平然と立っていました。とすれば、こんなにも脅えるのは不自然です。(「神楽総合警備の夏休み」で、まやちゃんが煮立っている鍋に驚いているシーンがありますが、これは水が嫌いということで)そこで次のような解釈を自分はしました。
まず、化け猫はガスバーナーの火に脅えているのではない。実はこの化け猫は先の事件に関わっていて、田波が使うガスバーナー(ただし事件が起こった作業で使っていたのは、ガソリンを燃料とするトーチランプ)を見せられた時に、その事を思い出し、「人間側は誰も知らないはずの内幕をなぜ知っているのか」と驚いた。と、いうような解釈をしました。
で、結論として、既にこの時期(昭和59年)には、もう化け猫達は組織だった活動をしていた事になります。
ところで消防庁の方、もう一度事件を調べてください。トーチランプの元栓に猫の毛がついているはずですよ。(本気にしないでくださいね) P>