第10話「バケラッタ」
○アバン
ナレーション(菊島)
『神楽総合警備は人類社会の裏側に暗躍する魑魅魍魎を撃退すべく設立された民間企業である。先進のコンピュータ・プログラムを駆使して敵に挑む、有給休暇なきサラリーマンたち……。社会に安寧と秩序をもたらすため、彼等は今日も出勤する!』
○サブタイトル
神楽女性陣
『裏っ!』
田波 『ジオブリーダーズ。バケラッタ』
○神楽警備保障
いきなりジャジャンと現れる化け猫!
化け猫 「ふははは。あははは。いきなり、我ら化け猫に敵対する神楽総合警備のオフィスにきさーくな感じで入ってきた私は、化け猫科学班が開発した特製化け猫爆弾を放り投げてやるーっ!」
菊島 「うわー、のけっから大ピンチよ!」
田波 「みんなふせろーっ!」
化け猫 「くらぇっっっ!」
ドカーン、大爆発が起こる!
化け猫
「ふふぁっふぁっふぁっ、これで、神楽もおわりよ!」
***以下、対訳が知りたい人は、ドラマアルバム2を買ってください***
梅崎
「チッチッチッ。バケラッタ、バケラバケラバケラッタ」
桜木 「バケバケラッタ、バケラッタ?」
田波 「バケラッタバケラッタラッタッタ」
化け猫 「ふはは。間抜けで無様だぞ、神楽」
菊島 「ラッタバケ、バケラッタタッタッタ」
蘭東 「バケラ、バッバッバケラッタ?」
化け猫 「ふっふぁふぁふぁ、聞いて驚け、神楽。この新型爆弾は、人間の脳にある言語機能に刺激を与え、『バケラッタ』って喋らせる効果があるんだよ」
菊島 「バケラッタ?」
蘭東 「バケラッタ、バッバッバケラバケラッタッ!」
化け猫 「あ〜ん、だからさ。お前たちは、このままお間抜けなセリフを喋り続けることになる。恥ずかしいだろ。ねぇ。そうだろ。ははははははぁー!」
田波 「バケラッタバケバケラッタ」
梅崎 「バケラ、バケラッターィ!」
ドキュンドキュン。銃を放つ梅崎。
化け猫
「お〜、効かないなぁ」
蘭東 「バケラッタ、バケ。バケラッタバケラッタバッバケラッタバケラッタ?」
田波 「バケラッタ、バケラッタケラッタバケバケバケバケラッタ」
化け猫 「その通り。元に戻る方法を知ってんのは私だけだ」
桜木 「バケラッタバケラッタ、バケバケラッタババケラッタ〜」
姫萩 「バケ〜、バケバケラッタ」
田波 「バケラッタ、ケラッタバケラッタッタェ〜」
菊島 「バケ〜、バケラッタ?」
化け猫 「なんだい、同胞を何匹も封印してきた神楽総合警備社長、菊島雄佳?」
菊島 「バケラッタ、バケバケラッタ、バケラッタラッタラッタ、バケラッタ?」
化け猫 「あー、肩凝っちまったな」
菊島 「アー、バケラッタ。バケラッタ、バケバケバケラッタラッタ」
田波 「バケラッタ。アー、バケラッター、バケラッタバケラッタ?」
化け猫 「なぁーあー、そこじゃねぇんだよ。もうちょっと首筋の方がね凝ってんのほら」
田波 「ケラッターバケラッタ?」
化け猫 「なぁあー、そうそうそう。気持ちいいなぁー」
田波 「バケラッタ」
菊島 「ラッター、バケラッタッタッバケー……」
化け猫 「んー、話してやりたいが、その前にお茶が飲みたくなったなぁー。うーんと濃いヤツ」
菊島 「ラッターラッターバケラッタ。バケバケラッタ、バケラッタ!」
桜木 「バケバケバケラッタ」
トテテと歩いていく桜木。
梅崎
「バケラッタバケ。バケバケバケラッタ」
蘭東 「バケラッター。バケラッタ、バケラッター?」
トテテと戻ってくる桜木。
桜木
「バケバケラッタ」
化け猫 「おお、すまんな。(飲んで)だだだ、あちっあちっあちっ、熱いじゃないか、このメガネッコ!」
桜木 「バ、バケラッタ」
化け猫 「お前らねぇ全員減点1だ。減点が3になったら俺は帰るからな!」
菊島 「ケッ、ケラッタ。バケバケバケラッタ」
蘭東 「バケラッタ、バケラッター!」
桜木 「バッ、バケラッタ!」
トテテと歩いていく桜木。
化け猫
「ったく、融通のきかないヤツラだぜ」
姫萩 「バケ、バケラッタ」
化け猫 「吸わな〜い」
姫萩 「バケラッタ〜……」
田波 「ケラッター、バケラッタケラッタ。バケバケバケラッタ、バケラッタバケラッタバケバケバケラッタ……」
梅崎 「バケラッター」
ガチャッと対戦車ライフルを構える梅崎。
化け猫
「なんだねぇ〜、梅崎真紀が持っているその対戦車ライフルは?」
梅崎 「ラッタ、バケラッタバケラッタ。バケラ、バケラッタバケラッタバケラッタ!」
菊島 「ラッタ!」
梅崎 「バケラッター!」
ライフルが発射されて辺りが吹き飛ぶ!
菊島
「ラッタ、バケバケ……」
蘭東 「バケラッタ、バケバケラッタ〜」
トテテと戻ってくる桜木。
桜木
「バケバケラッタ」
化け猫 「なぁ〜、すまんな、メガネッコ。(飲んで)お〜、今度はテイスティだぞ」
桜木 「ン〜、バケラッタバケラッタ」
菊島&蘭東&梅崎&姫萩&田波 「ラッタバケラッタッッ!」
化け猫 「ふははははは。そこにいる紅の流れ星っぽい梅崎真紀の攻撃など、私には通用しない。残念だったな」
梅崎 「バケラッタ?」
蘭東 「バケラッタバケラッタ」
化け猫 「ちなみに、これで減点2だ」
菊島 「バケラッタ、ケラケラバケラッタ!バケラッタバケバケバケラッタッタッタ」
化け猫 「その通りだよ、菊島由佳。あはははは」
田波 「ラッタ、バケラッタ。バケバケラッタラッタラッタッタ」
蘭東 「ラッタラッタバケラッタ?」
田波 「バケラッタ、バケラッタバケラッタ。タラッタラッタバケラッタバケバケラッタ」
梅崎 「バケラッタ」
化け猫 「おい、そこ、何をコソコソ話してる」
田波 「バケラッタ、バケラッタバケラッタラッタ……」
菊島 「バケラッタ!」
その時、ドアがガチャッと開いて。
神楽全員
「ラッタ!」
まや 「…………あ、部屋に入った途端、喋りたくて喋りたくてどうしょうもなくなってきました。なんなんですか、これ?」
田波 「バケラッタ、バケラッタバケラッタケラッタバケラッタバケラッタラッタラッタバケ!」
まや 「何を言っているんですか。新手のパーティ・ジョークですか?」
田波 「バケラッタ、バケラッタバケラッタ!」
まや 「あ、化け猫がいる」
化け猫 「ふははははは。神楽は全員新型爆弾の餌食になったのだよ」
まや 「そんな。あの爆弾は未完成で、時間が経てば、その効果は消えるはずなのに……」
化け猫 「あら、何、そっそうなの!」
菊島 「ケッケッケ、ラッタバケバケバケラッタ。ケラッタ、バケラッタバケバケバケラッタ!」
田波 「ラッタ!」
蘭東 「バケラッタ」
梅崎 「バケラー」
桜木 「バケラバケラバケラバケラッタ」
化け猫 「だぁー、やめろ。私がね悪かった。やめてくれ。お願いだから」
菊島 「バケラッタバケバケ。バケラッタ!」
田波 「ラッタ」
スイッチを押す田波。
田波
「ケラッター!」
ガガッ、封印される化け猫。
化け猫
「ぎゃああぁっっっっっっっっっっっっ」
プスプスと焼け跡が残っているオフィス。
菊島
「バケラッタ」
蘭東 「バケラッタ」
田波 「ラッタ。バケラッタラッタバケラッタバケ?」
まや 「開発途中だから、私にもわかりません」
神楽全員 「バケラッタッッッッッ!」
田波 「ケラッタバケラッタ?」
菊島 「ケラケラバケバケ?」
蘭東 「バケラッタ、バケバケラッタ〜」
梅崎 「バケラッタバケラ……」
姫萩 「バケ、バケラッタ?」
まや 「そ、そのうち、直ると思いますから」
菊島 「バケラッタバケバケバケラッタ!」
田波 「バケラッタ、バケラッタラッタバケ!」
まや 「食事なら作りますよ」
田波 「ラッタ、バケラッタラッタァッッッ!」
蘭東 「バケラッタ、バケラッタバケラッタ?」
梅崎 「バケラッタ」
姫萩 「バケ、バケラッタ?」
まや 「裏ジオブリーダーズ。とりあえず、おしまいです」
神楽全員 「バケラッタァ〜ッ……」
そんでもって。
田波
「……って、本当にこんなんっでわかってもらえたのか?」
菊島 「大丈夫。CDに収録される時には対訳がつくから」
まや 「つまり、買ってほしいんですね?」
菊島 「そういうこと」
田波 「宣伝かいっ!」
ナレーション (田波)
『原作・伊藤明弘、構成/脚本・黒田洋介、演出・若林和弘、音楽・中川幸太郎。出演……』
田波
「バケラッタ、三木眞一郎」
菊島 「バケラッタ、こおろぎさとみ」
蘭東 「バケラッタ、今井由香」
梅崎 「バケラッタ、久川 綾」
桜木 「バケラッタ、矢島晶子」
姫萩 「バケラッタ、日高奈留美」
まや 「まや、飯塚雅弓」
化け猫 「化け猫、亀山助清」
ナレーション (田波)
「バケラッタバケラッタラッタバケラッタバケ!」
菊島
「いっかがでしたぁ? ちゃんとバケラッタの数もあってるんだって。何はともあれ、楽しんで頂けました?」