つれづれ日誌
2003年1月30日(木) 今週は出張週間です。
体力がゲシゲシ削られて行くのを感じますわ。
ああ〜〜〜、死ぬまで眠りたいっ!!
2003年1月27日(月) 今日の風の王国―――
やっと某氏と青。
「だめだ、こりゃ」
その一言。
さらに荒れそうな模様。
2003年1月26日(日) 毎年この季節になると、口内炎がたくさん出来て涙が
出てきます。
なんかの花粉なのかな??
杉花粉は来週末からくらいですね。もしかしてその前兆
だろうか??
とにかく、今は痛いです(TT)
ついつい日曜洋画劇場を見てしまう。
そいえば昨日も見たな……夜9時からの映画って、つま
らないと本能で察していてもどうして観てしまうのでしょ
うか? 私だけか?!
ちなみに昨日はダークシティ(ジオラマの上に人が住んで
る感じ)、今日はペイバック(マフィアに殴りこみかける
アメリカのおっさん)でした。
今日の風の王国―――
「ただでは……帰さぬ!!」
苦悶の表情でその巨体を地に伏すクラゲ将軍。
彼のその声に応じて、そこかしこからクラゲの精鋭達が2人
を取り囲む。
その数、およそ25!
「チッ! どこにこんな数を隠していたんだか……」
赤い髪の戦士は舌打ちしつつ、白い炎を噴き上げる剣で絡み
付いてくるクラゲの触手を断ち切った。
「羅漢の術、行きます!」
彼の背の向こうで上がる女性の声。
彼が頷くと同時、声のしたところを中心に半径3mが仄かに
白く輝く光に満たされた。
「大尽力!」
戦士の放つ気力を込めた一撃は、クラゲの兵士を寸断。
普段は見られない威力である。
同時、彼を後ろから他のクラゲの触手の一撃が痛打する!
「クッ!」
先程までにはない、痛恨の打撃である。
羅漢の術―――それは全ての殺傷能力を高める空間の術である。
戦士の額に冷たい汗が流れた。
「大丈夫、私がついているから」
先程と同じ声,途端、戦士の傷が瞬時に癒される。
「それもそうですね」
不敵に微笑み、戦士は声のする方向へ向かって行く手を阻む
クラゲ達に切りかかって行ったのだった。
――とまぁ、そんなこんなで先日帝(本人曰く「底」)に
なられた猫な仙人さんと仇敵のクラゲ将軍を倒しに行って
まいりました。
強敵です、鍛冶氏以上に…というか、無敵っぽく見えましたわ。
ヒット&アウェイで尽力系をかますこと数十回。
倒した!
するとクラゲ部下がズラリと出現です。
いや、こいつにはビックリです。こんな戦いが後に控えている
とは思いもしませんでしたわ。
風の王国やっていて、こんな演出は初めてですよ。ドラマっ
ぽいぞ!!
その後、機密文書も奪い返しクラゲイベはようやく終了です。
おつかれさまでした〜〜〜♪
仙人の帝魔法は今回の狩りで強く実感したんですが、とことん
サポート系の魔法揃いですね。
一つくらい攻撃系のものがあれば、仙人の一人狩りも出来て
それを目標に帝を目指す人が増えると思うのですけれど……
逆転の発想をすると、あくまでネットゲームの特性をとことん
生かしていると言えるのかも?
某氏に今回の門派の件で警告としてメールを送る。
同じ被害が出ないことを祈るばかりである,それは本人の行動
次第なのだが……年齢的には大人なので大丈夫だとは思うのです。
そんなこんなの日曜日でした。
2003年1月25日(土) 先日やっていた「千と千尋の神隠し」をビデオで撮ったので
見てました。
実は初めて見るのですよ(^^;
転向して新しい土地に来た千尋。
途中、壊れかけ?なテーマパークを家族で見物することに。
しかしそこはテーマパークなんぞではなく……
ふと思ったんですが、これって世界的に評価されているん
ですよね?
ネタ的に日本人じゃないと分からないところが多い、というか
そのネタがメインっぽい気がするんだけれど。
相手の欲しがるもの(主に金)を与えればこちらに振り向いて
もらえて思い通りになると思っている「顔無し」だとかは
モロに日本の時事ネタだし、八百八神の在り方に至っては
日本人でも分からない人もいるんじゃないのか??
でもきっと、そんな小難しいことを抜きにしても勢いで魅せて
くれるこの作品は基本的に面白いのでしょうね。
最後に後ろを振り返らずに家族と共にトンネルを潜る千尋。
トンネルを抜けたそこは……
ぶつん
がしゃり
じーーー(ビデオテープを自動的に巻き返す音)
「あああああーーーーーー!!!」
トンネルを抜けたそこは、テープ切れでした(個人限定)。
ちょ、ちょっと待ってくれ。
最後の5分、なんで最後の5分が!?
しばらく呆然とした一瞬でした。
ビデオ借りてくるかな……
VKテスト版をアップ。
仮組みの部分も多いけれど、ここでのバグ等を聞いてみたいと思う。
2003年1月24日(金) 滋賀に出張!
なんか雪降ってました。
大阪では晴れていたのになぁ……謎?(^^;;
まぁ、ぼちぼちと言ったところです、はい。
2003年1月21日(火) 電撃大王にて『よつばと』連載開始!
おぅ、「ととと」の設定も混じっているとわ!!
今後に期待しつつ、ストラップ欲しさに雑誌を買ってしまったとさ。
VKがそろそろ仕上がりそう。
効果音の再選定と藍さんのキャラ絵である程度は形になります。
テストプレイに本格的に腰をあげなきゃいけませんね。
ぐんにょりな風の王国―――
物事を推測するにはあらゆる可能性を考えなくてはいけない。
しかし人間は必ずどこかで理由なき根拠を持ってしまっている。
この理由なき根拠というか、基盤になっているものに気付いた時。
物事は一変する。
間違いないと信じていた対象を疑ってみるのも、あり得る可能性
の1つを探り当てるには有効な方法なのだ。
「もしも全てが『嘘』か、もしくはそれに近いものであるとする
ならば」と先日から続く、門派の例の状況について考えてみた。
するとこれまで指向性がばらばらだった事象が、一定の規則正しい
動きとなって見え始める。
信じたくもない仮定であったが、そう考えてしまうと全てシナリオ
通りに動いているように見えるのだ。
そこで仕方なくその仮定であったと考え、これから何が起こるかを
推測してみた。
そして起こり得る予測を待っていた。
残念ながら、その推測通りに事態は進行することとなる。
思わず寂しさと滑稽さとで笑みがこぼれてしまった。
例え私の立てたこの仮定が間違っていたとしても、ここまで仮定と
合致する事象が起こり、それを否定する術を知らないことは、すで
に少なくとも私にとっては真実と同義である。
これはとてもとても寂しいことだった。
人を盲目的に信じることは危険だ。
だが人は信じ合わなければ楽しくはない。
誰を信じるか、そしてどこまでを信じるのか?
こういった考えは、あくまで自分自身の立場からの一方通行だ。
自分が信じていても、相手が自分を信じているとは限らない。
信じている=信じられているの公式は成り立つものではないのだ。
だがやはり信じていれば信じてもらえると願うのは人である。
重要なのは、信じる相手の選定――すなわち人を見る目なんだろう。
リアルであってもワイアードであっても、そう思う一件であった。
だからこそ、人間関係は面白い。とことんそう思う。
2003年1月18日(土) VKのスクリプトが大体完成、万歳〜〜〜♪
そうそう、モニターをずっと眺めていると(6時間くらい)次のような
症状が起こるのは私だけだろうか?
@ 目が冴えて眠れない
A 手足がぷるぷる震える
B ちょっとした吐き気があって食欲がなくなる
……箇条書きにしてみると、ヤバい病気みたいだな(^^;;
最近は腰の骨も痛みます。
みんなもそうだよね?(同意を求める
今日の風の王国。
仙人にもようやく慣れてきました。
後衛から見る前衛の狩りっていうのは立場が逆転していて、かなり
面白い。
戦士と義賊との違いもかなり大きいですね。
戦士の場合は回復がしやすい(飛ぶような魔法がないから)けれど、
体力ゲージが赤くなると死へ一直線。
義賊の場合は回復がやりにくいけれど(瞬間移動がね)、体力ゲージ
が赤くなってもそこから結構もつ。
仙人超初心者としての私は義賊との狩りの方がやりやすいかな。
死なないでいてくれるので(^^;;
でも99になってから狩りがすごい楽になりました。
言いかえると99前での仙人の状態に慣れていれば、以降は楽ですね。
99前だと生命の祈りを8回唱えると魔力が尽きるけれど、99に
なれば20回くらい唱えられるのですよ。
こりゃー楽。
魔力に余裕が出てくるので、不死身も唱えやすくなる。
実際、99になったら「無敵?」とか思いましたよ。
そして経験値を魔力に変換する毎に余裕の出てくること出てくること…
でも調子こいてると死にますが(^^;;
最近はそんな感じです、はい。良く死にます(だめじゃん…
門派の方が訳分からんことになっている。
そして会話がどうも噛み合わない。
ある人に起きた「大変なこと」は他者にとっては「大変なこと」とは
聞こえるけれど、その内容が分からなければ、何がどう「大変」なのか
分からない。
オンラインゲームの場合、それぞれが主人公と成り得る。
注意しなくてはならないのが、己の行っている行動は自分自身にとって
はシナリオそのものであるが、他者にとっては己の行動を知る者はいない
ということだ。
例えば全財産がゲーム内で奪われたとしよう。
本人にとっては大変である。これまでの努力(?)の結晶である。
けれどもその「大変」さは他者にとっては聞かなければ分からないのだ。
何もリアクションのない他プレイヤーに「冷たい」だとか「とぼけて
いる」とか発言するのは無茶苦茶である。
そんな事実を知らないのだから。
これはネットコミュニティにも言えることだろう。
あるコミュニティに何らかの誹謗があったとする。
その誹謗にリアクションをとってしまった人がいたとする。
その人はリアクションの段階で個人情報を流してしまった。
そこから多数の誹謗中傷が大量に襲い来る。
けれどそれは対個人での出来事だ。
同一コミュニティの人間はその事実を知らない。
しかし雰囲気から、どうも大変なことになっているという気配は
読み取れるものだ。
そこで心配して「どうした?」と聞くのが普通。
しかし当人はすでに自分の世界、「どうしたもなにも、とぼけるな」。
―――これは悪循環の良い例です。
仮想現実であるネットであっても、自己中心というのは抑えるべき
項目の1つでしょうね。
……というわけで98%くらいの推測ですが、門派で↑のような
ことが起こってるくさい。
ご覧の通り、私は名探偵コナンでも、金田一少年でも、人の行動を
逐一覗くネットストーカーでもないので真実は分かりませんが。
心配する対象者に、その心配の気持ちを否定されるのは、なかなか
寂しい経験でした。
同時に負の経験として学ばせてもらった一件でした。
文字社会だからこそ、その文字1つ1つを吟味してそこから人の気持
ちを正確に読み取らないといけないねぇ。
2003年1月16日(木) 願いは「叶う」ものでは決してない。
願いとは「叶える」ものだ。
強固な意志の下、その意志が常に正しいと信じ、
己を強く強く突き通す。
白を黒と言えるほどの気概があって初めて、事は
成就する。
そうは思わんかね?
最近の風の王国――
「なーんかね」
「そう、なんかなぁ」
兄妹はお互いそう呟き、溜め息。
なーんか、そんな雰囲気だったのだ――
なんかねぇ。
周りがきな臭いです。
そんな感じ。
2003年1月12日(日) 最近2,3ヶ月の休日は、〆切りがオーバーしているのと
寒いのとで引きこもりがち。
この3連休もVKの調整に多分消えます、なんまいだー。
さて、部屋に一人でいると実際に何かをやってみたくなる
ものです。
すなわち料理!
昨日は豚肉ともやしを焼肉のたれで味付けて炒めたものを
ご飯に載せ、生卵をかけるというスタミナ丼。
今夜はスーパーにふらりと足を伸ばすとこんなものがあるじゃ
ありませんか!
『鍋セット』@148円也。
しいたけとえのき、白菜とにんじん、春菊と大根が2人前ほど
入っております。
こんなものを見たらやはり『鍋』ですよー!
さて、何鍋にするかです。
鮮魚コーナーに行くと牡蠣がお安く。
牡蠣鍋決定。
と、くると味噌味にしたいのは山々だけれど、前に買ってあまり
にも量がある上に使いきれずに冷蔵庫の中で乾燥した悲劇がある。
味噌味は止めて、家にあるしょうゆと焼酎、しおと砂糖少々で
味付け完了。
昨夜の豚肉ともやしも放り込んで、牡蠣と豚肉のまったり鍋の完成
です。
ごまポン酢で美味しく頂きましたとさ。
………案外暇かもな、ワシ。
2003年1月11日(土) なんかウィルスっぽい攻撃に悩まされております。
ここんところ毎日平均3通は来る……流行ってるのかな?
対策は打ってあるから全然被害はないんだけれど、ウザイ
ことには変わりないですねぇ。
今のところこんな感じが多いです。
@ メールが届いていないので返します
A 面白いゲームです
B CGをお送りします
C 感想です
ってな感じの題名です(もちろん英語)。
サイト管理していると即効で消すわけにもいかないもので。
困ったものですね。
2003年1月8日(水) まぁ、頑張ってます。
ふんばばーー!(謎
今日の風の王国―――
その仙人の少女は混乱していた。
「はわわーー!」
その戦士の青年は苦境に立たされていた。
「おわわーーー!」
高句麗は化け物屋敷最下層。
龍の鎧を着けたその戦士は善戦するが、異形の一個師団に
囲まれた上に、逆境で完全に我を失ってしまっている少女を
守りながら戦うのにはさすがに荷が重過ぎた。
「ひゃー!」
「しまった!」
少女が異形の痛恨の一撃を受けて気を失い、倒れる。
それを片手でさらって行く。
青年は振り返るがそこに隙が生まれた。
どっと異形達が押し寄せる。
「うぉぉ!」
そして戦士もまた、波に飲まれていった。
「「ぶはっくしょい!」」
化け物屋敷の入り口。
下着姿の男女がそろってくしゃみを一撃。
「うー、やられたね」
「絶対に取り返す!」
異形に身包みを剥がされ、余ったゴミのように放り出された
扱いに少女は怒りに顔が真っ赤だった。
「行くわよ!」
「って、この格好で?」
剣を一振り持っただけの青年は驚いて前をずんずんと行く仙人の
彼女に追いすがる。
「子供は風の子!」
「いや、そーでなくて」
後日、異形の軍団が下着姿の男女一組によって壊滅させられたと
誠しやかな噂が流れたとか流れなかったとか……
―――てなわけで、同門の戦士殿と一緒に夜想を屋敷へ向かわせ
ました。
相変わらず仙人は難しいです、屋敷の最下層で死んだ上に魔力
尽きてて、入り口から再突入なんて失態をしてしまいました。
ごめんね、戦士殿・・・(^^;;
しかしよくよく考えると夜想にとって初めての本格的な狩りだった
ような気がします、今まではこの娘は雑誌の付録のような扱いが
多かったし(Lvが妙に高い方とかと一緒)、もしくは保護者になる
(Lvがずっと低い人の後ろでちまちま回復)ことばかりだったし。
難しかったけれど、仙人としての面白さも実感できた一戦でした。
懲りずにまた行こうね〜〜♪
2003年1月7日(火) えれくとらの方のカウンターが、更新時のミスで
12/28から回っていないことに気付きました。
てきとーに修正(^^;;
昨日、本日とかなり酔って帰宅。
なんかこんな生活続けてたら死にそうです……
酔い冷ましも兼ねて久々に繋いだので本日の
風の王国でも―――
赤い髪の戦士はその洞窟の最下層に到達していた。
途中、たいまつを振りまわして逃げ惑う幽霊達を
追いかける女性仙人やらを目撃しつつ、おっかな
びっくり足を運んでいた。
「ふぅ、結構遠かったですね」
ここ扶余にある幽霊の洞窟。
その最下層には幽門と呼ばれる黄泉との入り口が
存在する。
もっともその門は、かつて高名な魔術師帝と仙人帝
によって封印され、現在では岩によって塞がれた
ただのオブジェに過ぎない。
そんな門の前で戦士は腰を下ろす。
「酔い覚ましとは言え……昔はここまで来るのは
結構しんどかったのですが」
彼はおよそ一年前を思い出す。
その頃はまだ駆け出しの若造だった。
この洞窟で何度も臨死を経験し、戦いの経験を積み
今に至るのだ。
「今ではジョギング程度にここまで来れますものね」
と、彼は立ちあがる。
「そうでもないようですね。やはりここは戦場、遊び
半分と言うわけには行きませんか」
いつのまにか彼は囲まれていた。
しかもただの幽霊ではない。
徳の高い冒険者のさまよえる魂が具現化した、一筋縄
ではいかない幽霊だ。
「ここで死んだ冒険者の一団、ですね」
彼は剣を構える。
幅広の剣を構えた前世は戦士であろう幽霊が前方に、
曲刀を構えたかつては義賊らしい細身の幽霊が後方に、
そして戦士らしき幽霊の左右を魔術師と仙人らしい幽霊が
一体づつ揺らめいている。
その4つの揺らめきに共通しているのは純粋な殺意。
生きている者に対する嫉妬と羨望。
「来なさい、成仏させて上げましょう!」
そして……
赤い髪の戦士は吼えた―――
そんなこんなで、なかなか暇な時間を過ごしてました。
幽霊の四神器は行くと大抵手に入るんですよねぇ。
2003年1月4日(土) あけおめ、ことよろ!
たっだいま帰りました!!
いやー、良いお休みでしたわ〜〜。
忙しいの何の…下手に勤めている方が楽なんじゃ?とか
思ってしまうくらいでしたわ。
ってか、この日記書いているのが次の日の朝の2時ってのは
問題と違いますか??
さて皆様は冬休みはいかがお過ごしになられました?
そしてそれは記憶に残るお時間でしたか?
季節の変化の大きいこの日本、日々を大切にしたいものですね。
…おいおいどうしたよ、私。
一体何があったんだよ、変なこと言いやがって。
取りあえず寝て起きたら年賀状書かなきゃいけません。
リアルとワイアード、両方な。
それと休み中に作業したVKのデータをまとめないと。
んでもって、書きかけのショートストーリー仕上げないとね。
月天と風の王国の2つ。
あー、時間なさそう。もぅ一日、お休み欲しいなぁ。
と、来れが今年一発目の日記でした。
2002年12月28日(土) 実家帰ります。
年明けにまたお会いしましょう。
では良いお年を!!
2002年12月25日(水) お仕事、かなり忙しいです。
あと少しで年末休みなのでそれまでの辛抱ですが。
ふぅぅ……
さて、昨日買ったムラマサですが、本日は細かい設定
とかしてました。
また案外液晶面が傷つきやすそうなのでフィルターを購入。
1980円にて……フィルムかと思っていたら板が出てきた。
なんかうまく枠に入りそうだったのでおそるおそる装着。
メリメリ…パキッ!
結構な破壊音チックな衝撃を上げながら巧くはまり込む。
明らかに偶然としか思えないフィット感。取れないし(^^;
動作の方ですが、なんか急に落ちたりして一抹の恐怖が。
もろいのかな?
早くキー配列にも慣れたいので、この日記もノートで書いて
ます。
藍氏からVKの完成立ち絵を頂く。
秀美が、秀美がぁぁ!!(嬉しさに涙を流しつつ)
ああ、命がこもってますわ。
さて、明日も忙しそうだ、がんばろうかね♪
2002年12月24日(火) 聖夜ですね。
こんにちわ、元です。
晩御飯は松屋のカレー大盛りでした。
普段なら「クリスマス? はん、西洋かぶれが!」と
鼻で笑うこの私ですが、今年は違います!
ボーナスも出たし、正月休みもやることに追われている
ため、奮発してノートパソコンを本日購入ですよー。
「自分自身にお疲れ様」なのです。
さて、購入したのはSHARPのMURAMASA,PC-MM1-H1wという
B5のクレードルがついた最新機です。
梅田のヨドバシにて164800円のポイントカード20%引き。
ネット上での最安値が138000円くらいなのでそれよりも
5000円ほど安い計算かな?
さて、肝心のノート君は薄い!液晶綺麗!フォルムが素敵!
あまりにも小さいものは使い勝手が悪いのはカシオペアで
体験済みなので、打つのに支障がないほどに小さく、軽く、
稼動が3時間越えるものでできればLAN付属のもの、かつ
15万以下のものを探していたらこれとなりました。
こいつは無線LANも内蔵しているのがミソ。部屋のAir
Stationと連携が取れないか今試しています(なんかうまく
いかんなぁ)。
ともあれシルバーの薄いフォルムは、なんかもーとてつもなく
好きです。キーボードも使いやすいし、稼動し続けてもそんな
に熱くないし(これ重要)。
ありがとう、こんなノートに出会わせてくれて,最高のプレゼ
ントでしたよ!
……はい、強がりです。
やっぱり寂しいな、1人は(^^;;
三連休はネット友(というかリアルで会う方が断然多いが)の
某氏と某嬢2人の四人でフグ食ったり城見たりしてました。
面白かったなぁ、また行こうね〜〜♪
VKの綾香シナリオ完了。
あとはスクリプト化と追加修正とか。
お正月休み中に実家で終わらせたいところです。
藍氏のグラフィックも着々と仕上がってきていました。
うーん、綾香が美しい…(^^)
最近の風の王国――
暇がない…(^^;;
2002年12月18日(水) 雪豹さんから頂きました小話をここに保管します。
おそろいの赤く染めた陰陽服でキングウマの洞窟を進む戦士と仙人。
どうやら、兄と妹のようである。
「お兄ちゃん、ほんっとに、ほんっとに、この奥に行けばお小遣いが
もらえるの?」
仙人の少女の問いに、兄の戦士が答える。
「まあ、運もありますがね。たいていはもらえるはずです。1万銭です
よっ」
兄が答える。
妹は、本当は5万銭を落とすボスがいるとは知らないのを良いことに、
兄はボスの落とす金額を低く鯖を読んだ。差額は、酒代にしようとでも
言うのだろう。
洞窟の中階層は、敵が沸き返り、歩を進めるのさえ困難であった。
ましてや、仙人はついこの前99に成り立てである。兄の回復はおろか、
自分の身を守るのさえ精一杯であった…。
「に、兄さんっ…ここ、私には無理…」
少女の悲鳴に、兄も
「やはり、諦めて帰りましょうか?」
そう言ったその時である。澄み切った『コツーン』という音とともに敵の
動きが止まりはじめた。
敵の群れの奧から姿を現したのは辮髪の魔術師。
「やぁやぁ、お構いなく、お構いなく」
そういって、次々と敵に麻痺をかけ、動きを封じていく。
「偶然ですなぁ。私も散歩しているのですが、あなたは良いねぇ。女性
同伴ですか。もしかして、デート?邪魔しちゃった?ありゃ?うひゃひゃ
ひゃひゃ…」
一人で大声でわめき、騒いでいる。
兄も妹もその魔術師をぽかんと眺めるだけだった。
最奧まで一緒に行こうと言うことになり、無事にボスの出るフロアにたどり
着くことが出来た。しかも、ボスがいたのだ。
戦士が放つ大尽力の一太刀で、ボスは金を落として消え去った。
「危ないところを助けていただいて…お礼に、このお金を半分受け取って
ください」
戦士と仙人の呼びかけを、魔術師はにこりと笑って
「いやぁ、散歩だからお金いらない。それより、そのお嬢さん紹介して〜」
兄妹は顔を見合わせる。
やがて、戦士がこういった。
「では、せめてお名前をお聞かせください」
魔術師は、『いやいや』とばかりに手を振ると、
「そんな、名乗るほどの者では…」
と、言い、なぜか息を深く吸い込んだ。
次の瞬間
「そう、オイラは高句麗中魔術師のポルコってもんだよ〜〜〜」
大きなその声は、洞窟中どころか、和国、草原にまで響き渡った。
「ね、名乗るほどの者じゃないから…じゃあこれでっ」
そう言い残して、彼は移動の魔法を使ったのであろう、かき消すようにその
場から見えなくなってしまった。
残された2人の兄妹…。
「本当は、自己顕示欲の強いひとだったんだねぇ」
感心したとか、しないとか…。
2002年12月18日(水) 明日は朝も早よから検品ですたい……
年末はバタバタしてるなぁ、はふぅ〜〜〜(T_T)
って、これ書いてる時点ですでに明日になってるじゃん!!
2002年12月17日(火) 寒いなぁ………(^^;;
今日の風のなんたら―――
赤い髪の戦士と赤茶色の髪の仙人の少女は赤い靴下を手にお互い顔を
見合わせていた。
「お礼、ですか」
「サンタさんの、ねぇ?」
2人は覚悟を決めたかのように同時に靴下に手を入れ……
中身を取り出す!
それは真っ赤に燃えるたいまつだった。
「あち、あちちちちち!!」
「ど、どうやってこんなものかが入ってたのよっ!!」
―――2人ともたいまつでした。
なんていうか、どーしろと??
2002年12月16日(月) 橘 綾香――「サイレント・ナイト」の名を持つ元傭兵
柊 良馬――「ラフ・フェイス」,善人ヅラの暗殺者
ジェリー=マークス――「調停者」,腕利きの工作員
………何じゃ、綾香シナリオはこんなに物騒なのか?!
人を殺すことに躊躇のない人間が、人を愛することは出来るのか?
出来たとして、彼女は好きになった人を殺すことが出来るのか?
そもそもそんな奴にとって、人って何なんだろう??
結構書くのが難しそうなシナリオではある、オチは決まっているので
あとはそこまでの過程をどれだけ盛り上げるかだなぁ。
銃での三竦みはやりたいとは思うのですが。
今日の風の王国―――
白い陰陽服を着た、おかっぱ頭の女性仙人をかばうように赤い髪の
戦士は化け物屋敷を行く。
「来ましたよ」
「そうですね」
2人の顔が強張る。
壁から、地面から、ヒトデのお化けと丸い目玉のお化けがずるずる
と出現,襲いかかってくる!
「大尽力!」
戦士の振るう白炎剣の渾身の一撃に消え去る化け物。
彼の背後では仙人の少女が懸命に援護魔法を繰り出していた。
”若いのに、大したものです”
戦士は思う,彼が彼女くらいの歳の頃にここに来た時は、手足が
竦んでまともに戦えなかったことを思い出す。
「さ、進みましょう」
剣を鞘に戻して戦士は微笑む。
「ええ」
彼女もまた微笑み、軽い足取りでその後を追った。
―――なんか久しぶりに新鮮な感じの楽しい狩りでした。
またご一緒したいものです。
しかし何度も死なせてしまって申し訳なかったなぁ(^^;;
2002年12月15日(日) VKの秀美シナリオ作家編完成。
あとは綾香を残すのみ……私的には綾香はイロモノなキャラなので
いかに無茶苦茶な話に出来るか、その一点に尽きる。
焦りは禁物だ、注意深く書くとしよう。
ところでVKのような『現代物』を書くと、無性に別分野のモノを
書きたくなる。
これって昔からのクセなんだけど、一体何なんだろう?
なので今日の風日記は力を入れていこうと思うのです。
そんな訳で今日の風の王国―――
「対人は苦手なのよねぇ」
「私もどちらかと言うと苦手なんですよ」
赤い髪の戦士は猫のような女性の仙人に苦笑い。
「とりあえず行ってきます」
「命は大事にね」
立ち上がり、彼は明子の宿を出る。
と、
「どこ行くの、お兄ちゃん?」
目の前にはこげ茶色の長い髪を持つ仙人の少女。
「遊びに行くのなら、たまには私も連れていってよ」
”そういう手がありましたね”
戦士はふとひらめき、彼女の肩に手を置く。
「?? 何?」
「頼みたいことがあります」
「無茶なことじゃないの?」
「高句麗の戦闘場へ行って、とある戦士のお手伝いをお願いしたいんです」
「戦闘場で??」
「仙人のアナタだからこそ、頼むんです」
仙人はジッと戦士の目を見つめる。真摯なその瞳はまっすぐに彼女を見ていた。
「分かったわよ、もちろんおこずかいは出るんでしょ?」
「……ブ、ブラシを一つ」
「………分かったわよ、行ってきます」
溜め息一つ。彼女は貧乏な兄を背中に、高句麗へと瞬間移動する。
「酷いお兄ちゃんねぇ。おこずかいくらい、あげれば良いじゃない」
米酒を傾けて猫仙人。
戦士は席に戻り、極めて冷静な表情で告げる。
「我が家は家計が火の車なのです。あ、明子さん、百歳酒一本ください」
「って、高級な酒を呑むなーー!」
「えっと、ここよね?」
仙人の少女はキョロキョロと辺りを見渡しながら到着する。
高句麗の戦闘場、そこはこの高句麗国の軍事訓練に使われる演習場だ。
「余所見をするな、ここは戦場だっ!」
「ひっ!」
唐突な男の叫びに、彼女は縮みあがった。
こちらを見ていたのは短髪の戦士だ。彼の顔は見覚えがある。
確か彼女の兄が所属する門派の長……
「あのー」
彼は仙人の少女を見るなり、
「良く着たね、君の兄からすでに聞いているよ。旗に出たいんだってね」
「旗?」
それは初めて聞く単語だ。
「2つにチームを分けて、相手の陣地から旗を奪ってくる、団体戦だよ」
「へぇ、面白そうですね」
「君は赤チームだ」
「って、すでに参加決定?!」
「ここは戦場だっ!」
「ひっ!」
彼女は問答無用で対戦場へ蹴りこまれた。
ただっ広いそこにはすでに数人の腕利き達が開催を待っていた。
”あ、あの人見たことある……確か戦士帝の…あの人は魔術師帝よね”
自分より遥かに格上の武人達を遠目に見ながら、彼女は困っていた。
一体自分に何が出来るのかを。
「お、来ましたな」
「お久しぶり」
「あー!」
聞き知った声に彼女は顔を上げる。
そこには陽気木棒を手にした義賊の青年と、ちょび髭を生やし剃髪の、
同じ義賊の壮年の姿があった。
「この子があいつの妹か、初めまして」
「あ、どもです」
剃髪の義賊に慌てて頭を下げる少女。
「さ、始まるよ」
かつて共に戦ったことのある義賊の若者の言葉に、彼女は前を見た。
「「おおおっ!!」」
各々得物を振りかざし、相手チームの武人達が向かってくる。
「敵はいつもとは違う。同じ人間だよ」
「は、はぃ!」
そして3人は迎え撃つ!
乱戦だった。
「えーと」
赤チームの彼女の目の前には、青いリボンが置かれていた。
これを持ちかえれば彼女のチームのポイントになるのだが。
「いいのかな? 持って行っちゃって??」
辺りをキョロキョロと見まわし、手にする。
そのまま己の陣地に持ちかえったのだった。
「「ええ?! 何で??」」
「さぁ?」
皆の驚く前でリボンを差し出した彼女は一人、やはり首を傾げていたのだった。
―――という訳で門派内旗を開くと言うことで参加してきました。
これまで何回か参加したことがあるんですけど、いつも瞬殺で苦手なんですよ。
今回は初めて仙人で参加したんですが、不死身が使えると案外どうにでも
なるみたいですね。
旗も一度、奪ってしまいました。かなりビックリ。
今回は2本立て―――
「いやぁ、死ぬかと思いました」
鍛冶師の洞窟、赤い髪の戦士は荒い息で笑って言った。
同じく中国服を着た仙人の女性、辮髪の魔術師も荒い息を吐いている。
「さすがに化け物鍛冶師が2人もいては、無理無理」
「だねー」
仙人の言葉に頷く魔術師。
と、仙人の視線が戦士の持つ四角盾に移る。
「霊石の盾、作らないの?」
「へ?」
ギクリと戦士は震えた。
「いやぁ、材料がなくて」
「あるじゃない」
彼の持つ四角盾を指差す仙人。
「何となく自信がなくて」
「つーくーれー」
「ヒィィ!!」
迫ってくる彼女の気迫に、思わず彼は頷いていたのだった―――
―――精製運悪いんですよ、マジで。
でも多分やっちゃうんだろうなぁ、いつものように(^^;;
2002年12月14日(土) 昼まで寝たのは久しぶりです。
相当疲れていた(もしくはアルコールが溜まりに溜まっていた)
結果なのかも知れぬ……
さて休暇である本日もVKのシナリオをコツコツと。
以下、そのうちの一場面。
「自分で決めない人生なんてないと思うよ。結局、自分自身でその
時その時の選択をしてきた上で、今の君がいるのだから」
もっとも誇れるかどうかは、自分自身の問題なんだと思う。
自分で書いていて「痛い、痛いこと言うなよ!」とズキズキして
しまいました。
ああ、今の私は流れながらも選択してきたんだよな、むぅ。
今日の風の王国―――
赤く長い髪の青年戦士と、紫色の膝まである長い髪の仙人の少女は
談笑を交わしながら高句麗にある美容室に向かっていた。
クリスマスキャンペーンということでいつもの10000銭がなんと
2000銭に割引なのだ!
「うわ、混んでますね」
「そりゃそうよ」
普段は高いこともあって閑古鳥が鳴いている美容室だが、
さすがに本日は入り口にまで行列ができていた。
「お兄ちゃんは髪、染めるの?」
「んー、どうしましょうかね」
「お次の方、どうぞ」
そのうちに仙人の少女の番になる。
「お次、どうぞ」
他の従業員に呼ばれて戦士もまた中へ入る。
「さて、髪の色はどのような色にいたしましょうか?」
「そうねぇ」
仙人の少女は一瞬躊躇した後、思い切ってこう言った。
「紅く、してください」
「髪の色も染めてあげるけど、どんな色にします?」
「そうですね」
戦士は数秒考えて、そして言った。
「紫色にしてもらえませんか?」
「「ありがとうございましたーー」」
戦士と仙人は店を同時に出た。
そしてお互いの顔を見て……
「何よ、その髪の色わぁぁ!!」
「お前っ、何ですか、その色は?!」
もともと癖のある色である2人の髪は妙な色になっていた。
すなわち地毛が赤い戦士は紫色を加えて、明るめの微妙な黒に。
紫色だった仙人の少女は、赤みのある茶色に。
「何色にしようとしたんです?」
「お兄ちゃんこそ、何色にしようとしたのよ」
「「………」」
二人はお互い顔を見合わせ、
そして何も言わずに扶余へと戻る。
夕日が2人の影を長く長く地面に長く伸ばしていた。
―――髪の色を染めてみました。
地毛に色がもともと付いているので、訳分からん色に。
染色代がもったいないから、しばらくそのままにしますわ(^^;;
2002年12月11日(水) 今週は出張が多いなぁ。
そんなわけで栃木の足利まで行ってきます。
ここ大阪よりもずっと寒いんだろうなぁ……
2002年12月10日(火) なになになに、この寒さはっ!
凍てつくような、なんか冷凍庫の中にいるような寒さですよーー。
冬と言うより、寒冷地って感じです。
今日の風の王国―――
紫紺の髪の仙人の目の前には赤飯が置かれていた。
「あの、これは??」
おずおずと尋ねる仙人の彼女は、それを用意した二人の女性――
猫のような雰囲気を持つ女性の仙人と、豹柄のケープを纏った
女魔術師――に問う。
「そりゃ」
「お祝いよね」
2人は顔を見合わせてそう言った。どことなく顔立ちが似ている
のはおそらく姉妹なのだろう。
「お祝い?」
「そぅ。大人の階段を登ったのよ、アナタは!」
「の、のぼっちゃったんですか?!」
ずずぃと猫仙人に詰め寄られ、額に汗の仙人。
「もぅ、夢見る少女じゃいられないの、いいこと?」
「なんかよく分からないです」
「まー、ともあれ」
女魔術師が笑いながら一着の和服を取り出した。
それは仙人の少女の兄とお揃いの陰陽術師の服だ。
「これは私達からのお祝い、受け取ってね」
「あ、ありがとうございます!」
思わぬプレゼントに喜ぶ少女、だが。
「着て見せて?」
「へ?」
猫仙人の目が光った。
「着せてあげるわ〜〜〜!」
「えええ?!」
少女の着物の帯に手をかけて思い切り引っ張る。
すると少女は帯を引っ張られてくるくると回り始めた。
「あわわわわわ」
「よいではないか、よいではないか、あはははは〜〜」
「お姉ちゃん、ずるい! 私も!」
「目が、目が回る〜〜〜」
やがてパサリ、と着物がはだけた。
「何をやってるんですか、何を?」
その時である。唐突な男の声に、3人の女性は硬直した。
振り返るそこには赤い髪の戦士が1人。
「「覗くなーー!!」」
「ぐっは!!」
強烈なアッパーカット×3が大尽力さながらに戦士に決まった
のだった―――
そんなこんなで猫仙人様、和服ありがとうございます。
大切に使わせていただきますね♪
2002年12月9日(月) お仕事にてクレーム発生。
四国へ飛ぶことになりました。
……なんかダイヤが狂ってる。
東京に11年振りの12月の雪が降ってるとのことで1cm積雪。
で、大阪、四国までダイヤの影響出てました。
世の中、やっぱり東京中心なんだなぁとしみじみ思ったり。
さて、そんなこんなで今日の風の王国――
高句麗の化け物屋敷を2つの影が行く。
1人はゆったりとした修行者の服を着た青年だ。
灰色の長い髪は三つ編みで1つに編んでまとめている。
明るく快活そうな表情ではあるが、手にした武器は凶悪。
のっぺりとした、巨大な棒。
それは大草原の奥地に住まいし鉄巨人が好んで使う陽気木棒
と呼ばれる殺人バットだ。
人の背ほどもあるそれは見た目よりも遥かに軽く、しかししなやか。
その彼の後ろをおっかなびっくりでついていくのは紫色の髪の仙人
の少女。どうも顔色が青いのはこういった場が苦手なのだろうか?
「大丈夫?」
「だ、だいじょぶだいじょぶ」
青年に引きつった笑みで応える少女。
と、2人の前に物陰から巨大な昆虫が飛び出した!
「ひっ!」
硬直する少女に巨大昆虫は触角を向け、
「必殺剣舞!」
どげ!
少女の目と鼻の先で青年の殺人バットが昆虫に炸裂した。
遥か彼方へと飛んで行く巨大昆虫。
「んー、ホームラン?」
義賊の青年は屈託なく笑ってそう言った。
―――そんなこんなで仙人の夜想さんはLv99に到達
しました。一緒に狩ってくれた皆様、ありがとうござい♪
しかし仙人は難しいわ、前衛に足が追いつきません。
歩きながら回復の術を覚えないといけませんね(^^;
2002年12月8日(日) 秀美の受験シナリオ完成。
なかなか強敵でした〜〜〜。
今日の風の王国―――
「わぁ、これが海かぁ」
紫色の長い髪の少女は、甲板で潮風に身を預けて踊るようにステップ。
和行きのこの船は、高句麗の海岸を出航する時にとある魔術師帝により
焼き払われたのだが何とか代わりの船を用意できたようだった。
はしゃぐ少女を見つめるのは歴戦の冒険者達。
彼らは黙して動かない。何が起こるか分かっているからだ。
数分後。
「うっ、気持ち悪いよー」
見事に船酔いした仙人が1体出来あがったのだった。
「とまぁ、いろいろあって楽しかったわけよ」
長く赤い髪を持つ戦士に少女は旅の話を聞かせていた。
戦士は少女が先程から針作業をしているのに気がついたようだ。
「で、何作ってるんだ?」
「和服。陰陽服を作ろうと思って。お兄ちゃんの持ってた毛もいくつか
使わせてもらったよ」
「い、いつの間に?!」
「まぁ、私の晴れ姿を見るのだーー」
ちくちくと縫い進めていく仙人の少女。
「いて!」
「大丈夫か?」
「大丈夫よ。いてて!」
兄と同様、妹も手先は不器用だった。
何せバレンタインデーで兄は食べたら死ぬアイスクリームを、妹は文字通り
青酸カリを固めたようなチョコを作り出す最終決戦兵器兄妹なのだ。
「で、できたー!!」
「物乞いの服、か?」
仙人が作った和服はごみ箱直行になったのは言うまでもない。
―――というわけで門派遠足してきました。
和をくるくる回って、イノシシも狩りましたよ。
和服の縫製が巧く行けばこの上もなく満足だったんだけど、さすがにそれは
無理でしたわ。残念無念。
2002年12月7日(土) VKのシナリオを書いてます。
この一週間、脳内で結構練っていたのですが、いざ書くと
粗が多い。
スケジュール的にこの土日で秀美シナリオ2パターン全て
を仕上げてしまいたいところだ。
そんな時に藍さんより立ち絵の現在状況が届く。
うぉ、すげぇ!
その一言(^^)
今日の風の王国―――
「うひー」
紫色の長い髪を持つ仙人は焦っていた。
次々に仲間達に襲い来る化け物達。
それに果敢に立ち向かうのは坊主頭の義賊と白い鎧を纏う戦士だ。
その2人の援護に回るのはこの仙人と、白い陰陽服の青年仙人。
”私には上級の戦いね”
慣れない敵の動きを牽制しつつ、仲間達の動きを予測し体力を
回復させながら屋敷の奥まで進む。
”でもこの状況に慣れないとっ”
慣れないと、いつまでたっても兄の背を追いかけるだけだ。
追いつくこともできないし、追い抜くこともできない。
「私はっ!」
ありったけの魔力で傷ついた義賊の体力を回復させる彼女。
魔力を帯びた七橋扇子を振るう。
同時に彼女の魔力が体力と引き換えに全快した。
「突き進む!」
必死になって前を行く2人に追いすがろうとする彼女に、
前衛の2人は小さく優しげに微笑んだのだった。
そんなこんなで仙人の夜想さんは門派の皆さんのおかげで
Lv96になってました。
99まであと少しです。
なんていうか、戦士の刀牙の時と違って成長早いです。
成長しやすいというか……
案外、兄を抜くのは早いのかも??
2002年12月5日(木) 大阪の車窓からシリーズそにょ@
雑居ビルの一角の窓にこう書かれていた。
『萌』『塾』
シスプリにハァハァできる剛の者を育成しているとでも
言うのか??
大阪の車窓からシリーズそにょA
観光バスが止まっていた。
団体名にふと目が行く。
『ジオン商事』
シャアはやり手の営業マンなのだろうか??
大阪の車窓からシリーズ最終話
あ、これはお笑い系じゃないんだけどね。
ぼーっとしていたら、瞳が強くて綺麗な女の子が
乗ってきました。
人に見惚れたのは久々です、思わず見つめてしまい、
慌てて目を逸らしましたよ。
世の中にはあんな綺麗な子もいるんだねぇ。
2002年12月4日(水) 風邪もほとんど完治。
久々に風の王国日記でも―――
赤く長い髪の戦士は久々に剣を握る。
もぅ、長いこと戦いらしい戦いをしていなかった。
もともと争いは好む性質ではないと思っていたのだが、血に流れる
戦士としての本能は彼を戦いへと知らずの内に駆り立てていた。
高句麗の北方、万里の長城を越えた遊牧の地。
鮮卑と呼ばれる地がそこには広がっていた。
先日の超大国・中国と結ばれた条約により、高句麗・扶余ともども
争いで抵抗することなくこの大国の庇護の元に入り州の一部と化した。
それを期にこの半島から中原の地へ人材が溢れ出す。
現在、中国は北東の鮮卑、北西の匈奴に脅かされており、常に国境
では争いが絶えない。
故にそこでは果敢な腕に自身のある者を常に募っている。
赤い髪の戦士が、知り合いの仙人に声をかけられたのはその地であった。
「大尽力!」
全身全霊を込めた戦士の一撃を食らっても、鮮卑の剣士は倒れること
はない。
切り合いを6合ほど合わせてようやく勝利する。
「はぁはぁ……」
肩で息をする戦士。
「何? もぅ息が上がってるの?」
軽い足取りで戦士の前に立つのは、どこかしら猫に良く似た女性だ。
高位の仙人の証である三叉弦棒を手にしている。
「い、いえ、全然。むしろ膳・膳です」
「いつのCM?」
猫仙人はサン○リーはお好きでないようだ。
「しかし……世界は広いですね」
広大に広がる鮮卑の地。
2人の肌にそよぐ風は、扶余で受けるそれとは異なり、冷たく荒い。
「あまり肥沃でないこの地を支配して、意味などあるのでしょう
かね?」
「さぁ、私達一般民がそんなこと考えても、意味はないと思うけど」
「それもそうです…ね!」
ガキィ!
いつの間に囲まれていたのか、猫仙人への鮮卑の剣士の一撃を戦士は
手にした剣で受け止める。
しかしそれは重く、かつ軌道を変えて戦士の肩を貫いた!
「む……」
慌てて治癒魔術の呪文を口ずさむ仙人。が、彼女は中断して後ろに
飛びのく。
坤の一撃が彼女のいた地面を深くえぐった。
鮮卑の一般兵士の一撃である。
「厄介な相手です」
「まったくだわ」
周囲を十数人の剣士と戦士に囲まれた2人は背を合わせながら意識を
研ぎ澄ます。
その時だ!
ゴゥ!
「「!?!?」」
2人を台風の目のような中心に中心に紅蓮の炎の嵐が吹き荒れた。
この世のものとは思えない叫び声を上げながら灼熱の炎の海の中へ
1人、また1人と鮮卑族は倒れ、そしてついには2人以外に動く者は
いなくなる。
「もしかして、お邪魔だったかしら?」
涼しげな声を供に炎の海が2つに分かれ、そこから帝服を着た妙齢の
女性魔術師が姿を現した。
「君も来ていたのか」
2人の知りあいらしい、戦士は呟き、仙人はホッと胸を撫で下ろす。
「来ていたと言うか……散歩よ。どうせなら一緒に散歩しない?」
余裕で微笑む彼女の足元に、戦士と仙人の2人は視線を動かしていた。
裾の長い帝服の裾へ。
「何かしら? そんなに見つめて」
魔術師帝は己の右足の裾に視線を動かし、
燃えていた。
「あちーーーーー!!!!」
良くあることだった。
―――という訳で戦士・仙人・魔術師の組み合わせで鮮卑で狩って
来ました。
魔帝がいると戦士の狩り方も変わります。
いかに敵を誘導するか?という狩り方がベターなのかな?
次は巧くやりたいと思います(^^;;
今日は2本立て―――
「ゆーきやこんこ、あられやこんこ♪」
ずば!
「ふってもふってもまだふりやまぬ♪」
ざしゃ!
「いーぬはよろこびにわかけまわり♪」
ごめす!
「ねーこもよろこびかけまわる〜〜♪」
どげし!
白い雪原に、壊れた雪だるまが多数転がっていた。
ここは極地、雪と氷に閉ざされた獄寒の地だ。
そこに陰陽服の襟を立てて全身をがたがた震わせている赤い髪の戦士
と、にこにこと極上の笑みを浮かべながら動く雪だるまに対して必殺
の「猫パンチ」を浴びせる女仙人の姿があった。
共に歩いた後にはこの地の生物である「雪幽霊」と呼ばれる雪だるま
のお化けの壊れた残骸が積もって行く。
吹雪の吹き荒れる中、壊れた雪だるまの中に赤い色が見えた。
「あ、あったわ!!」
興奮の色を隠し切れなく猫のような仙人がそれを取り上げた。
赤いそれはぬくぬくとしたフェルト地の帽子。
サンタクロースのかぶるそれと酷似している。
「やっぱり出たか、ということは……」
戦士の表情が厳しくなる。
「そうよ、確かにこの奥に……サンタさんがいるのよっ!!」
「化け物鍛冶師並みに強いと噂がありますねぇ」
「何よ、怖気づいたの?」
「まさか」
戦士は仙人に微笑む。
「私達がここへ着たのは『打倒・サンタクロース!』でしょう?」
「神出鬼没のサンタクロース……どれほどの剛の者か、楽しみねぇ」
2人は進む。果てなき白の地を。
―――って、倒すなよっ! まぁ、出ませんがね。
ところで今年はクリスマスイベントあるんでしょうかね?
あるといいなぁ〜〜〜♪
去年は沙里院の鎧という、いらないものが当たりました。
30万で売れましたが、絶対使いません(着るとHP減る……)
あ、ところで↑のエピソードみたいに猫仙人も、妙齢の女魔術師帝も
こんなに極悪っぽくないです。いい人達ですよ、ね?(フォローか?)
それと宣伝してもらったお返しという訳でもないですが、門派「鳳凰」
のホームぺージ
http://www28.tok2.com/home/houou/
ここにある「鳳凰美人三姉妹風日記」の「おおやまねこのちょっと
いい話」で、おおやまねこさんが日記を小説風にお書きになられて
います。
かなり面白いので、風の王国関連でここを見ている方は要チェック
ですよー!
個人的には美川憲一ネタに腹がよじれましたが(^^)
ほな、¥e!
2002年12月3日(火) 物語を作る上で、登場人物の設定と言うものがある。
これを行う上で重要なのは、必要最低限であることだ。
余分なものは書かないほうが良い。特に小説のような読む相手に
場面を常に想起させ得る伝達手段ならばなおさら。
何故かと言うと、設定を行うことにより読み手の想像の枠を狭めて
しまうからだ。
これは「主人公の気持ちになって読む」という手段でのみ小説を読む
読み手にとっては非常に大きなファクターである。
例えば短編小説があったとしよう。
登場人物の姿を事細かに書く必要がなければ、簡単に「青年」だとか
「老婆」とか、そんな一言で済む。
これは同時に、その一言によって読み手の最も想起しやすい人物像を
ロードさせることが出来るという事だ。
もしもこの短編が恋愛モノだったとしたら。
自分の好みの人物を思いながら物語を読むことが出来る。
これをさらに追求するのならば登場人物の名称をも省くことが出来れば
それに越したことはないのではないか? とも思う。
実際そんな短編は過去に書いたことがある。
書けないことはないし、読んでいておかしいとも思わない。
時間を過ぎた今でもそう思うのだから、きっとそれは真実なのだと思う。
さて、話は最初に戻る。
物語の設定は世界観の設定から始まり、登場人物・話の筋・文体と多岐に
渡る訳ではあるが、その辺はフツーのモノ書きさんなら特筆することもなく
頭の中で処理してしまうであろう事項だからここでは述べない。
そしてこれは書き手にとってまちまちだが、この設定を当初考えていたまま
で最後まで行きつけるかどうか、という問題がある。
短編や中篇小説に関しては全くと言って良いほど設定の変更はない。
あるとしたら『ここをこうした方がより笑える』とか、その程度のものだ。
だが、ある程度長くなるとこの「設定」という概念がとんでもなく大きな
存在になってくることがある。
良くあると思われるのが、多人数でシナリオを分担して作り上げる物語。
例えば私が今手がけているようなビジュアルノベル『VirginKiss』
みたいなものだ。
という訳で今回のお話はVKのシナリオを書いていて気付いたことと、これまでの
総括及びこれからの展開です。自分の方向性を見出すためにも文字にしておこうと
思います。
さて、VKは今でこそシナリオは私一人なのだが、当初はキャラクター設定と簡単な
世界観、シナリオの最終目標的なもののみしかなかった他サイトの企画モノでした。
んー、これから書くことはもしかしたらその時関わっていた方々の気分を悪くする
モノかもしれないので、それ関係の人は読まん方がいいかも。
さて当時、私はそのメイン担当の方に「面白そうですねー」とか話す程度でした。
実際、登場人物「だけ」はしっかり出来あがっていて(当時は4姉妹)、どのキャラ
が一番人気があるか市場アンケートまでやったそうです。
絵とか書けない私にとってはすでに視覚的にイメージまで出来あがっている彼女達
はキャラクター的に確立されていると思いました。
はい、ここまでで経験者は知るでしょう。類似体験している方も気付くはずです。
『何事も、最初の設定と言うものは面白い』ということに。
そして当人が面白いと思うものは得てして他人も面白いと思うものが多いのです。
ただし、「面白い」だけで事柄が完了するはずもありません。
例えるなら「こんな家に住みたい」というのがあって、デザイン家にその通り作って
もらったのは良いが細かいところでとんでもなく住み難い。これからどうしよう。
と言うような感じかな?
この時、スタッフの数もそれなりにいたのでシナリオ書く人もやっぱり何人かいて、
各キャラクターはこんな感じでした。
主人公 橘 京介 : 名前の変更は出来る主人公
長女 橘 麗美 : 社会人の大人の女性、彼氏と喧嘩しているとか?
次女 橘 秀美 : 無口・無表情で家事一切を受け持つしっかり者
三女 橘 勝美 : 主人公と同学年の活発系,良きライバル??
四女 橘 真美 : 他人を優先するおどおど系
未亡人 橘 綾香 : しっかりものの社長さん
で、みんな血縁なくて、死んだ綾香旦那に引き取られたそうです。
冷静に考えるとすでにこの時点で「無茶臭い」とか思うのですが、当時は12人の
妹の話とかブームだったのとそれぞれキャラクターが立っていたので無問題と思われ
ました。
ちなみに市場調査の一番人気は四女の真美でした。私は勝美を押しましたが(^^;
しばらくして暇だったのもあって独立イベント部分のシナリオライターとして勝美を
中心にお手伝いさせていただくことになったのですが、この「実際に作業」という段階
で抜ける方が続出です。
そのうち真美のシナリオを書くこととなります。どちらかというと苦手なキャラなので
結構苦労したのですが、何とか書き上げ完了。
この時点で各キャラクターの性格上、各シーンで破綻しかける面もありましたが、キャ
ラクター数が多いのとあまり他と絡ませないようにシナリオを組んだために何とか解決
です。
「いよっし!」思った直後、企画崩壊。
他の方が書いた他キャラクターのシナリオもあったので取り寄せて読んだのですが、本格
的に取り組んでいなかった実情に愕然としてしばらく記憶の隅に追いやられることとなり
ます。
2年後、自主的に企画を貰って何となく復活。
キャラが多いので麗美のキャラを一部綾香に乗せて削除。
お気に入りだった勝美をバランス上、削除。
秀美と真美を実の姉妹と言うことにして、亡き綾香旦那の何らかの意思で擬似家族とした
設定としました。
この時、何の問題もないと思いました。むしろ前の設定よりもコンパクトかつキャラクタの
持分がしっかりしていて巧く行くと感じました。
他の方の書いた秀美のシナリオの冒頭部分すら流用しようと思ったほどです。
そしてシナリオもコツコツ書き進めて行った頃でした。
”あれ?”
登場人物の性格がシナリオ内では微妙に変わり、それを起点に前後も変更して行くことに
なります。
確かに「このキャラクターならばここでこうする」という場面でそうさせることは出来ます。
しかし、しません。
それはこれが『シナリオだから』でした。
キャラクターの設定はあくまで点のみを見た場合。
全体の流れを見た線や面の上では、その設定通りとは行きません。
前後を踏まえ、過去を踏まえ、そしてこれから起こり得る未来を踏まえてキャラクターは
考え、行動します。
これはキャラクターが自発的に動くという、創作し得る者ならば作品に必要とする面です。
決められたシナリオに無理矢理与えられたキャラクターをはめ込んだ結果、シナリオの最適化
が自然と行われたわけですな。
その全体の変更はキャラクターを『知る』というゲームの趣旨の性格上、自然と加えられて
いきました。
結果、私の書いたシナリオは大きく変更、前任者の残したシナリオは形骸だけは残しつつほぼ破綻。
見直すと『どうしてこんなのがこのキャラクターで書けたのだろう?』と思える内容でした。
キャラクターの性格も微妙に変わります。
特に「家族」という身近な生活環境内の場合、その関係を保つためにお互いに歩み寄る部分があり
ます。
仲の良い家族らしい家族を演じる彼らは自らすすんで全体に馴染んでいきます。
結果、秀美は感情を時々言葉にして微笑むようになりました。
結果、真美は自分自身の意見も言うようになりました。
結果、綾香は和ませるためにちょっとひょうきんになりました。
これらの変更を知った私は、結果的に嬉しかったです。
もしもこのゲーム自体の立ち上げを一人で行っていたら、こんなキャラクターの自己的な成長を
知ることもなかったでしょう。
キャラクター達は存在する物語が長ければ長いほど、その中に適応していくために自ら変わり、
周りも変えます。人物を深く追求する場合、所詮は設定など書き手の理想に過ぎないのです。
そして自ら変化したキャラクターほど勝手に動いてくれるものはありません。
私は秀美みたいな無口な奴は苦手です。
真美みたいな妹くさいのも苦手です。
でも2人は私に捕らわれずに動いてくれます、これって改めてすごいことだと思いました。
気に入ったキャラだからこそ書ける、趣味程度のモノ書きですからね、私は。
苦手なキャラが動いてくれるっていう事実にはビックリです。
このことは、私の意思とは別にキャラクター達が消えたくはないと書き手に主張している
様にも感じます。
だからこそ、何とか今月か来月の初めには完了させたいVK。
完成させることは、彼女達から貰った何かに対するお礼だと思っています。
力強い絵描きさんの力を得た今、出来る力を全部こめて編み上げたいと思う所存!
2002年12月2日(月) 週間少年ジャンプで連載していたプロレス漫画「AON」が
打ち切られた。
変化球なしにストレートに主張してくる分かりやすい内容だった
ので毎回楽しみにしていたのだが、こーいうのはやっぱり説教
くさいと読者に思われるのかな??
概要はこんな感じ―――
バカ強い少年が、人気レスラー「AON」の中身になり
すまし、TV中継中に「俺を倒したら三億円(だっけ?)
をやる、いつでもどこでも挑戦を受ける!」と八百長世界
だったプロレス業界に揺さぶりをかける。
AONを抱える大手団体は右往左往しながら少年に振りま
わされつつ、仕方なしに彼の挑戦をバックアップ。
んで、色々裏で画策して大人気の大物が出て来たり、賞金
欲しさに潰れかけ団体が犯罪まがいの試合したり、夢を追い
かける女子高生が喧嘩ふっかけたり……
少年マンガありがちの「だんだんと強い相手と戦って勝って
いって、うんたらかんたら」っていうのじゃなくて、戦いを
通して相手にお金以上の大切なものを見出させるってのが本筋
の、いわゆるウザイと思う人にはウザイかもしれんものでした。
中身的には良い事言っているので、終わったのはすんげぇ残念。
もしもチャンピオン辺りだったら続いて……いたかな??
そんな最近一押しだったマンガです。
2002年12月1日(日) 12月初っ端から風邪引きました〜〜〜〜!
39℃の熱あります〜〜〜〜!
死ぬ〜〜〜〜〜!
寝てれば治るかと思ったけど、寝ても悪化した。
ダメな時はとことんダメみたいね。
2002年11月28日(木) そろそろ12月ですね。
忘年会シーズンです。
早速明日、ありますよ。会社の部内でのです。
で、来月からそれを口火に忘年会ラッシュです。
一年で一番しんどい月かもしれません。
まぁ、楽しいんだけどね……(^^;;
最近の風の王国――
なんか全然時間が合わなかったりタイミングを逃したりで
良く狩る方達と一緒にじっくりと狩れません。結構寂しい
気もする。
なので戦士の刀牙、仙人の夜想ともども、現地ナンパが多く
なってます。これはこれで楽しい。
人それぞれで狩りのスタイルがあって、特徴あるもんなん
ですね。前衛なら移動の仕方から技の出すタイミング。
後衛なら回復と敵の弱体化,自身の回復のタイミング。
それを見極めながら動くのがなかなか面白いです。
そこで思うのが狩りの「うまい」「へた」。
はっきり言ってそれはあまりないと思う。
単に、狩り方が自分のスタイルと合っているかどうかの問題。
だから相手を思いながら動くことが、一番大切なんじゃないかな?
ただ、そう思うのです。
2002年11月24日(日) 大阪に来てすでに5年経っている。
で、この地の有名なものは大抵見知っていたと思っていたけど
一つまだ知らないものがあった。
それは「太陽の塔」。
万博記念公園に立つ岡本太郎氏のあの、よーわからん不気味(?)
な塔である。
それを見に原付走らせること1時間くらいかな?
ありましたよ、でかいです。
高さ65m,自由の女神より大きいそうな。
で、こいつには顔が4つあります。
一つはてっぺんの黄金の顔。
そして胴体の太陽の顔。
裏に回って黒い太陽の顔。
そして今は公開されていないけど、塔内部の地底の太陽の顔。
改めて見上げると、圧倒的な存在感がある。
迫ってくるような、こちらを見下ろしているような迫力。
威嚇をしているようで、でもやんわりとしているようでもあり、
どっしりとしているところは安心感もある。
不思議なオブジェです。
ぼーっと眺めていても飽きない、そんな一時を過ごしましたとさ。
本日の風の王国―――
猫な仙人さんと、ちょびっと狩り。
鍛冶師ボスを初めて倒す。
大にならなきゃ倒せないと思っていたので、かな〜り嬉しかった。
一矢報いたぜ!(夜空に向かってキメ!)
しかし奴は足速いね。でかい図体のくせに。
そして怪力。戦力に一人欲しいです(謎)
最近は狩っていて、「ああ、もっと強くならないといつまでも
雑魚のままだなぁ」と思うことが多い。
どこらへんになれば雑魚でなくなるのかと問われれば、取りあ
えずは「大戦士」にならないと話にならないのではないか?とも
思う。
でも狩りキチになるのは私のスタイルでもないので悩む。
……平和な悩みや。
少なくとも中龍とか鮮卑とかでそこそこやっていけるようには
なりたいですわ。
2002年11月23日(土) 書く気力がなんてーか、湧かなくなってしまった。
やっぱり落ち葉となって散っていくあの木を見ていると
なんだか気が滅入ってきてしまいまして……
まぁ、そんな感じでございます。
最近の風の王国――
刀刃坊を引かせて夜想を課金キャラに。
魔術師はやっていて気が滅入る。ただのデータの積み重ね
を黙々とやっていくのはどうもねぇ。
で、夜想さん。結構仙人は需要があるみたいで知らない方と
狩りをすることができて楽しいです。
そんなこんなで、恒例のアレに行ってみましょうか。
「さよなら、です」
赤い髪の戦士は悲しそうな瞳でその村を後にした。
廃村のようになったその村は、かつては名のある武芸者達が
集った修行の場である。
しかし今やかつての面影はなく、無人の家屋には人の手の
入った跡はなかった。
その村に背を向けた彼の前に、ゆったりとした白い武官束帯
を着た青年が立ちはだかる。
「君は・・・・・・」
赤い髪の戦士はやや驚いた瞳で彼を見つめた。
知り合いなのだろう、白い青年は彼に片手を差し出す。
「来ないか、こちらに」
赤い髪の戦士は逡巡。しかし小さく微笑むと彼の手をとった。
「求められるのならば、君の力となりましょう」
そして彼らは歩き出す―――
刀牙君はなんか死んでいた門派「悠久の里」から再興門派
「ナイトメア」へ転属しました。
で、ナイトメアのHP作りましたわ。ここね。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/5640/
・・・・・・ごめん、結構手抜き(^^;;
2002年11月21日(木) ちょいと最近は生活習慣崩れすぎ。
コタツにミカンでガンバリマス(謎
2002年11月17日(日) 「はぁはぁはぁ」
赤い髪の戦士は目の前に横たわる水龍の冷たい体を見下ろして
粗い息を吐く。
「つ、強い」
「ふぃ〜〜」
ゆったりとした修行者の服を羽織った猫のような仙人がその後ろ
で安堵の溜め息。
「まぁ、こんな感じよ」
そんな2人を見下ろし、涼しげな顔をして言い放つのは亜麻色の
髪の女性だ。その身の纏うのはシワ一つない礼服。
帝服と呼ばれるそれは、一流の武人にのみ贈られるモノだ。
魔術師帝である彼女は小さな物音に気付き、鋭い視線を背後に走
らせる。
3人に近づきつつあるのは……
「来たわよ」
「なぁに、こんな龍の1匹や2匹くらい」
息を整えた戦士は自信を持って立ちあがる。
洞窟の奥から姿を現したのは、龍である。
今倒したばかりの火龍と水龍だ。
「1匹や2匹?」
戦士の背に隠れて仙人の女性は問う。
「ああ、でも……」
現れた龍は少なくとも五匹。
洞窟の奥に光っている瞳はさらにその数を上回る。
「こんなにいるとは、ねぇ?」
戦士は引きつった顔で呟いた。
「で、どうする、戦士殿? 無様に尻尾を巻いて逃げる?」
薄ら笑いを浮かべて魔術師帝の女性は挑戦的に問うた。
その言葉に戦士の表情が鋭いものに変わる。
「まさか」
彼の握る白炎剣から吹き上がる青白い炎がいっそう猛る。
「行きますよ、良いですね?」
ちらりと後ろを振り返る。
猫のような仙人は瞳に戦意を湛えて小さく頷き、そして。
魔術師帝は笑って答えとばかりに魔術を解き放つ!
紅蓮の炎の嵐が龍の一団を包み込んだ。
「いくぞ!」
戦いは再開される―――
という訳で、リアル友の魔帝と某猫仙人様とともに初めて
龍の巣に行って来ました。
いやー、楽しかったわぁ。
収穫の鱗は、1人7枚づつ。だから21匹も倒したんだねぇ。
私は火龍の鱗出ました。水龍は持っているのでいつでも大に
昇格可能です、イェィ!
ところで魔帝の君、貴女は新婚なのに一日中ゲームしてて良い
のか?! 旦那に逃げられるぞ(^^;;
本日、クラゲ将軍倒したんですけど、バグってるみたいで倒した
事になってませんでした、なんでやろ?
サメ将軍倒した時もご褒美の『力上昇』なかったし……これは
あきらめたけど、クラゲ将軍もう一度倒すのは私1人じゃできない
ことなので何とかしてもらいたいです。
GMさんにメール出したが、返事は来ないだろうなぁ(TT)
ああ、湯豆腐が余ってしまった。
夜食に食べようかな(^^)
2002年11月16日(土) 「むーーー」
着物を着た紫色の長い髪を持つ仙人の少女は唸っていた。
「久々の現役復帰だと、腕がなまるわね」
うーみゅ、と唸って顎に手をやる。
彼女の見るその先には―――
「げふ、あべし!」
白骸骨に一斉包囲され、ひたすらに殴られ続ける赤い髪の
戦士の姿があった。
「た、たす…」
「魔力がなかなか回復しないわ〜〜」
「って、お汁粉食べて一服するなーーー!!」
そんな訳で魔術師のおっさんから仙人の妹へ切り替えました。
魔術師の経験があったので、少しは慣れたかな?
白幽霊で出会った義賊さんと5000万ほど稼ぎました。
なかなか面白いですわ〜〜♪
2002年11月15日(金) 「聞いてくれませんか?」
「ああ」
珍しく深刻な顔の赤い髪の戦士に、剃髪の魔術師は
首を傾げつつも頷いた。
「実は、久々に精製をしたんですよ」
「ほぅ」
「妹に霊石の仙手袋を作ろうとメノウの仙手袋と青銅の
仙手袋を作りました。もちろん成功です」
「ほほぅ」
「大工の石を購入し、この3つを用いて精製をかけましたが」
「失敗だな」
「ええ。けれど、大工の石は残ったんです。手元に五善槍と、
五酸のカメ、柴木がありましたから五雷槍を作って五奇槍を
作ろうと思ったんです」
「なるほどな」
「五雷槍は見事に成功しました。これからです、前に五奇槍は
失敗したことがあるので、慎重に行いました」
「結果は?」
「大失敗です」
肩の力を落として戦士。
「前にも五心の手袋を作るときに霊石の手袋までは成功した
んですが、五心は2回連続して失敗したんです」
「まぁ、不運だな」
「ここで問題なんです。これまでの精製の成功確率は五分。
しかし、『何1つ手元に残っていない』この現状は、何が
おかしかったのでしょう??」
戦士の言う通りだった。
いくつかの精製には成功している。けれども結果的にそれを
用いているため、失敗したら何も残らないのだ。
「それはな、お主」
剃髪の魔術師は気の毒そうな顔をして、戦士を見つめてこう
言った。
「単にお主の運が悪いだけさね」
要は、それだけのことである。
ということで、マジで運悪いです。
これまで高位の精製を何度もやっているんですけど、私の手に
残ったものは何1つなし!(大威張り)
五奇、忍風、五心全て二回連続失敗。
この時点で高価な五酸のカメも五個ほど消費してます。
・・・・・・考えると悲しくなるからくじでもやります。
ってちょっと待て!!(くじも何十万銭使ったことか…)
人によっては、買った方が安いみたいですね。
奥が深いなぁ、風の王国……
2002年11月13日(水) 本日はお仕事早く終わったので、早々に家に帰って
風の王国でまったりのんびりしてました。
はぁ、なんかいいねぇ、こーゆーのはw
やることはたくさんあるんだけど、最近はちょいと
逃げ気味。
立ち向かわないと!
2002年11月12日(火) なんか色々辛い。
気がどうしても滅入って滅入って仕方なくなることがある。
そーゆー時は、熱い風呂に入ってさっぱりするのが私の習慣。
さぁて、心機一転!
せめて一歩前を見て、これからも歩いていこうと思うのです。
今日の坊主――
ヴァレリアヌス氏指導の下、白幽霊にて魔術の技を磨く。
集中力が1時間しか持ちません、はわわ〜〜〜
2002年11月11日(月) 本日の風の王国。
久しぶりに魔で狩り。
2000万ほど白幽霊を狩りました。
だんだんとこのフィールドも楽になってきた気がする。
千葉の絵描きさんより
http://studio-miris.com/#anchor
を教えてもらう。
あ、任意ラジヲかっ!(番外?)
どこでこういう情報を?!
2002年11月10日(日) ビジュアルノベル「Virgin Kiss」の前編を製作完了!
あー、死ぬ死ぬ死ぬ〜〜〜。
終わんねーーーー(TT)
昨日今日と、なんかほとんどの時間をこれに潰してました。
その割には進み遅いし……分身の術で4人くらいに別れたい
気分です。
何はともあれ、第二歩目くらいは踏み出せたかな?
これからが本番です。
昨日、作った鍋が今日は味が「すき焼き」になってました。
???
なんだかなぁ……
2002年11月9日(土) 高句麗の東海岸を抜けると竜宮の地へ到達する。
そこに陰陽服の戦士と修行者の服の仙人の姿があった。
2人が臨むのはサメ将軍が住むと言われる洞窟だ。
「??」
戦士は隣を歩く仙人の足取りがやけに軽いのに気付く。
ややスキップ気味だった。何か良いことがあったのだろうか?
疑問は解けぬまま、やがて2人は洞窟の主であるサメ将軍に
出会った。
「何者だ、お主ら!」
威圧のこもった声で身長5mは超えるサメの化け物が問う。
戦士は手にした白炎剣を握り直した。
「サメ将軍、貴方の悪事はバレていますよ!」
「何の証拠がある?」
「証拠は今からはっきりさせます」
一触即発。
その時だ。
じゅるり
「「??」」
戦士とサメ将軍は聞き覚えのない音に彼女を見た。
仙人だ。
まるでご馳走を目の前にした子供のようによだれを流している。
髪の間に生えたネコ耳の飾りがまるで本物のようにぴくぴくと動く。
その姿はまさに…ネコ!
「おいしそう」
「ひぃ!」
剛勇で知られるサメ将軍が震える。
仙人はニタリと笑みを浮かべ、小声で歌い始めたではないか。
「さかなさかなさかな〜♪ さかな〜を〜たべ〜ると〜♪」
「食べるのかーーーー?!?!」
「にゃーーーー」
仙人はサメ将軍に飛び掛った。
がぶり
「ぬぉーーーー」
「フカヒレー、ウマー♪」
「やーめーてー!」
仙人に頭をかじられながら逃げ回るサメ将軍を、戦士はただ
見つめていることしか出来なかったと言う。
なおサメ将軍は家宝の宝物を仙人に差し出して許してもらったとか。
2002年11月8日(金) 長く赤い髪で右目を隠した戦士は、いつにもない厳しい目で
前方を見つめた。
ここは怪しい雰囲気の漂う旧家。
今では当時の恨み辛みが実体化し、立派な化け物屋敷となって
いる呪われた地だ。
「さて、行きますよ」
「はーい」
赤い陰陽服を纏った戦士の影に隠れるようにして応えたのは
同じく陰陽服の仙人の女性だ。
手には魔力のこもった扇子を握っている。
そのいでたちは戦士のよく知る女魔術師のものだ。
どうやら仙人の彼女は着るものをクリーニング中らしい。
戦士は慣れない服装でギクシャク動く仙人の彼女を眺めながら、
ふと妹である女魔術師を思い出す。
”そういえば、着るものを貸してしまったら今ごろなに着てるん
でしょうね??”
おしゃれな彼女のことだ、まさか裸でうろうろしているはずもない。
「??」
ふにふに
戦士の頬が横から引っ張られた。
「はんでふか?」(なんですか?)
仙人の彼女が首を傾げて引っ張っていた。
「ぼーっとしてるから。何考えてたの?」
「……いや、別に。では行きましょうか」
「今の一拍の間は何??」
「なんでもないです」
「なになになに?」
「おぶさらないでください、重いし」
「レディに対して重いは失礼でしょー」
「レディは化け物屋敷で、じゃれたりしませんよ」
少なくとも、2人の半径2mはいつ飛び出してくるか分からない
化け物に怯える雰囲気は微塵もないようだった。
2002年11月7日(木) 最近、色んな人や物を見るようになり確信に近く思うこと
がある。
昔からある宗教ってあるじゃないですか。
あれって、当時と同じ技術がつたない環境で全く同じプロセス
で現代に行ったとしても、結構広まると思うのですよ。
何が言いたいかって言うと、今現在は技術も発達して、情報も
一人一人に望むだけ入ってきて(一部そうでもないが)、共通
認識というものが広くなっているから、新興宗教なんてのが
あって、ちょいと過激だったとするとみんな嫌なものを見る目で
それを見るわけですよ。
でももしも一人一人に十分な情報もなく、神秘を信じるくらいに
技術がなかったとすると信じちゃう状態になるんじゃないのか?
ってか「何で信じないの?」とか思うんじゃなかろうか?
多分、一昔の人達はそういう状況だから仏教にしろキリスト教に
しろ信じたんだと思う。
そしてその時点で古い宗教は歴史の重さと培われた経験から社会
に認知された。
新興はそれがない。
大雑把過ぎて宗教関係者が見たら怒られそうだけど、そんなんじゃ
ないかな? もっとも私は宗教は絶対やらない性格なのでどうでも良いのだが。
論点は実はここではない。
宗教関係の芸術品、ありますよね。
たとえば仏像。
たとえば絵画。
これって、今で言う次のノリだと思うのです。
「あのアニメのあのキャラ好きなんだよなぁ」
「ああ、いいよね、あれって」
「俺、ついつい余ったレジンでフィギア造っちゃったよ」
「お、かわいくできてんじゃん!」
↓
「仏法に出てくる弥勒菩薩様ってかわいいよね」
「ああ、いいよね、あれって」
「ワシ、ついつい余った木で仏像彫っちゃったよ」
「お、かわいくできてますがな、なんまいだー」
合言葉はナンマイダーかいな!
要はね。
『今、同人世界で芸術レベルにまで昇華されてる創作物は
いずれ国宝級にも成り得るのではなかろーか?』
と、いうことさね。
少なくとも、コレクターはいるから需要はある。
むしろ海外への流出が心配?
江戸の末期に芸術的価値を見出されなかった写楽の浮世絵が
欧へ流出したように、日本のよくできた同人誌が博物館へ??
なーんて思うのは、実はあながち間違いじゃないかもしれない。
まぁ、笑ってくれよ(^^;
雪豹さんから頂きました小話をここに保管します。
赤い陰陽服を着た戦士の許にこんな手紙が届いたのは、彼ら4人の魔術師
が集う10日ほど前である。
真っ黒な封筒に、ほぼ同じ色で「元」とだけ署名してある。
訳知り顔で戦士は頷き、一人になれる場所−扶余の北の外れにある旧い監獄
へと向かった。
監獄の中でおもむろに手紙を開く。4枚の人相書と、1枚の紙片。
手紙にはこんなことが書いてあった。
やあ刀○(敢えて名を伏せます)君。指令だ。
今から10日後にこの4人の魔術師が顔合わせをするらしい。
どうやら、魔術の技能発表会のようだ。
ぜひ君にその内容を確認して欲しい。
いつもどおり、君や、君の仲間に何かあったとしても、当方は
一切関知しないからそのつもりで。
なお、この手紙は読み終えたらすぐに処分してくれたまえ。
10日後、戦士はひとり黒幽霊の洞窟に隠れていた。
そこへ現れた4人の男達。中の1人は戦士の友人であるあの坊主だ。
残りの3人のうちの1人は、どうやら猫の洞窟で斧をくれた魔術師のようだった。
(ふぅん、世間は狭いものだなぁ)
戦士の感心をよそに、中で一番高位な魔術師なのだろう、西洋の刺繍を施した
服を着た魔術師が
「では1年ぶりの魔術発表会を行いましょうか」
と宣言し、残る3人は頷いた。
「ではまずはワシから……見るが良い!!」
トップは戦士の友人である隻眼の坊主のようだ。
手に持つ七橋扇子をひと振り。すると、何もなかった空間に鳩が現れたではないか!
戦士の驚愕をよそに、残る3人はさほど驚いたようには見えない。
「…そう来ましたか。では、次はオイラだ!」
辮髪の魔術師が大きな声を上げた。
そして、
「うひゃ〜ひゃひゃひゃひゃ!」
と、叫んだかと思うと、何も持っていなかった彼の手には金の斧が握られていた。
「えい!」
叫んだ瞬間、その斧は銀の斧に変わり、更に、暗黒水晶斧となって彼の手から
消えた。
「実はさ〜、オイラ、これ中国で練習してきたんだぜ!猫の洞窟に来ていた、
人の良さそうなアベックからかってやった!!」
得意気に話すその言葉を聞きながら、戦士は頭を抱えていた。
(練習…だったのですね)
残る2人も得意の(?)ネタを披露し、発表会は夜明け近くまで続いた…。
数日後、戦士からの報告を受け取った元はとまどっていた。
「むう…これは、魔術の発表会ではなくて、記述の発表会ではないか…」
彼が日記に発表会の内容を公表しなかったのは、実はこういう訳なのだ・/pre>
2002年11月6日(水) 某掲示板でも書いたが、相変わらず大阪の町には変なものが多く、それは
なかなか消えたりしない。また例のガシャポンは健在でした。
ちなみにこんな感じの(以下前の書き込み転載)
大阪の町を歩いていたら、一台のガチャポンに遭遇した。
ぴたテンのフィギアが出てくるらしい、表面の表示には美沙の可愛らしい
イラストが張ってあった。
と、信号待ちの為にたまたまガシャポンの横を見ることになる。
「?!?!?!」
絶句だ。
そこにもガシャポンの中身を宣伝するイラストの書かれた表示があったのだが、
それはぴたテンではなかったのだ!
それは、なんと
ベルセルクのベヘリットのフィギア(パターン多いらしい(TT))
「………神よ、おろかなる人間を許したまへ」
おもわず十字を切って念仏を唱えるほど動揺してしまった晩秋の空の元でした。
でも買う人はびっくりすることでしょう。
ぴたテン目当てだったら、美沙とか紫亜とか可愛いのを想定した心持ちが、
いきなりベヘリットですよ!
泣くね、絶対。刻印打たれるね。
一方、ベヘリット目当ての奴もびっくりですよ。
「え、キャスカが出るんだ??」ってびっくりな勘違いですよ。え、さすがに
それはない?? もっとも私的にはベヘリットシリーズをコンプリした猛者
の方が興味ありますけど(^^)
ちなみに私自身が買ってどちらが出るかは試しませんでした。
だって、
どちらが出ても、処理に困りますから(TT)
≪転載ついでにせっかく豹野ゆきさんに頂いた風日記が掲示板ログで流さ
れそうなのでここに保存〜〜(^^)≫
今日も一人、サルの洞窟で真琥珀集めの仕事をし、彼女…豹柄のケープを
纏う女魔術師は、なじみの宿に戻ってきた。
女主人に琥珀を買い取ってもらい、出されたお茶を飲みながら傍らの小箱を
操作する。
この箱は「移動電脳」と呼ばれるもので、彼女の見たい光景が時間と距離を
超越して手に取るように見えるというものだ。
展開された画面には赤い長髪の戦士と、その友人であろう隻眼の坊主頭の男
が映っている。
坊主頭の男は何かにおびえたように青ざめた顔を、慰めているのであろう
戦士の顔にも不安の影が垣間見える。
もちろん、彼らが何を話しているのか細かいところまでは聞こえない。
「だいたい、想像はついたわ」
クスリと笑う女魔術師。そう、彼女もまた大魔霊魂棒の精製に何度も失敗して
いるのだ。
「そうねぇ、霊魂棒よりは忍風扇子の方がいいかな? 今度、材料見繕って
あげようかなぁ…。それにしても、すごい落胆の仕方ねぇ、2人とも」
そう言って彼女はひとり、けらけら笑い転げた。
…会話が聞こえたら、笑っていられなかったに違いない。
隻眼の坊主は落胆した面持ちで明子の宿へと戻ってきた。
戸を開けてくぐろうとした時だ。
「あはははは!」
聞き覚えのある声が中から聞こえ、思わず動きを止める。
物陰かなそっと中を覗くと、そこには豹柄のケープを纏った女魔術師がお茶を
片手に何やら小さな箱を覗いて笑い転げているではないか。
「先輩……何を笑っていると言うのだ??」
あの珍妙な箱が面白いのだろうか?
普通の箱にしか見えないけれども……
というか、箸が転がっても笑うお年頃なのかもしれない。
ともあれ坊主は、端から見るとちょっと近寄りがたい雰囲気を醸し出しつつある
彼女から、気づかれないようにその場を後にしたのだった。
「触らぬ神にたたりなし、じゃよ」
呟く坊主の首筋を、後ろから伸びた手が掴むのはこの数秒の後の出来事である。
「ひゃぁっ!!!」
坊主は一目散に逃げようとする。捕まえたのが誰なのかすぐに判ったからだ。
(い、いかん。食われるっ!)
「ちょっとぉ、何コソコソ逃げようとしてるの?残念だったわねぇ。でも気を
落とさないでまた挑戦するといいわよ。それにしても、高価な材料が台無しね。
魔法棒高かったでしょう?」
「へ?」
驚き顔の坊主。
「や、あの棒は先輩がくださったのでは?」
確かに、数日前『山猫運送店』の荷札のついた大魔法棒が届けられたのである。
坊主が留守の時に届いたらしく、例の長髪の戦士が届けてくれたのだ。
宛名は受け取りと一緒に破れたのか見えなくなっていたが、差出人の名はこの
女魔術師だった。
魔術師もまた不思議そうな表情を作り、考え込んでいる。
「あ、あたしがぁ?送ったですって??……あぁっ!!」
……話は数週間前に遡る。
宿の片隅で、姉妹らしい女性2人がなにやら話をしていた。
一人は、この女魔術師。もう一人は仙人の女性だ。女魔術師が敏捷そうなのに
対して、仙人の女性は、魔術師のような精悍さはなく、むしろ、どこかノンビリと
…そう、まるでくつろげる場所で居眠りをしている猫のような印象を与える。
「…ってわけで、化け物と間違えるなんて、悪いことしちゃったんだ〜。」
女魔術師がなにやら反省しきった様子で仙人に話している。どうやら仙人は
魔術師の姉のようだ。
「ったく、あなたは見かけによらず臆病なところがあるからねぇ…」
「そんなこと言ったって、姉さんだってあの場所であんな風に出くわしたら…」
仙人の女性は微笑した。
「まあ、相手があの戦士さんで良かったわよ。私も時々一緒に狩りに行く間柄
だから、謝っておいてあげるわ」
「じゃあ、お詫びの印に、これ渡してくれない? 魔術師用の武器だけど、売れば
お金になるでしょうし、何よりあたし、今ほかに渡せるようなものなくって…」
「わかったわ。今度お会いしたときに、渡してあげる」
……
女魔術師の心の中で「じゃ、一緒します」と、優しげに微笑みながら話しかけてきた
戦士の表情が蘇った。
(さては戦士殿、お友達にプレゼントしたのね。それも自分からって言わないで…)
女魔術師は一人納得し、笑顔でこう言った。
「あぁ、いいのよ。あたしもねぇ、何回も失敗してるし。そんなことで『とって食う』
なんて言うつもりはないから、安心してね」
女魔術師が考え込んでいる間、緊張し続けていた坊主は『食う』の一言を聞いた途端、
「ぎゃ〜!」と、声にならない叫びを上げ、その場で気を失った…。
≪うーん、ナイスですわ♪≫
2002年11月5日(火) くじけそうな者よ、もしも偶然にもここを見たのなら聴け。
君がくじけそうなことに対して、君は何を望んでいる?
誰かの慰めの言葉か?
そんな言葉だけ聴いても、状況は何もかわりゃしない。
他者の助力か?
自分でない者の気まぐれな助力に全てを擲てるほどに君の望むものは軽くないだろ。
応援と労いか?
頭を撫でてもらえりゃ、元気が出るんなら君はまだまだ追い込まれちゃいない。
そうだよ。
君が望むものはありゃしない。
立ち向かう先に堂々と向かうのに必要なものはただ1つ。
君のやり遂げるという意思のみだ。
くじけることは所詮は自分に負けるだけのこと。
ならば勝つには?
自分を奮い起こせ!
自分自身の力を見極めろ!
効果的に動き、目的を達成せよ!
くじけそうな者よ。
そのくじけるという意思そのものが、すでに負けへの一歩だ。
ただ、自分自身を信じて突き進め!!
2002年11月4日(月)
≪標準モードに戻ります≫
そんなこんなで約一ヶ月の間、オンラインゲーム「風の王国」を舞台にした
日記なんをぞやってみたわけですが。
最初は日記の内容をキャラ達にしゃべられるつもりが、いつの間にやら物語調に。
話題性の乏しい奴ですな、私は(^^;
結構書いていて面白かったので、また時々この調子で書いていきたいと思います。
風の王国知らない人は、訳のわからん一ヶ月だったんだろうなぁ(^^;
さて私の近況ですが、とかく「時間がない」。
日中は会社勤めなので時間は拘束されます。
問題は仕事でなくて、終わった夜の私的時間。
忙しいよ、マジで。
まずペルソナウェアの「雪音」。なんとか本日、修正版をサイトにアップしたので
一段落ですが、コイツは更新することによる話題提供型なので次はそっちで忙しい
です。まぁひとまずレベルですが、形になったので良いのですが。
このペルソナウェアの言語「綾織」はちょっと難しくなりすぎです。
手に負えん。下手にいじると誤作動しっぱなし、死ぬよ〜〜〜(TT)
ベルギー語あたりのマニュアル読んでるような錯覚に陥ります。
ともあれ、雪音はぼちぼち、ですね。
そしてもう1つ。
ビジュアルノベルの「Virgin Kiss」。Β版は公表してるんだけど、これじゃいかん。
11月中頃までに前編だけでも完成させないと!
今、こいつに時間取られまくりです。
ビジュアルノベルは普通の小説と異なって、幾筋ものルートがあるのですよ。
だからそのルートの数だけ小説書くのと一緒な訳で、文量が半端じゃありません。
もっともその分、キャラクタにも奥行きが出てきて立体的にもなるし、グラフィックと
サウンドを併用することによって、より臨場感と躍動感を持たせることができる。
これははっきり言って画期的だ。
所詮文字は静的なもの。どうあがいたって動的なものにはなれない。
それがこの手法だとなれるわけですよ!
もー、びっくりですね。ってそう思ってるのは私だけか??
そんなこんなでロクにゲームする暇ないほどバタバタしてます。
あーーー、思いっきり狩りしたい!
大尽力を撃ちたいよぉぉ!!(現在狩り絶ち1週間くらい?)
椿水さんに風のお話を書いていただきましたので、ここに保管しておきます。
タイトルは『鈴の乙女』―――
あれは幾年前の話だろう。思い出そうとすれば、それはとても鮮やかに、鮮明に蘇る。
出会いは常に突然で、花咲く心もいつだって突然にやってくる。
俺は久しぶりに母国でゆっくりとしていた。この国はこんなに荒れていたか?
ゆったりとしていたはずの国の雰囲気が妙に慌しくなっていたのに気が付いた。しばら
く遠出していたうちに何かあったのだろうか。
そう思った。
「刀牙さん」
ひとりの少女が、俺の存在に気が付いたかのように言った。
「よぉ」
「久しぶりですね。いつお帰りに?」
金髪の頭にふたつ輪を結び、青い陰陽師姿をした少女はにこやかに俺の方へ近づいてきた。
そして許可を取ることもなく、俺の相席に座り込んだ。
名を椿水。美人ではないが、印象の良い女性だ。年はいくつだったか。それなりに若かった
気もするが、忘れた。
彼女の誕生日までに思い出さなければ、きっとうるさく言われるはめになる。やっかいだな。
「ついさっきだ。お前こそ、ここで何をしている」
彼女の出身国は高句麗だった。
「ん〜兄ぃの用事でね」
「あぁ、なるほど。賦郷、元気か?」
「なかなかだよ」
椿水は、彼女の兄、賦郷と俺は旧知の仲だった。彼女と同じく高句麗出身の魔術師だ。
旧知の仲といっても賦郷は少しばかり謎めいていて、彼の全てを知っているわけではない。
賦郷は人と深く接するのが苦手なようで、だからこそ孤独を特徴に持つ魔術師という職業に
付いたのではないかと
俺はひそかに思っている。
それにしても椿水とは正反対な性格だな。彼女は人と接するのが好きらしい。いや、大好き
なんだろう。
仲良くなると、見かけるたびにぴよぴよと寄ってくる。まぁ、なつかれるってのも悪い気は
しないが。
むしろああもなつかれてしまうと、妹が出来たような気もしないわけではないから、愛着が
湧くというか、なんと言うか…。
「それにしても用事って?」
俺はなんとなく聞いた。彼女の表情が一瞬固まり、目が斜め下に泳いで苦い顔をするのが手
にとって分かった。
同時に嫌な予感というものが、俺の中に漂った。
「……くじ屋」
「…だ、たいたいの予想は付くが‥い、いくら使ったんだ?」
彼女の視線がまた、斜め下へと移された。そして言葉で答える代わりに、指で数字を示した。
「10万銭…あいつもまた‥」
俺はため息をついた。彼は妙に金使いが荒かった。毎度毎度のことではあるが、彼の消費癖は
どこから来るものなのか。
しかし彼女の表情はさらに険しくなった。そしてこう言う。
「刀牙さん、ひとけた‥」
「は?」
嫌な予感がした。人事とはいえ、こうも青ざめた顔をさせてくれるのは、あいつだけかもしれない。
「多いんだな?」
俺はズバリと言った。彼女は頷く。
「あのバカ兄‥なんとか言ってやってください」
彼女の苦労に同情する。しかしこの話題は彼女の怒涛の愚痴に突入するだけだ。ここは話題を
変えよう。
「そ、そういえば、最近何か変わったことはないのか?」
彼女の視線は、俺に戻された。
「最近‥あ、そうそう!アイスクリーム屋で少年と出会ったんですよ」
「は?」
いきなりの話題転換にびっくりした。いや、話題を変えようとしたのはこっちなんだが…
「旅行者らしくてさ、男ひとりでお店で食べてたから助けてあげたわけ」
「か〜男一人でアイスクリーム屋か‥。いいことした!お前は偉い!」
アイスクリーム屋に男ひとりで入るとは、その少年もやるもんだ。俺はそんなことを思いながら、
彼女の話に耳を傾けていた。
話の調子からするとずいぶんとその少年のことが気に入ったらしい。
「また、会えるといいな」
「うん」
本当に嬉しそうな表情をする。その顔に、俺もついそう思わざる得なくなる。
「そろそろ、出るか…」
時は夕刻。懐かしの我が家へ戻りたくなってきた。
「そぅ?じゃ、またね、刀牙さん」
「お前は?」
「まだここにいます」
そんなこんなで彼女と別れて、俺は店を出た。久しぶりに飲んだ酒の味が夕焼けの空気に混じって、
なんともいい気分だ。
そういえば、この国の情勢を何か椿水は知っていただろうか。彼女は高句麗の人間だし、知るわけ
はないかな。
そんなことを考えながら俺は、すこし遠回りを楽しみならうちへ向かっていた。
そんな時突然だった。余所見をしていた俺が悪いのだが、前から人とぶつかって不意に倒れてしまった。
「す、すみません」
俺はあまりにもびっくりして、いや、少し酒を飲みすぎたか、頭がくわんくわんと鈍い音が響くようだ。
ぶつかった拍子に相手は被っていたベールがはがたのだが、相手の顔に一瞬驚いた。
「椿‥っ?!」
いや、違う。似ているが、似てない。それに髪色が全く違うじゃないか。それに、こっちのが断然
美人だった。
こんなこと思ったのを椿水に知られたら、恐ろしい目に遭うな。
椿水に似た少女は、とても急いでいたようで謝るとすぐに体勢を整えて、走り出した。
俺は訳が分からないうちに、体を起き上がらせると向こうから数人の男たちが走ってくるのが見えた。
後ろを振り向いて見せた彼女の表情から、だいたいの状況が見えてきた。俺は近づいてくる男たちを
寸前で蹴飛ばして河に落とした。
少女は後ろ向きにとても驚いた顔をしていたが、俺は早く行けとあごで示した。
「な、なんてことをするんだ!あ、あの方は莉家(ライ家)のご令嬢だぞっ!それを…」
先程、俺に河に蹴落とされた男達は口に含んだ川水をげほげほと吐き出しながら、俺に向かって叫んだ。
「あんたたちの事情がどうだろうと、俺には知ったこたないね。
あんな恐ろしいものを見たかのようないたいけな少女をほっとくって理由を俺は知らないものでね」
男たちは、俺に絡むのは時間の無駄だと悟ったのか、あの少女を再び追いかけた。
ゆったりと過ぎ行くはずの一日に飛んだ災難に出くわしたものだ。しかしこの災難が、俺にとって
忘れられない想いとなって
心に残るとはこのときには思いもしなかったが。
うちへ帰っても彼女のことが頭から離れなかった。椿水に似ているとだけあって、印象に残るのだろうか。
そんなことを考えながらも、うとうとと眠気が襲ってきて、気が付けば野鳥が鳴く時間となっていた。
「よっ」
起きたばっかの頭に聞き覚えのある声が響いた。
「んぁ‥賦郷‥」
「久しぶりだな。しばらくは扶余の方に滞在しているんだ」
「あぁ、椿水から聞いたよ」
椿水という言葉から、昨日の少女のことが思い出される。
「あのさ、賦郷。椿水によく似た親戚っているか?」
「は? なんだ、突然…」
賦郷の顔が険しくなる。そして笑う。
「いや、いいんだ。なんでもない」
「椿水に似てるって、もしかして鈴詠(リンヨャウ)莉の事か?」
昨日の男たちが洩らした言葉が思い起こされる。"莉家のご令嬢だぞっ!"確かに、莉家と言った。
「お前が何したのかは知らないけど、今莉家に手は出さないほうがいいぜ」
俺はその時ふいに国の空気が慌しいと感じたあの時のことを思い出した。なぜ思い出されるのかは
分からないが、何か関係があるのかと、そんな直感だった。
「この国、何故か荒れている気がするんだが、お前なにか知っているか?」
「荒れてるねぇ…まぁ確かにな。荒れているっちゃぁ荒れているのかもな」
「今、すごいんだよ。莉家の後妻がやりたい放題。農民から搾り取るもんは搾り取るし、雨が降ら
ないのをいいことに
雨乞いの秘書があるって言いまくってるんだ。それをダシにして天子に取り巻いているらしいぜ」
賦郷は呆れたように言った。
「あいつらは所詮有力者だ。俺達が手をつっこむ溝さえないんだから」
前から思っていたことがある。この兄妹は有力者を常に嫌っていた。どんな目にあったかなど聞きたくもないが、
ともかく嫌っているのだ。俺達は出世すれば、それなりに力を持つのだが、そんな道を通るのにどれだけの苦労
が必要なのか知らないわけではない。
出世して、有力者、つまり貴族達に仕えれば金も入るし、不自由な暮らしを強いられることはない。
かくいう俺もあと一段階昇格が貰えれば貴族に仕えてもいい身分になる。
だが俺は、人にへつらう事など死んでもやりたくはない。生きるためとはいえ、流れに身を流すだけではダメなのだ。
俺はやはり自由気ままに生きていきたい。世界を回り、いろんなものを見て、俺の世界はいつだって無限なの
だと、そう思って生きて生きたい。
それに関しては、汚い手ばかり使い、権力のためなら他人を他人とも思わない貴族を嫌うのは俺も同じだ。
「莉家には女ひとりだけなのか?子供は」
なぜこうも気になるのかなど、分からない。これはただの興味心だ。俺は無意識にそう言い聞かせた。
「鈴詠は前妻の一人娘だ。後妻がずいぶん嫌っているらしいな。彼女はまともな人間だからな。
しかし唯一、危ない柱が倒れるのを防げてきた莉家ももう終わりだな」
賦郷はまたもや呆れたように言った。
「なぜ?」
俺は布団から上半身だけを起こし、身を乗り出した。
「嫁に出されるんだよ。相手はあの上流貴族、汎(ホン)家だ」
汎家とは、高句麗という大国にさえも名が通った悪徳貴族だ。しかし身分がら、宮廷にも顔が出せるといった
超上流貴族だった。
俺はなるほど、この国が慌しくなりつつある状況が掴めてきた。莉家と汎家がつながる、ということ。
これがこの国をどんな道へと導くのかが手にとって分かるようだ。
「これで莉家は文句なく堂々と悪さも出来るって訳だ。もともと上流身分の家柄だが、前妻がなくなった後、
後見を失っていたからな」
前妻、つまり鈴詠の母親の家柄は高句麗の上流貴族の李(リ)家だった。李家は中立を保った高級貴族だが、
それ故に農民からの批判と貴族からの批判が半々にある。李家の女性ともなれば天子に嫁げるほどの家柄だと
いうのに、なぜ田舎である扶余の中流貴族の元へ嫁いだのか当時話題になったという。
しかし彼女のおかげで莉家は中流から上流へとのし上がれた訳だ。その反面この結婚問題で李家の評判はかなり
のダメージを受けたという。
それもそうだ。当時から悪徳高かった莉家となど、手を結んだのだから。しかし彼女が嫁いでからというもの、
なかなかの向上を見せたらしい。それは彼女がまだ美しいまま逝くまでの間だけだったが。
「ま、お前が元気そうで良かったよ。久々だし調子を見に来ただけだったんだ」
「あぁ、サンキュな。お前こそ、相変わらず冒険者の身か?」
「あぁ、気ままで自由で、いいよ。楽しい」
彼はとても開放的な表情をした。いままで何をしていたかは知らないが、突然魔術師となると宣言して冒険者と
しての道を歩み始めたのだが、俺は当初心配だった。
彼は世間を知らない面が時たま見られたが、生きる世界をもっと広くなどしてちゃんと生活できるのだろうかと
思っていたのだ。彼には妹もいる。ふたりで生きていくだけのことが出来るのだろうか、と。
だがその心配も今では無用なようだ。
「俺はちょっと出かけるかな」
「おぉ。次旅に出る時は声かけてけよ!」
「高句麗までか?」
「当たり前だ」
賦郷は少し怪訝な顔をして、またあの呆れたような表情をした。昔の賦郷はどことなく、疲れた、何かに縛り
付けられた生活でもしてるかのような表情をしていたが、今では生き生きとしている。
声に張りも戻って、そんな彼の表情を見るととても嬉しく思う。
俺は無意識的にふらふらと家を出たが、外へ出たからといっていく場所があるわけでもなかった。
久しぶりに旧友と洞窟に狩りにでも出かけるか。それとものんびりと草原を歩くか。だが、今はどちらもする
気はなかった。
あの少女のことを思い出す。椿水に似た女性を。椿水に似ているから、気になっているわけではない。最初は
似ていてびっくりしたが、今はただ単に気になっているのだ。この俺がひとめぼれか?
化粧が映えて、美人だった。
ということは、椿水もあれだけ上品に着飾れば見れないこともないわけだ。
…なんて事を考えただけで椿水の怒り狂う顔が想像できる。
”汎家との婚約…”
胸にかすかに残る痛みは気のせいだろうか。ふと気が付くと、足は自然と莉家の豪邸の前へ。
「なんてこった。完全に重症だ」
認めよう。これはきっと恋なんだ。彼女の鮮やかな黒髪に、烏色の瞳に俺はきっと蹴落とされたんだ。
高い塀の向こうにはきっと彼女がいる。…といないかもな。昨日あれだけ必死に逃げていたんだ。
しかしあれはなんだったんだ?
婚約が嫌で逃げ出したのか?あの汎家だもんな。
それでも何でも遭いたいと、そう思うのはきっと気のせいなんかじゃない。
そんな時、向こうから馬車が来るのが目に見えた。あの馬車の影に隠れて何とか中に入れないものだろうか。
そんな突拍子もない考えが頭をよぎった。
彼女はいないかもしれない、だが、なんとなくだ。会える気がするのもなんとなくだ。
馬車の陰に上手く紛れるといっても簡単なことではない。
しかし一応、戦士としての格好は丁度いい。護衛のあるあの中にさっともぐりこむ事が出来れば…
とは言っても難しいことだと思い直した。ここは素直に侵入しようと思い立ったのだ。なんともすごい話だ。
今思えば勇気ある行動だったと思う。
高い塀に飛び乗り、勢いで塀を跨ぎ飛んだ。
そして入り込んだ豪邸の中は今まで見たこともないような庭が広がり、渡り廊下は長く続いていた。
初めて入った貴族の豪邸に呆気にとられて、俺としたことが人が近づいてきたという気配にも全く気が付かなかった。
「あなたは…」
その声にしまったと思ったが、無意識的に安堵していた。なぜならその声の主は紛れもなく、鈴詠莉の声だったからだ。
「やはり逃げられなかったんですか?」
俺は静かに早まる心の鼓動を感じ取りながら、どきまぎしているのが顔に出ないように振舞うのが精一杯だった。
「ごめんなさい。せっかく助けていただいたのに」
なぜ俺がここにいるのかという疑問の顔から、俺の言葉にふと悲しい表情に変わっていった。
「いや…」
「なぜここに?」
鈴詠の瞳は俺を率直に見ていた。それだけで平静を保つのにいっぱいいっぱいであったはずなのに、答えに詰まる
質問をされたときにはもう顔から冷汗が大量に流れ出ると思ったほどだ。
「あ、と。その…」
俺は見つかった時のための答えを用意していなかった。見つかったのが鈴詠で不幸中の幸いというものだ。
しかしある意味、一番見つかりたくない相手だった。
「わたくし、もう一度貴方にお会いしたかったのです」
「えっ」
俺は一瞬信じられない言葉が耳に入ってきたと、そう本気で思った。鈴詠が俺と同じように一目惚れなどというもの
に囚われてしまっていたなどということは露ほども期待していなかった。
それなのにこの言葉!俺は体の中で心臓が浮かび上がるのを感じた。
それと同時に、これだけの言葉がこんな嬉しいとは、本当に完全な病気だと自覚してしまったのだが。
「あの時ぶつかって、しかも助けていただいたのにお礼もろくにせず…」
「しかしここに舞い戻ってきてしまって…」
俺の表情が、ここでどんな顔になってしまったかなどは今となっては自分では分からない。
だが、たぶん、不幸そうな顔をしていたに違いない。
ひとり舞い上がってしまった自分に、とても恥ずかしい思いをしながら。
「不謹慎ですが、そのため貴方様に会えたのかと思うと‥、ありがとうございました。あの時は本当に。そして思いっき
りぶつかってしまって…」
だが、俺にはそれだけで十分だった。宙に浮くような気持ちのまま、この恋が終わるとはなんとも処理の付かない話
だと思っていたからだ。
彼女にあえて、こうしてお礼など言われ、ましてや会いたかったなどと言われ、それが謝るためだけだったとしても俺は
それだけで十分だった。
「鈴詠!」
豪邸の中から、声の甲高い女性の声が聞こえてきた。貴族の女性というものは、そんな大声を出すものなのかと少し
びっくりしたのだが。
鈴詠とは全く正反対のような女性だな。そう思った。しかしそれはただの偏見だと自分でも分かってはいたのだが。
恋は網膜だとはよく言う。まったくその通りだ。
「はい、お義母様」
彼女は焦ったようにそういい、俺を少しばかり見てにっこりと笑ってこう言った。
「では」
本当にそれだけだったが、この気持ちは浄化できると思った時間だった。この豪邸に忍び込んだのは別に鈴詠がいるかどうか
確かめたかっただけであって、いたら連れ去るつもりで忍び込んだのではない。たとえ連れ去っても、俺も汎家のものたちと
同じように力ずくだと、彼女の瞳には写るかもしれない。
そんな風に思われるのだったら、俺は臆病者でいい。
しかし汎家にとついで彼女が幸せになれるのかどうかが心配だった。それならばいっそここから連れ出してしまった方が
いいのではないのだろうか。
そんなことを考えているものだから、人の気配に再び気が付こうとはしなかった。
今なお、この過ちには顔から火が出るほど恥ずかしいと思わされる出来事のひとつだ。
「刀牙さん…?」
俺の存在に気が付いたかのように言ったその調子口調には聞き覚えがあった。後ろを振り向くと、見慣れた仙人の顔。
いつもは頭にふたつの輪をくくりつけている金髪の髪を後ろに一本にまとめて、あとの髪は下ろしていた。椿水だった。
後ろには二人の女がいて、俺を怪訝な顔をして見つめていた。俺を見た途端、ふたりの女性がひっくり返るような声で
小さな悲鳴を上げたものだから、俺の足は一歩下がり、いつでも塀を飛び去る準備をした。
しかし椿水は手でそれを止め、怪訝な表情のまま俺を見つめた。
「な、なんでお前がこんな所に…」
俺はいきなりの知り合いの出現に開いた口が塞がらなかった。よもや俺のこの恋心が知られたわけでもないのに、
無償に顔が火照り熱くなっていくのが自分でも分かった。
「こっちのセリフよ。刀牙さんこそ、なぜここに…」
椿水もいまだ怪訝な顔で俺の顔を見ていた。
「お前、こんな堂々と入って…」
言葉がなかなかスムーズに続かない。しどろもどろになっている態度がこれでは丸分かりだ。
どこからどう見たって不審者そのものだ。
「ということは刀牙さんはこそこそと入ってきたのね?」
椿水はズバリと言う。
「なにやってるんだか。見つかったら、突き出されるんですよ?」
「んなことはいいんだ!なぜお前がここにいる!?」
「……だって」
椿水は一瞬黙った。言おうか言わまいかという表情をしている。ただでさえ不法侵入している上に、知り合いにまで
見つかってしまった。俺は、すでにイライラし始めていた。椿水の答えを急かさせるように、眉間にしわがよったことだろう。
椿水はそれを疑いの目で見られていると感じ取ったのか観念して口を開いた。
「従姉妹の家ですもの」
「はっ?」
俺はおもわず声が漏れ、それは既に小声ではなくなっていた。
「従姉妹っつったって、うそつけ、お前!ここは貴族のうちだぞ!盗みに入ったとか、そんなのだとしたらお前こそ…」
俺は信じられなかった。たしかに、鈴詠とは似ているが…まさか本当に?!
そういう設定なら、頷けない事もない。鈴詠と椿水が似ているわけ、椿水がこの家に堂々と入っているわけ、しかし
信じられなかった。
なにより根拠も何もなかった。俺は賦郷と椿水がふたりで生活しているのを知っているし、たしかにふたりがどのような
環境で育ってきたかということは全く知らなかったが、それは聞いた事がなかっただけのことであって…
「私、貴族の出だもの」
俺の考えがまだまとまりがつかないうちに椿水は続けた。
「はっ?」
俺の頭の中はもはや、混乱と疑いがごっちゃとなってからまっていた。
「つまり上流貴族だってコトです」
椿水は既に開き直っていたせいか、にっこりと笑ってそう言った。気が付けば椿水は、普段とは違い化粧をして、正装をしていた。
まさに鈴詠とそっくりだ。しかし今は間違うようなことはないが。
「聞いたことないぞ」
俺はこの一言で精一杯だった。
「だって言ってないですもん」
椿水はけろりと言う。
「だって、賦郷は…」
きり詰まった生活をしているし、冒険者というまだまだ低身分の仕事だし、ヤツの消費癖と過去が全く不明なことから納得できる
といえば出来るのかもしれないが…、そんなごにょごにょとした返答をする前に、椿水は俺の言葉にしなかった言葉を理解して
こう言った。
「兄ぃは勘当くらったのよ」
「お前、貴族嫌いじゃなかったのか…」
そう真顔で言う椿水に俺はあっけに取られるしかなかった。いつも貴族をクズ呼ばわりしているこの二人が貴族出身などとは
信じられない事実だ。俺は、ただ単にからかわれているだけなのか?
椿水はさらに、俺の耳元に顔を近づけてこう続けた。
「利用できるうちは利用しないと損だってこと」
椿水の口から到底信じられない言葉が出たを、俺が冷静だったならこう言っただろう。
『お前の口からそんな言葉が聞けるとは、なんと光栄なことだろうね』
しかしそんな余裕をほざけるほど、俺は混乱していた。一言で片付ければ、ショックを受けたのだ。
「つまり兄ぃはバカだったってコトね。お父様に刃向かって、家追い出されたんだから」
椿水は肩をすくめてそう言った。俺は冷静に続ける椿水に、怒りがふつふつと込み上がっていくのを感じつつあった。
「…結局はお前も同じか…?」
俺は軽蔑にも似た目つきで椿水を見上げた。彼女はそんな俺の瞳を何の感情もなく、受け止めた。
「つまり私がうちを継げば、私の思い通りになるってことよ。この世情を私が何か変えられるかもしれない」
彼女の瞳から、闘争の炎が燃え上がるのを俺は感じられなかったわけではなかったのだが、納得がいかなかった。
「だから、政府の犬に成り下がるって言うか?!俺はそんなやり方嫌いだ」
「刀牙さん、今や高句麗もひどくもやもやとした闇が広がりつつある。それは扶余も同じ。それを変えるには権力が必要なの」
椿水の表情はいつしか、なんともいえないような苦い表情に変わっていた。
「私達、改革を望む貴族達が裏で動けば、少しでも何か変わるかもしれない。権力があれば発言権が強まる。
本当に理不尽な世の中だけれど、力のないものたちが反抗を続けても鎮圧されるだけ。私は権力が欲しい」
彼女は続ける。
「本来、身分は差をつけるために作られたものではなかったはずなのに…上のものが下のものを導き、守るためにあるもの
だったのよ。理想の世を作るためなら、私はどんなことをしてでも政治に関われるだけの権力を掴むわ」
俺は知らなかった。そんな貴族もいるのだと。機会があればゆっくり話を聞きたいものだ。いつしか椿水の気持ちが俺にも
伝わってきて、そんな貴族が世を治める時代が来たらどんなにいいだろうと思った。まだ納得のいかない気持ちはあるが、
ここは素直に椿水を見守ろうではないか。
「本当は兄ぃが継いだ方が、うまく出来たのに…」
ぼそっと呟く椿水は、もういつもの椿水だった。
「兄ぃは感情で動いちゃうから…せっかく頭いいのにさ」
「金遣い荒いのが玉にキズだけど」
椿水は呆れたように言う。さすが兄妹だ。この言い方表情はよく、兄と似ていた。
「…それでこのうちに何の用だ」
彼女の話にごまかされたつもりはなかった。とどのつまり俺は鈴詠のことしか考えていなかったわけだが。
「鈴詠、結婚するでしょ。その祝いとしていろいろと話があるわけよ」
俺の少し冷淡な態度に椿水は多少何かを感じたようだったが、そのまま会話を続けた。
「鈴詠は…」
"本当に結婚してしまうのか"という言葉が喉に詰まって、最後まで出なかった。一瞬会っただけの少女に恋焦がれるなんて
どうかしている。最初の印象が少し強すぎただけのことかもしれないじゃないか。
恋に突っ走って、自分を忘れるなんて戦士として全く情けない話だ。
「いや、何でも…」
俺は諦めるつもりでそう言った。そう、もう何でもないんだ。何も最初から手に入らない女性だと分かっていたものを求めても
仕方がない。ここでもう会わなくなってしまえば、完全に諦めが付くだろう。そう思った。
「…ふーん、そう‥」
椿水がどんな表情で俺を見ていたかは分からない。何か感づかれたかもしれないが、過去のものとなれば笑い話しにでもなるだろう。
ただ椿水は、関心のあるようなないような声の調子でそう言った。
「鈴詠は自分からこの家に戻ってきたのよ。彼女の母親のように、自分が何か汎家の動きを止められるかもと、
そう信じて婚約を自分の意思で決めたのよ。彼女はそんな強い女性よ」
そして椿水はそう付け足した。そうか、そう決めたのか。俺は安堵した。そんな風に思えるのならたしかに彼女は強い女性だろう。
「椿水さま、どこにいらっしゃいますか?」
廊下の奥の方から、椿水を探す声が近づいてきた。おれはその言葉に思わず噴出してしまった。
「椿水、さまぁ?!」
あり得ない話ではないか。宿に集まる仲間達の中に、椿水が貴族だと知っているものは少ないだろう。
たしかに印象の良い女性ではあるが、貴族という独特の雰囲気は持ち合わせていなかった。多少腹黒い面も見えるほどだ。
初心者をいじめるのが楽しいらしく、琥珀を貴重な宝石だと偽ってからかい遊ぶ椿水の姿に誰がそんなことを思うというのだろう。
まさに椿水は騙しの天才だったってわけだ。
「はい、そこ。笑わない」
椿水はいつもの口調でそう言った。やはりこっちの椿水のほうが落ち着く。そして続けた。
「刀牙さん、この後用事あります?」
「いや、ないが…」
「北方草原に入る道で待っててくれない?」
椿水はいきなりそう言った。なんとも珍しい話だ。
「なんだ、狩りでもするのか?」
「いいえ、歩くだけよ」
椿水はそうにっこりと笑って、早く出て行ったほうがいいんじゃない?と手を振り、廊下を歩き去っていった。
あらゆる方向から人の足音が聞こえてきたため、俺はすばやく塀を上がりその場を去った。
数日後、汎家と莉家の婚約が解消されたとの報道が扶余に広まった。どんな事実があったかは知らないが、
どうやら鈴詠莉が相手の汎家の嫡男を怒らせたらしい。そんな風の噂の元、ある家で一人笑っている少女がいた。
「なんだよ、気持ち悪りぃな」
そしてひとりの男がこう言った。
「うるさいわね」
そんな一人の少女の言葉に、呆れた顔をした男は思い出したようにこうも言った。
「あいつ、また何も知らせずに行きやがったのか」
「いいじゃない、別に」
あいつという代名詞だけで分かってしまうその男は、どうやら約束を守らずどこか旅へ出たらしい。
「よくねぇだろぅ!お前はまったく分かってないな!」
男はそう奮起した。
「と、いえば叔父上の家、とうとう崩壊しそうなんだって?」
「誰から聞いたの?」
思い出したように言った男のセリフに少女は怪訝な顔をして男を見た。
「…………」
「結局はお父様も兄ぃの事心配してるのね」
少女は沈黙の中に出された答えを見抜いて、そうため息を付いた。
「いいんだよ、そんなことはっ」
「それより、お前も家に帰れよ!俺のところばっか来るから親父もおふくろも心配して俺に手紙なんかよこすんだぞ!」
男は顔を赤くして、焦ったようにそう言った。
「親父だなんて呼び方、下品だわぁ、お兄様」
少女がからかうようにそういうと、男の顔はますます赤くなり、またもや少女はうるさいと怒鳴られるはめになる。
少女はそれを無視するかのように会話を続けていた。
「私がここに来てるのをいいことに、お父様は手紙が出せるからいいのよ」
呆れたようにそう少女の表情は、先程の男がした表情によく似ていた。
「まぁ、それより刀牙だよ。そういえばあいつ鈴詠のこと気にしていたな。鈴詠も家の崩壊寸前で大変だろうな。
あの鈴詠が怒らせるような言動を取るなんて信じられないよな」
男はそう考え込んでそう言った。
「鈴詠ならなんとかやっていけるわよ。刀牙さんだってすぐ戻ってくるでしょ」
「ならいいけどな」
「伯母上の忘れ形見だもの。幸せになって欲しいじゃない?」
「はぁ?」
「鈴の花は赤い髪によく映えるでしょうね」
「なに言ってんだ、お前…」
少女はそう言ってふっと笑った。母親が死んでからというもの笑うことがめったになかった少女、
母親の面影をふたりで分けたかのような愛しい従姉妹。彼女は彼女のためにいつか何かしてあげたいとずっと思っていた。
赤い髪の戦士が彼女にひと目で恋焦がれたように、彼女もひと目で戦士に恋焦がれたのだ。
一瞬にして心から恋焦がれるなんともあり得ない話は、ふたり一緒に同じ気持ちになるからこそありうる話なのだ。
ふたり草原を歩く姿の中に彼女が笑っていると思うと、椿水は笑みを零さずに入られなかった。
「お幸せに」
椿水は笑みを洩らしながらそう呟いて、お茶をすすった。その言葉は風に乗ってきっと二人に届くであろう。
以来、莉家の長女・鈴詠を見たものはいない。だが、莉家の崩壊が原因で、あまりの恥辱に外にも窓際にも顔が出せないとか、
病に倒れただとか、実は死んだだとか、しかし彼女を大切に世話していた少数の侍女が彼女を世話をしている姿を見ただの、
そんな噂が風に乗って届いていた。
草原を歩くふたりがどんな未来を歩むと決めたのか、それはふたりだけが知っている。