Diary - mixi etc. Ver.
他人にしてはいけない話としての一つに、夢の話がある。 この夢というのは寝ていて見る夢のこと。 聞かされる方は、まったくもって夢の中の話なので意味が無いことこの上ない。 しかし話す方は、話してみたかったりする。 何故ならば、寝ていて見る夢というものは本人にとってはその時点においてまごう事無き現実であるからだ。 夢の中で「あ、コレは夢だな」なんて思えることは少ないと思う。 大抵は夢だと分からずに、夢の中で現実であるかのごとく振る舞い、行動すると思う。 だからこそ、話す方は「いやぁ、こんな夢見ちゃってさぁ」なんて言いたくもなるし、聞かされる方は「いや、だってそれ夢やん」とつまらなく思うのがオチであろう。 で。 先日、変な夢見たわけよ。 つまらない話なので、この先を読んで「だって、それって夢の話だろ」って思い、「つまらんものを読んでしまった…」とゴエモンばりのセリフを吐くであろうと思われる方は読まない方が良いと思う、うん。 夢の中で、何故か私は死刑囚。 それも執行前夜。 そこで私は妙に観念してしており、罪に対する反省もしていた。 というか、何の罪だったのかは今を以って不明ではあるが。 果たして私は、確実に来るであろう死を前にしてどういう態度を取るのか? それをこの夢の中で知らずのうちにシミュレートしていた訳で。 いざ前夜となると、落ち着いていたはずの心が乱れ始めます。 「神妙にして、最期まで落ちついて逝こう」などという気持ちは次第に薄らいでいき、理不尽な疑問を持ち始めます。 自分が死んでも、世界は私という存在なしに動きつづけて時代は何事もなく進む。 ではもしもここで自分が死ななかったら? きっと私が存在するままに世界は進んでいくのだろう。 いようがいまいが、きっと関係ない。 ただ変わるのは、私自身の時間が終わるのかどうか、だ。 もしも明日を予定通りに迎えることがなければ、私の時間は終わらない。 未だに分からない、けれどきっと先へと続くことのできる私の時間が存在する。 それを奪われてしまう。 強制的に、問答無用で、私として存在する全ての理由を消し去られてしまう。 そう感じ、足下が奈落の底に通じているようなとてつもない不安定感と恐怖感に襲われます。 同時に、 何故? 法がそう決めたから。 何故そんな法に従う必要がある? 命を失ったら、法も糞もないだろう?? と、憤りと反抗心が芽生えた結果。 『なんとかしてこの状況を打破し、生き延びる』ことへと思考が変化したのでした。 結局のところ、抵抗空しく暴れつつも電気椅子に座らされたところで目が覚めましたが。 ……ある意味、夢の中で抵抗しつづけた結果が夢オチという「たしかに状況打破にはなったなぁ」と目を覚ましつつも思ったわけでございます。 多分、というか間違いなく。 私は潔くは死なないだろうな、そうしみじみ感じた体験でした。 ほら、つまらない話だったでしょ?
それは彼がこの街に住み始めてから一週間も経たない頃。 古ぼけたアパートの一室が、彼の根城。 社会人になって始めての日曜日。 彼は特に何をするでもなく、レンタルビデオ屋で借りてきたB級の日本映画を眺めていた。 「この安っぽさがなんとも言えないんですよ」 呟く彼の言葉に、 「そうそう、どことなく平面というか…そんな感じが安心して見れて良いんですよね」 応えたのは一人の女性。 どことなくあどけなさの残る、大きな瞳が印象的な女性だった。 彼と並んで14インチのテレビに映る映画を見つめている。 「まさかこんなマイナーな趣味が合うとは思いませんでした」 「ホントですねぇ。レンタル屋で同じタイトルを同時に取ろうとするなんて、なんというか運命っぽいものを感じちゃいますね」 「もっともタイトルは普通なら誰も手に取るはずもない代物でしたけどね」 2人は顔を見合わせ、クスリと微笑み合う。 彼女は彼の隣の部屋に住む、やはり今年社会人となったばかり。 お互いの引っ越し時に一度顔を合わせたきりで、それっきり出会うことのなかった一週間であったが、つい先ほどレンタルショップで遭遇した次第である。 場末のレンタルショップで見つけた、B級の中のB級映画。 互いに一つの箱を手に取り合いながら、2人は「「あっ」」と同音を口にしていた。 そしてどちらが借りるか、譲り合いが一分ほど続き。 「じゃ、一緒に見ましょうか」 「そうですね」 ということである。 やがて映画は72分という放映時間を終えてビデオの巻き戻しとなる。 「ぐー」 映画が終わったそんな中、音がした。 何かと首を傾げる彼。 目をそらして下に俯く彼女。 時間はお昼の12時だった。 「出かけるのもなんだし、何か食べますか?」 「え、あ、……はぃ」 消え入りそうな声で応える彼女に、彼はキッチンの棚からカップ麺を2つ。 「とは言いつつ、こんなのしかありませんけど。どっちが良いですか?」 彼が差し出したのはどんべえのカップ麺。 赤いきつねと緑のたぬきだ。 「こっちでっ!」 消え入りそうだった声と態度はどこへやら。 迷うことなく、彼女は赤い方を選択した。 彼はお湯を沸かす。 そして赤と緑それぞれにお湯を注いで3分間。 「では」 「いただきまーす」 2人でカップ麺をすする。 彼がふと彼女に目をやると。 「あー、おいしぃ」 心の底から美味しそうに具の油揚げを頬張ってた。 それを見て彼。 ”次からは赤い方だけを買おう” そう、決意した。
ツンデレにありがちな日常光景 http://blog.livedoor.jp/kuroemon21/archives/50012343.html 個人的にはツンデレキャラはツインテールだと脳内補完されてしまっています。 何かの電波の仕業か??
![]() 春の桜 夏の空 秋の風 冬の雪 夏の空は突き抜けるような青空と、ぽっと浮かぶ白い雲の対比が、色のイメージとして心の奥底にまで届きます。 そして朝焼けや夕焼けという黄色の補色が加わり、夜空という藍色が追加されると唐突に時間の流れを意識させられるのです。 今、この季節を生きている。 そんな実感を。
![]() ノートパソコンであるところのSHARP「ムラマサ」を持ってはいるのですが、あまり活用しておりません。 薄くて軽いA4サイズながらも、やっぱりそれでも「大きい」。 そんなもので、未だに↑のCASIO「カシオペアA-51」を使用しています。 これのOSは悪名高い「ウィンドウズCE1.0」。とにかく動作が遅いのですが、サイズがあまりにもコンパクトなもので使い勝手が良いのです。なによりこのフォルムが大好き。 また電源のオン/オフが電卓並みに速いので、ちょくちょくスケジュールを書きこんだりするのにも対応できます。 一時期、ROMの書き換えサービスがあり、それによってCE2.0へVerUpし、それに伴い速度が大きく向上したそうなのですが、乗り遅れました。今になって悔やまれます。 カシオペアはコンパクトながらも慣れれば文字入力も結構ラクで、テキストエディターをインストールしておくことによりいつでもテキスト文書を書くことができます。 写真にもありますが、コンパクトフラッシュが挿せるので、アダプターを用いることにより母艦PCとのデータのやり取りも手軽に行えます。 また私はUma氏より伝授されたPHSのPCカードを用いて64KBpsの通信環境を確立しております。 さすがに昨今のフレームバリバリなHPは見ることができませんが、メールのやり取りなんかは充分。 WordやEXCELも装備されているので、かなり重宝しております。 ただやはり速度が遅いのが難点。 今の技術力で新しいカシオペアが出たら即買いなのになぁと思う昨今です。 ―――でも結局のところ、モバイル機器ってのは本人の使い勝手と慣れが大きく左右すると思うので、動作が遅かろうと古かろうと、気に入っていればいつまでも使いつづけられるものなんだよなぁ…なんて思います、はい。
![]() セリカSS-Tにて初の遠出。 府中街道をひた走り浮島から、うみほたるへ。 そこから千葉側へ出て、国道409を走って房総半島を横断。 九十九里浜へ出ました。 帰りは国道16号から回り込むようにして帰宅。 途中かなり道に迷い、帰りも16号に出るのにぐるぐると船橋辺りを走ってしまいましたが、それなりに楽しい道程でございましたよ。 しっかし、うみほたるは一時期の人気ぶりはどこへやら。 がらんとしていました。 通行料が下がったとは言え、3000円は高いってば。 写真はうみほたるから見た千葉側。 東京側は海底トンネルになっております。 一度は行っておくと面白いと思いますよ。
彼からこんな言葉を何気なくかけられたのはつい2時間ほど前のことだ。 「明日はプールでも行くか」 そう言った彼はどこか気恥ずかしそうに、視線をアタシから外しながら言ったものだ。 それに対してついついアタシも、 「う、うん。暑いし、ちょうど良いね」 なにがちょうど良いかっ! もうちょっとひねった答えがなかったのか?! 今思うと恥ずかしさで、いてもたってもいられなくなってくる。 そしてアタシは今。 明日の準備として一人、お店で水着を選んでいた。 「ユウの好きそうな水着って、こんなのかなぁ。いやいや、こんな露出が大きいのはダメダメ。でも野暮ったいのはどーかと思うし」 明日は勝負だ。 滅多にアタシを女扱いしないユウに、私はやればできる子であることを証明する、絶好のチャンスなのだっ! 「で、でもそのまま行くとこまで行っちゃたら…いえいえいえ、アタシはそんなに軽い女じゃないのよっ!」 頭の中に浮かびかけた妄想を吹き消し、アタシは水着選びに意識を戻す。 「必ずあるはず! 露出が大きすぎず、かつユウの目を惹くような、そんな水着がっ!!」 別れ際の未紅の様子が変だった。 妙にそわそわして落ち着かない雰囲気だったのだけれど。 「ま、変なのは今日に始まったことじゃないか」 オレは思考をそこで中断し、帰路へとついたのだった。 翌日、オレは『6−4 秋月』と胸に大きくネームが張られたスクール水着姿の未紅を目にして「昨日のうちに何とかしておけばよかった」と後悔することとなるのだが。
どこにも置いていないのでびっくりした。 売れているのか、それとも単に置いていないのか…。 普通の本屋ならば、amazonで一位の本を置かないはずはないと思うのだけれど。 引き続き捜索に当たります(ネットで取り寄せた方が早いかっ?!)
どちらが冷却効果が高いか、と訊かれればクーラーな訳です。 でも手軽に涼めるのはどっち? と問えば扇風機かと。 そんなこんなで、私は扇風機派です。 人によっては電力使わないエコなウチワ派だとか、「音だけで涼めるんじゃい!」な風鈴派とかもいそうですが。 他に涼める道具ってなにかありますかね? 氷枕…なんてのもアリ??
この時期くらいから、あちこちで花火大会が催されるようになりますね。 先日も我が家の近所の遊園地では週末恒例の花火大会が催されておりました。 家から近いので、実は窓から見えたりします。部屋でくつろぎながらビール片手に眺めておりましたよ。 夜空に咲く綺麗な花火ですがこの起源は、徳川家康が慶長十八年(西暦1613年)八月に駿府城でイギリスの使者と花火を見物し、このころから広まるようになったとあります。 柳や菊といった古来からの定番に加え、最近ではUFOや椰子の木、ミッキーマウスなんてのもあるそうで、夜空もにぎやかになってきたものです。 運良く私は飛行機から花火を見下ろしたことがあるんですが、上から見ても形は同じでした。 形状は球状なので当然ではありますが。でも柳みたいなのはまた違うのでしょうね。 そんな花火ですが、ぶっちゃけ一人で見ていても寂しいだけだろ、なんて言ったらおしまいです、はい。
現在、お仕事で結構大きな物件を扱っております。 物件というか、新しい事業の立ち上げ。 ほとんど知見の無い世界へ踏み込んでいくという内容なのだけれど、案外どうにでもなるもの。 問題は、その事業が立ち上がった時にしっかりと機能しているのかどうかなのです。 その為には最初の段階で絵を描く,すなわちシナリオを作っておかなくてはならないのですが、そのシナリオに柔軟性を持たせておかないといびつな結果となってしまいます。 何故ならシナリオ通り行くはずがないから。 絵で言うと、最初の段階から全ての配置をビシッと決めてしまって修正の効かないことをいいます。 それでは正確に予定しておくことはイケナイことなのか? そんなことはない。 正確に予定した上で、遊びを持たせることが大切なようです。 ということで「ラフスケッチは超重要だと思うよ、うん」とか一人勝手に納得して頷いている自分を改めて見て「じゃ、お前は書いたシナリオはしっかり機能しているのか?」などと問うてみる。 「どーかな、でもなんとかなってるっぽいよ?」 きっと後で見返すと、いびつな絵に仕上がっているんじゃなかろーかな??と思ったりする。 正直なところ、ラフスケッチを描きながらその場その場の感性と譲れない想いを塗りたくっていけば、案外綺麗な絵に仕上がるんじゃないかな?とか思うのですが、そんな自分は甘いかな? そんな一日。
1万人の無言の読者より、1人の理解者の方が大切だと思う。 そして我々は、その理解者を一人でも多くするために書き続ける。 書き綴る文章の中から、1つでも良い、言いたかったことが伝わるのならば。 それだけですべてが報われる。 その為ならば、どんな労苦も厭わない。 我々はそういう人種である。
都心へ遠出していた2人は『運休』との表示が並んだ電光掲示板を前に立っていた。 2人のうち男の方は唖然と、女の方はニコニコと。 予想だにしなかった台風による大雨と風の影響で、交通機関がストップしてしまっていたのだった。 「まいったな、これじゃ帰れないぞ」 「そうだねー」 「……なんでそんなに嬉しいんだよ、未紅」 「いやぁ、なんとなく」 笑う未紅に、ユウは首を傾げる。 「だってさ、普段こんなシチュエーションってないじゃない? なんだかオラすっげぇワクワクしてきたぞ」 「お前は孫悟空か?」 憮然とするユウ。 しかしやがて「はぁ」と大きく溜息を吐くと気を取り直したかのように苦笑いを浮かべて未紅に振り返る。 「そうだな、悩んでいてもどーにもならんから、今日はカラオケで夜を明かすか?」 「さすがユウ。そうこなくちゃね!」 「って、おい、引っ張るなよっ」 未紅はユウの腕を強引に取ると、強い雨の降る街へと飛び出していったのだった。
某D氏のおかげで、野球でズレた回と最終回の補完に成功。 円満で物語は終わったのですね。 しかし連載の方はまだまだ続いているようで、もしかしたら2があるのか?と期待してしまう作品でありました。 しかしジョニーの扱いが軽いなぁ……。
![]() 今更ながらに先日購入した新車を公開。 トヨタの「セリカSS−T」 MT車で一応4人乗り。1800ccにて5速。 乗り心地はかなり快適。オプションでMP3プレイヤー装備です。 もっとも今年で61歳になる母上が毎日のように乗っており、私はもっぱら日曜日に近所を流す程度。 なので、坂道発進が未だにドキドキします。 ……事故にだけは気をつけよう。
![]() 大阪で一人暮らしだった頃は絶対食べなかった。 なぜなら「食べきれない」から。 今は実家であり、両親もいるので普通に買って帰れるところが良い感じであります。 実は私は甘いものは好きなので、東京へ転勤となってからはちょくちょく買っては摘んでいたりするのです。 そしてアルコールも好き。 我が家はみんな、そんな感じなので伝統的に糖尿の気配があります。 そして本日、今月初めに会社で行った健康診断の結果が返ってまいりました。 コレステロール値が基準を大きく超えているっ! ……ヤバイ。 思いつつも、こんな甘いのを食べていたりする。 あ、あしたからかんばろー。
![]() 正直、出張続きで死にそう。 それはさておき、先日秋葉原の輸入雑貨店で見つけた変なジュース。 実は私は変な飲み物には目がなかったりするのです。 今回の妙な缶ジュース。その名を「インカコーラ」。 インカの黄金をイメージして作ったとのこと。 早速購入。 ぷしゅ、と栓を抜くとなるほど、炭酸飲料。 色は黄色。 味は……ん? どこかで飲んだことがあるような……。 こ、これはっ、メロンソーダの味だっ!! 結構、ガッカリ。
『アイスクリームのてんぷら』というものがある。 その名の通り、アイスクリームに「ころも」をつけて、さっと揚げたものだ。 作るにはコツが必要で、失敗すると当然のことながら溶けてしまう。 熟練したてんぷら職人だけが作り上げることができる、外は熱くて中は冷たい、そんな不思議な食べ物なのだ。 当然てんぷらがあるのなら、煮物だってあるはず。 熟練したおふくろさんだけが作ることのできる、アツアツの煮物の中に冷た〜いアイスクリームが入っている、そんな純和食っぽい料理が。 だが残念なことに、今述べたとおりに『熟練したおふくろさん』のみが作ることのできる料理であることを忘れてはいけない。 「違うかね? ん??」 「そうなの?」 私の力説をあっさりと流す娘。 彼女と私の間には湯気の上がる白いドロッとした自称「煮物」。 「おいしいよ?」 「いや、疑問系なのが父さんちょっとばかり泣けてくるなー!」 いろんな意味で涙を浮かべながらいただいた、娘の初料理『アイスクリームの煮物』。 ………クリームシチューみたいでした。
![]() やってきました3連休。 その前々日、大学の友人よりTelあり。 「休みに万博行かない?」 「いいねぇ」 即決。 中日と最終日に名古屋へと向かったのでした。 さて、会場へついての第一印象は、 人人人、人の博覧会か、ここはっ! ってくらい、人で溢れていました。 先日のロンドンでのテロを受けて、入場時のチェックが厳しくなっていました。荷物検査から金属探知まで、そりゃ並ぶわ。 この日は後で聞いた話によると過去最高の20万人を導入したそうです。 お陰で、企業ブースはもちろん、どんなパビリオンも、果ては自動販売機に至るまで行列を形成しておりました。 おまけに、そんな並ぶ人達に容赦なく夏の日差しが照りつける。 地獄か、ここはっ!! ともあれ、我々は180分だとか270分をかけて企業ブースや有名国のパビリオンに並ぶ気力はなく、余り並ばないで済む各国のブースなんかを観てまいりました。 華々しさや驚くようなものは無いけれど、これはこれで遠い異国の雰囲気がそれぞれでなんとなく受けたような気がして、楽しかったです。 ミャンマーだとかメキシコ、南アメリカ諸国やアフリカ諸国、太平洋上の国々の提供するブースはどれもアットホームな感じで万博の意味を知った気がします。 各地区ごとにステージが設けられていて、定期的にそれら諸国の独自のコンサートやショーが行われるのは巧いと思いました。 アフリカブースでのコンサートはリズムも良く明るくて、貴重な体験でした。 そんな、とても一日では回りきれない愛・地球博でした。 1日目の帰りの電車の中、各々感想を述べながら最後に一言。 「明日は名古屋観光に切り替えよう」 「「うん」」 もう行列はたくさんです………。 最後に↑の写真はJR東海 超電導リニア館にあった『MLX01-1』の実物の先頭車両。 これは2003年12月に山梨県の実験線で鉄道の世界最高時速581kmを達成した初の有人リニアモーターカーです。 運良く並ばずに中を通るだけだったのですがしてきました。 ほとんど飛行機並みの内装でしたよ。 近いうちにこんなのが走る世の中になるんですかねぇ。 楽しみでは、あります。
![]() 我が家には猫が一匹おります。 私が大学入学するかどうかの頃、近所で鳴いていたのを拾ってきた仔で、12,3歳になります。 私は大学卒業後、大阪へと転勤になり、6年ほど会えませんでした。 そして昨年、東京転勤で実家へ戻ってきたんですがこいつ、完全に私を「忘れて」いやがります。 かすかに覚えているっぽいのですが、懐かない。そして一年過ぎた今でも懐きません。 手を出すを噛みます、噛み猫か、貴様! ということは、私は榊さんか?! でもまぁ、そんな愛想がなくても可愛いものでして。 今日も部屋を見渡せるところから、女王様のようにコチラを眺めておりました。 そんな特に何もない平和な一日です。
「ねぇ、ユウ?」 「ん?」 「ねぇ、なにか感じない?」 言って未紅はユウの前でクルリと回ったり髪をかきあげたりする。 「……目の前をうろちょろするな」 ごす! 「グーで鼻っ柱を殴るか、フツー?!」 「フッフッフッ。ユウ、お前は未紅ちゃんのそんなところも気づかんのか?」 その声にユウは、未紅は振り返る。 視線の先には、不精ひげを生やした同級生の姿が一つ。 「あら、晴海くん」 「なんだよ、豪。気づくって何のことだよ?」 晴海 豪はそんなユウに小さく微笑み、続ける。 「ほら、未紅ちゃんの髪。耳のところをちょっと切って短くしてあるだろう?」 指摘され、ユウはじっと未紅を見つめる。 しかし小さく首を傾げ、今度は眼鏡を外して目を細めて彼女を観察した。 「……そうなのか?」 「そうよっ」 「それだけじゃない。未紅ちゃんは今日は、うっすらとルージュをひいているだろ」 再度指摘され、ユウは今度は 「……あー」 「反応薄っ!」 未紅にツッコミを受ける。 「しっかし、豪。良くお前は気づくなぁ」 「当然のことだろう? ユウが鈍すぎるだけだぞ、なぁ、未紅ちゃん?」 「そうよ、ユウがニブちんなのがいけないのよっ」 「ニブちんって…お前なぁ」 何とも反論しようの無いユウに、晴海は再び問うた。 「じゃ、俺を見て何か気づかないか?」 ユウと未紅はしばし晴海を見つめ、そして同時にポンと手を叩いた。 「「口紅塗ってる」」 「正解。色気のある男にって触れ込みで発売された新製品なんだぜ。どうよ、おい?」 2人はその答えを即答。 「「それは理解できない」」 「Σ( ̄□ ̄;」
「ねぇ、ユウ? 夏休みはどうするの?」 「受験勉強」 「……マジ?」 「………信じられないものを見るような目をして欲しくないんだけど」 「いや、だって……ねぇ?」 「未紅は受験勉強しないつもりかよ??」 「高校のときみたいに一夜漬けで済ませるつもりだったんだけど…ダメなのかな?」 「未紅のスペックがどんなものかは良く分からんが、多分そりゃダメだと思うぞ」 「そっか」 「なんだよ、夏休みにお前は何するつもりだったんだよ??」 「んー、まぁ色々とあるようでないようで」 「なんだそりゃ」 「受験勉強って、ユウは予備校とか行くつもり?」 「ああ。ぶっ通しってわけじゃないけど。それ以外は図書館で自主勉強のつもりだよ」 「じゃ、私もそれでいいや」 「それでいいやって……夏休みに何かするつもりじゃなかったのかよ?」 「『何かする』んじゃなくて、その過程が重要な訳よ」 「??」 「ホント、鈍いわねー」 「???」
ほとんど我が母君の乗り物と化してしまったセリカSS-Tの運転練習。 私自身、土日しか運転する暇が無いので、全然乗りこなせていない状況が続いていた。 とにかくそこそこは運転しないと乗りこなせなくなってしまう。 時間を見つけて、取りあえず路地から始まり行政道路までを運転してみることに。 アクセルが浅いが、クラッチに幾分の余裕があるので運転はしやすい。坂道発進などはサイドブレーキを使わないほうがスムーズに発進できる。 やはりAT車とは異なり、MT車は操作個所が多くて面白い。 エンジンの回転数など細かいところまで操作できるので、車と同調できる比率がATに比べると極めて高いと思うのです。 まだ手足のようには動かないけれど、なんとなくコツを掴めた本日でした。
USB接続のゲームパット。 多分、コードの内部が断線して壊れてしまった。 普段は大して使わないのだけれど、あるとそれなりに便利なモノ。 10ボタンという、ボタン数が妙に多い(でもプレステ並なのか?)を使っておりまして、この度買い換えました。 「安くて良いや」という理由で4ボタン。 これはこれで使いにくい。 ボタン数が多すぎるのもアレですが、4つだと少なすぎる。 でも昔のファミコンは2ボタンだったのだから、不思議なものですね。 ゲームも時とともに進化し、プレイヤーからの入力情報が増えるということか? 逆に2ボタン程度しか使わない、シンプルでいて奥の深いゲームの登場が望まれるような気がします。 今日は取り留めの無い呟きでした、芸が無くてスマヌ!
COOL BIZ 環境省が唱える、ノーネクタイ・ノー上着。 コレを実行することによってオフィスのエアコン温度を上げて地球温暖化を和らげようと…… 和らぐかぁぁ、バカヤローーー!! 暑いものは暑いんじゃい! 客のところ行くのに、ネクタイが取れるもんかっ。 上着も着なきゃならんのよ、それが礼儀ってもんだろうガッ! はぁはぁ…… 個人的にはクールビズは大賛成なんですよ。 くそ暑いのに襟元がぴっしりしたスーツを着込むのはおかしい。 日本の気候は欧米のようなからっとした暑さではなく、蒸した異質の暑さなので基本的にこの格好は無理があると思うのです。 けれど。 やはりお客の前で、気合の入っていない格好はどうかと言うことなんですよ。 そりゃ、あんまり気にしない方が多いとしても。 反面、気にする方も多い訳です。 理想と現実の差って、案外大きいものだとしみじみ感じました。 そうそう、昔、半袖スーツの「省エネスーツ」ってありませんでしたっけ??(流行ったっけ??) クールビズについてはコチラで奨励していますね。 http://www.env.go.jp/earth/info/coolbiz/
昨日は秋葉原で某オフ会。 せっかくの秋葉原だったので、ちょっと早めに到着してふらふらとお店を見て回る。 今のメインマシンにはDVDドライブがないので、読み込み専用で良いから安いものを探すことに。 ちょっと怪しいお店(とは言っても、だいたいが怪しいお店なのですが)で東芝のDVDドライブ(IDE)が980円にて。 バ、バカナ、安スギルッ!! 戸惑いつつも購入。 買ったら買ったで、しばしの迷いは終わり。 オフ会にて激しく歌い、激しく呑んだことですっかり記憶からDVDドライブが削除されてしまう。 そして本日、「そう言えば昨日変な買い物したっけ」とカバンの中を開けてみてコンニチワ。 半ば懐疑的にメインマシンに組み込んでみる。 「おおぅ、動いてるじゃないかっ!」 当然の結果なのだが、こういったものは大抵当然のことが起こらないものだと思っていたので感動。 こうして元気に格安DVDドライブはウチのPCで怪しい動画を再生しまくっております。 結局のところ、買い物はチャンスと判断と度胸で結果が決まるのカナーと思った本日の出来事でした。
みゅわ〜〜〜ん みゅわわ〜〜ん みゅみゅみゅわわわ〜〜〜 「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」 バシ! 「いてててて!」 と、真夜中に己の顔を叩いて目が覚める季節がやってまいりました。 蚊ですよ、蚊! あいつら、人の久々の安眠を妨害しやがるんですよっ! 血ならやるから、寝かせてくれ……。 さて、蚊とは言うまでもなく体長約5.5mmの羽虫。 飛ぶ速さは時速8km。このことから風速2m以上になると風に向かって飛べなくなる性質があります。 扇風機を回しておけば、ある程度は寄せ付けずに済むかもしれませんが、今度は夜冷えに注意しなくてはいけません。 また、血を吸うのはメスだけ。主食ではなく、吸血することによって卵巣を発達させ卵を産みます。 なお蚊が通常主食としているものは、花のミツや草の汁などだそうです。 蚊が1回に吸うことのできる血の量はほぼ自分の体重と同じくらい。血を吸ったあとの蚊は動きが少しにぶくなるので、ここで一撃加えたいところですな。 そんな蚊ではありますが、かの中国ではこれを『食う』。 なんと「蚊の目玉のスープ」! 蚊の目玉は当然、ゴマ粒よりも小さいです。 なお蚊は蚊でもどこにでも飛んでいる蚊ではダメで、重慶の洞窟に住む蚊に限られているそうな。 しかしそんな小さな蚊の目玉をどうやって集めるのか? 重慶の洞窟に入ると沢山のコウモリが住んでいて、そのコウモリが蚊を食べます。 コウモリの腹の中で蚊は消化されますが、蚊の目玉だけが消化されないでフンに混じって排泄されると。 そのコウモリのフンを集め裏ごしにかけると、消化されなかった目玉だけが残るという寸法。 なお、中華料理でも最高級の宴席でないと出てこない最高級品! このスープは一椀20万円とも30万円とも言われている、天下の珍味だそうですよ。 まぁ、取り敢えずはこの夜中に飛び回る小うるさい蚊を何とかしたいものですがね。 パン!
「ねぇ、ユウ?」 「ん?」 「車の免許って、何歳から取れるんだっけ??」 「18じゃなかったかな?」 「あと一年、かぁ」 「なんだよ、取る気か?」 「当然」 「……そうか」 「何よ、そのちょっとした沈黙は」 「いや、同乗するヤツは大変だろうなと思ってね」 彼の言葉に、未紅はそのまま彼を指差す。 「?」 「YOU」 「ME?!」 額に汗するユウは思い出したようにこう言った。 「あ、そうだよ、免許は20歳からだ」 「嘘つき」 「あー、えー、そうだ、オレが運転するからさ。未紅は助手席乗ってくれよ」 慌てて取り繕うユウの言葉に、未紅は一瞬の沈黙の後、僅かに頬を赤らめる。 「んー、しょうがないなぁ。助手席には私以外乗せないんなら、考えても良いわよ」 「OKOK」 軽く返事をするユウ。 「絶対だからね、約束よ」 「はいはい」 約束の指きり。 ユウが後悔するのはずっと先のことである。
最近は地元の図書館を利用することが多くなりました。 理由の一つが「本代がただで済むこと」。 また蔵書レベルが上がってきていることと、それに対応して私自身の興味の広さも合致して、理解できる共通範囲が広くなったことが挙げられます。 本を読む時間は通勤でかるく2時間は取れるので、一週間に1.5冊くらいいけます。 で。 読む本の内容としては「今までなんとなく聞いたことがあるけれど、実際はよく知らないもの」を対象としています。 今回の『ダライ・ラマ』はその一つ。 これまではそれが人の名前であり、仏教か何かの指導者で、ノーベル平和賞を取った…くらいしか知りませんでした。 しかし違った。 というか、おそらく今の日本の社会において、彼の存在を知り得るような衝動に動かす機会が諸外国に比べて格段に「ない」のだとも思わざるを得ない。 今回読み終えた「ダライ・ラマ自伝」を読み終え、そんな戦慄すら覚えたのでした。 ダライ・ラマとは仏教の枝葉であるチベット仏教において、その代表者の職務を指している。チベット仏教は生まれ変わりを信じており、常にダライ・ラマは死すると同時にどこかで子供に生まれ変わっているのだそうだ。 現在のダライ・ラマは14代目。そんな彼の半生が綴られていた。 チベットは現在、中華人民共和国の領土となり、インドおよびネパールと接している。 1950年に中国に侵攻され、もともと軍備が皆無に近かったチベットは無条件降伏に近い形となり、中国による「近代化」の名の下に組み入れられることとなる。 ダライ・ラマを中心としたチベット首脳部は中国との相互理解と共存を求めていくが、そのことごとくが中国側の拒絶と裏切りとで破綻。 そんな険悪な雰囲気の中、とうとう勃発したあくまでダライ・ラマを守ろうとする民衆の抗議行動に一気に中国人民解放軍との緊張が高まり、抗議活動をしている民衆の危険を覚えた彼はインドへ亡命。 外からのチベット支援と臨時政府の立ち上げを行うこととなる。 その後、結局のところは中国の「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」な大中華主義の下にチベット文化の破壊、資源の搾取、再教育と革命分子排除の名の下の虐殺・投獄が行われ、現在でもそれは続いている。 これを読んでいて、すべてをありのままに捉えるつもりはないが、確実に言えることが2つあった。 まず一つは、こんな危険極まりない中国という国が、日本のお隣さんであるということ。 ぶっちゃけ、日本に米軍がいなければ間違いなくチベットと同じ運命をたどっていると思われる(芋づる式に台湾も同様)。 最近のTVや新聞では中国経済が好調なのを機に、ヨイショ記事が多すぎる気がするが、成長の背後にある血なまぐささもしっかりと伝えるべきだと思う。 そしてもう一つは、みなが思う「平和」なんてものは決して純粋な心のみで訪れるものではないということ。 そこには必ず利害が絡み、損得が無い限りは、大きな歴史や事象が変わることは無い。 結果的に『ついで』として、そこに「平和」が訪れるのか「圧政」が訪れるのかだ。 そう考えるとイラク戦争なんかは世界各地で反対運動が盛んに思えたけれど、結局願うだけでは止めることができなかった。 何故なら、戦争を止めることは仕掛ける側に利益が無いからだ。 古くはキリストvsイスラムの聖戦についても、結局は地中海貿易の独占権を巡っての戦いでもあったわけだし。 理想をもって平和を願い、祈り、そのために働くのは尊いことだ。 しかし、真に目的を達成したいと願うのならば、そこに絡む利益という面をしっかりと押さえ、それを餌に具体的な力を持った者達の力を借りる狡猾さが必要であると、しみじみ思わされました。 話を戻し、今代のダライ・ラマという人物は他宗教にも抵抗なく、ましてや様々な思想家をも、まずはその考え方を自分自身で好意的に捉え、認めようとするところに高い評価があるようです。 みんながみんな、この人のような考え方であれば、たしかに戦争なんかしないよなぁ……そう思わざるを得ませんでした。 あと同じ宗教指導者でも、某池田氏はやっぱりノーベル平和賞は無理だと思うよ? 尊敬は金で買えるものではなく、自然と人の心から涌き出てくるものだと、改めて感じ入った次第です。
「ねぇ、ユウ。『もし』ってことを良く考えたこと、ある?」 「唐突だな」 「ねぇ、ある?」 「そりゃ、あるだろ。もしも昨日の夜、もうちょっと英単語を頭に詰め込んでおけば、今日のテストでこんなに惨敗することはなかっただろうな、だとか」 「……小さいなぁ」 「なんだよ、じゃあ未紅は今日のテストはバッチリだったのか?」 「あー、そういうことじゃなくって」 目をそらす未紅。どうやら同じ穴の狢らしい。 「そうじゃなくて、もしも、もしもよ、アタシとユウが出会ってなかったら、とかさ」 「んー、きっとそれはそれは穏やかな人生を送っていただろうな、俺は」 「ほほぅ、それはどういうことかしら?」 「?! ちょっと待て、未紅。その釘バットはイカンと思うぞ」 「もしもこの釘バットを目の前の男に向けて振り下ろしたら…とか思ってみたりしない?」 「しないしない!」 「そう?」 ごしゃ! 「冗談だって、『もし』もの話だからさ。いつまでも頭から血を流して寝てないでよ、ユウ?」
うっはー、久々のmixi書き込みでございます。 すっかりさっぱり存在を忘れていましたよ(^^;; さて、今日は思うところがあって、靖国神社を拝観してきました。 言うまでもなくここは、日本の開国から第二次世界大戦までの全ての戦没者(英霊)を祭る神社です。 飯田橋の駅で降りて……迷う。どうやら通りすぎて市ヶ谷まで行ってしまいまして。 どうにかこうにか到着。訪れる人は老若男女を問わず、さらに国籍も問わず。 穏やかな雰囲気に包まれている神社の隣には、遊就館という資料館が鎮座しておりました。 今回の目的はこの見学。 綺麗な館内には、いきなり戦闘機や加農砲、機関車の展示はら始まっております。 9つの見学ブロックから成り、神話化している神武天皇から始まり、メインとして日本の開国から大東亜戦争の終結、ポツダム宣言受諾までが淡々とパネルを用いて説明されてゆくという流れ。 それぞれに当時用いていた刀や鎧、勲章や遺留品などの展示を行っておりました。 また本日は日露戦争100周年ということで、当時どのように戦われたかを音と映像を用いて劇的に説明したコーナーもあり、結構な人達がそこで足を止めています。 歴史の流れが終わると、遺留品や戦艦模型の展示、写真の残っている英霊達の紹介のブロックとなり、終了となっています。 興味深い資料が多く、つい閉館までいてしまいました。私以外にもそんな人が結構多い、なかなか見ごたえのある資料館。 一度訪問してみることをオススメします。 当時、どういったことがあり、それが元で何が起こり、どこへと向かっていくことになったのか? 戦いの全てが無益なものだったのか? 何故、大東亜戦闘へと突入せざるを得なかったのか? 原爆投下前に、いや硫黄島死守前に戦争を終わらせることは何故できなかったのか? 日本は他に異なる未来を選択することはできなかったのか? そして今の日本は、果たして胸を張って誇れる国となっているのだろうか?? これらの問いに対する答えはきっと人それぞれ違うと思います。 その答えに対しての解答への参考となる資料が、ここにはありました。 そんな本日は、ちょっと真面目な一日。 あ、ちなみにしみじみ思ったことがありまして。 『戦う』ということは、生きている限り決して無意味なものではないと。 生きる死ぬとか含めて、日常生活上でも他者との戦いはあります。 それを避けること、抵抗せずに負けること、それもいいでしょう。 でも生きている限り、戦いはあるし、それに勝たねば自分を押し通せない訳で。 また負けること、避けることで自分にとって大切な人達も不利益を被るとしたら? 結局のところ、何とかして戦って勝っていかねばいけないということこそが、生きている証拠なのではないかなぁ。 そんな事をつくづく実感いたしました。 牙を失っちゃ、やっぱダメだろう?
雨がシトシト降っている。 「うー、嫌な時期になったものね」 苦い顔でどんよりとした空を見上げるのは未紅だ。 その隣では涼しい顔で文庫本を広げるユウの姿がある。 「満員電車では暑いし、蒸すし、おっさんの息は臭いし荒いし、サイテー!」 「そーだな」 「それに雨に濡れると、シャツが薄いから下着が透けて見えるんだよー」 「そーだな」 「……見たい?」 「そーだな」 「ユウってヘンタイ?」 「そーだな」 「全部生返事でしょ」 「そーだな」 「ワタシってすっごい美人よねー」 「いや、そんなことないだろ」 ごす! 「……なにか悪意を感じたわ」 「とりあえず、気に入らないからといって他人を殴るクセは直せよ」 いとをかし。
「何読んでるんだ、未紅?」 「ん? バカの壁」 「……そか。あれ、それは?」 ユウの指差すのは、未紅の持つ本のページに挟まれた赤い小片。 「しおりだよ」 それは一枚のもみじの葉。 ずっと本に挟まれるしおりとして働いていたのだろう、すっかり水分は飛んでパリっとして平たくなっていた。 「なんでまたもみじの葉?」 「この赤い色が良いのよね。私の好きな色なんだ、赤って」 「ふーん……それって未紅って名前と関係あんのかな?」 「未だに紅くなれない、ってこと? どーなのかな?」 「オレが知るかよ。なんとなく思っただけ」 「そ。でもさ」 「ん?」 「もしもアタシが赤の中の赤、っていうか紅になったって思うほどの大人の女になったら、ユウはびっくりする?」 「あー、それはない。だからびっくりもしない。そんなことよりマックでは100円で色々食えるらしいぞ」 「……色気より食い気かぃ」
「ねぇ、ユウ?」 「ん? どうして、未紅?」 「どうしてホワイトデ〜には『三倍返し』とかあるのかな?」 「チョコに見合わない物をお返しに上げるから、じゃないのか?」 「じゃ、別に三倍じゃなくてもいいのね!」 「………チロルチョコをくれたお前にはフェリックス君ガムを三個プレゼントだ」 「わ〜い、嬉しいな」 「泣いてくれるほど喜んでくれるなんて、俺も嬉しいよ」 「悔し泣きよっ!」 |