Diary


告白します。
私には特別な能力がありました。
すでに失って久しく、今思えばそれが本当に能力だったのかも疑わしいかもしれません。
けれど私には、幼いころ能力がありました。
その能力とは、「猫と話せること」。
たいした力ではないのかもしれませんが、確かに幼い私は猫達と会話することができたんです。
けれどある事件を契機に能力は消えました。
それは何故か? 幼い私には本能的に分かってはいたことを、老いた今改めて知ることができたのです。
ある事件。
それは私がまだ、家の裏庭でひなたぼっこに遊びにくる猫達と一緒に、この世の中に何の不満もなく、むしろ不満やそれに伴う自由という言葉の意味すら知らなかった頃。

青く茂る芝生の上に寝転がる私の周りには、様々な猫がいます。
しっぽをぴんと伸ばして威張るぶち柄のトラ。
おだんごなしっぽをふりふりと、私に擦りよる老いた猫のヒゲ。
そして私と同い歳の、この庭をテリトリーにしているメス猫のリサ。
「おなかすいたにゃー」
「おなかなでてー」
「にくきゅうさわってぇー」
猫達の考えることは突発的で、脈絡がなくて、いいかげん。
だけれど、のほほんとした猫達の声は、私にとって気持ちのいいものでした。
「良いわねぇ、ネコって自由で」
「自由?」
そんな私をベランダから見ていた母の言葉に、私は首を傾げました。
「好き勝手に生きていけるってことよ」
小さく笑う母に、私は傍らのヒゲに聞きます。
”ジユウなの?”
ヒゲもまた、私の問いに小さく笑っただけでした。

夏も終わりかけの頃。
リサがウチの庭先で子供を産みました。
「うわー、触って良い?」
「ふなーぉ」
6匹の子猫達はリサに似ている子もいれば全然似ていない子もいます。
「おっきくなってねー」
私は言って、ミルクをあげました。
そのとき、私は母の視線にまったく気づいていませんでした。
翌日のことです。
「フナーォ!」
リサの怒った声が聞こえてきます。
普段からおとなしい彼女からは想像できない戦慄のこもった声。
私は慌てて庭に出ました。
そこには2人の男の人と、母がいます。
母は、しまったというような顔をしていました。
そして男の人たちはリサの子供をそれぞれ抱えています。
「その子たちをどこに連れて行くの?」
私の問いに、母は答えます。
「貰い手が見つかったの」
”殺されるんじゃよ”
重なるようにして別の声が聞こえます、それは。
”ヒゲ?”
塀の上でこちらを伺っているのはヒゲでした。
”どういうこと?”
”ワシらのジユウは、お主たち人間の中でこそ成り立っているということじゃよ”
「だから大丈夫よ」
母の声は私の耳には入っていませんでした。
”リサ?!”
子供を取られたリサはしかし、すでに何も言いません。
彼女の目には、今はもう何もありませんでした。
目を子猫たちに移すと、彼らもじっとしています。
彼女たちは何も言いません。
ただじっと、私達を見ているだけでした。
その瞳は波一つない水面のようで、穏やかに見えて。
呆然としている私の前で、子猫達は男達――保健所の職員と後でわかりました――に連れて行かれました。
「リサ……」
私の声に、彼女は一言。
「ふにゃ…」
この時から、私の能力は消えたのです。

今思えば、あの能力は『必要なかった』のでしょう。
猫達の声は聞こえなくとも、彼らが何を言いたいのかは仕草で分かるものですから。
そして、肝心な場面ではそもそも『声』は必要ないのです。
だからこそ、私は能力を自ら捨てたのだと思います。
今は私の娘が日の当たる庭で野良猫としゃべっています。
その野良猫はウチの庭によく遊びにくるネコで、メスです。
そろそろ子供が生める時期になっていると思います。
母の立場となった私は―――

猫は年間27.5万匹、犬は28万匹が殺処分されております(H.11年データ)。
貴方ならどうする?

最近のラグナ―――
今更ですがニブルヘイムが実装されましたので、ちょいとプリーストなリクス君で遊びに行ってみました。
行き方は2通りあるそうで。
一つはウンバラの街のバンジージャンプから運がよければ行くという運任せルート。
もう一つはウンバラダンジョンを越えて世界樹を通り、ニブルヘイム郊外に出るルート。
さっそくウンバラに行ってみましたよ。

びびリクス


さて、バンジーですが嫌になるほど飛び降りました。
落ちて死ぬことは稀で、大抵は下にある湖に落ちるか、またこの地点まで戻ってくるか、普通に着地するか。
結局、ニブルヘイムへは行けませんでした。
なのでテレポートを駆使してダンジョンを抜けるルートを選択。
ウンバラダンジョンは複数に囲まれると地獄。
なんとか乗り越え、世界中に到達です。
世界樹の内部はなかなか新鮮でした。神々しい雰囲気出てますよ―♪
さて、到着したニブルヘイム郊外ですが、ここから街までも大変です。

三日月少女


ロリロリな敵ですが、一撃でダメージ1000超えました。
結局、到着までに2度死にましたが、ほっと一息です。
さてニブルヘイムですがセーブできません。
あとポタ登録もできないので、ここを根城にするのはなかなか難しいものと思われます。

志村うしろっ!


亡霊カプラさんは倉庫サービスしかやってません。
この街は、街中でもモンスターが出るので注意が必要です。
基本的にはアンデットですが、そうじゃない奴もちらほらと。
せっかくなので街中をうろついてみました。
亡霊NPCにもなかなか味がありまして、カニバリズム野郎だとか、辻キリエおじさんとかがいます。
中でもお気に入りがこの子。

お持ち帰りですか?


どうやっても連れて帰れませんでしたけど。
フィールドにはこの地を支配する魔女の城がありまして、壊れた大きなグランドピアノが設置されています。

ババアの肖像画


鍵盤を7つ持っていくと何か起こりそうな雰囲気。
しばらくは酒場でゆっくりしたいと思います。

食材と語り合いつつ……


さてbijyou鯖でのキャラですが、徐々に育っております。
まずはシーフの刀牙くん。

卵殻ラヴィ!


Lvは30/21。地下水道のB2Fを拠点に修行中です。
目指すはローグ,まだまだ先は長いゾっ!

打たれ弱いです


そしてマジシャンの炎牙くん。
Lvは35/25.ゲフェン東のクワガタ相手に健闘中です。
目標は炎系を極めたウィザード。
でもさっそくファイヤーボールとファイヤーボルトのスキルを取り間違えてファイヤーボールレベルを6にしてしまっています。
酔ってたんだよぉぉ!!!

そんなこんなで10月も張り切っていきたいと思います。

3rd Oct/2004



daicさんの冬コミ用として守護月天SSを書いたんですが、落ち着いて読み返してみると、きっとまたこんな感想をいただくと思う。
「シャオはこんなことしないと思います」
そして私もそう思う。とりあえずアイデアを練り直し。
没原稿は反省も踏まえてここに載せておこうと思う(一応ネタになるしのぅ)。
ではニタニタした笑みを浮かべつつ、読み流してくださいませ。

「今夜は何にしよう…」
七梨家のキッチンで、守護月天ことシャオリンは鰹節の袋を手に考え込んでいた。
鰹節の袋の口を止めているのはいつだったかに太助からもらったネックレス。
使い方は間違ってはいるが、シャオは大事にしている。
それを眺めつつ、
「昨日は八宝菜で、おとといはエビチリだったから……」
うーんと小さく唸り、シャオは流し台に腰を下ろした小さな星神に尋ねる。
「何がいいと思う、八穀?」
さいばしを背負ったその星神は、首を横に振って背後のリビングルームに視線を向けた。
その動きを追ったシャオは、そこにこの大問題(シャオにとって)を解決できる唯一の人物を発見する。
「太助様、ちょっとお聞きしたいのですが」
「ん? なに、シャオ?」
ぼんやりとTVで夕方のニュースを眺めていた太助は、キッチンから困った顔をして出てきたシャオに首を傾げた。
「今夜の…」
と、何か大きな黒い塊が、太助に向かって飛びついた。
「げふっ」
「たー様、たっだいまー♪」
太助を大きな胸にうずめて、問答無用のベアハッグをかますのはルーアンだ。
「もー、職員会議の長いのなんの。思わず教頭を殴っちゃったわよ」
「殴ったらマズイだろ、殴ったらっ!」
「だからもぅ、お説教も延々と受けちゃって、ルーアン落ち込んでるのん♪ たー様、なぐさめてー」
「だぁーっ、くっつくなっての!」
くんずほぐれつとした2人をシャオは眺めながら、ちくりと心の隅にちょっとした痛みを感じた。
それが何なのか、シャオは分からない。
やがてようやくルーアンを引き離した太助は、ぼんやりとたたずむシャオに尋ねた。
「で、シャオ。なんだっけ?」
「あ、えっとですね。今夜は…」
シャオの言葉が途中で途切れる。
2人の間に巨大化したソファが塞がったからだ。
「さあ、今日の試練だ、主殿」
「キリュウ! 唐突にこんなことするなよっ」
「予測できていないからこそ試練になるのだ」
ソファの向こうからそんな声がする。
「太助様、今度はキリュウさんと仲良しそうに…」
再び心がちくりと痛んだ。
先程よりも大きな痛み。
「ねぇ、たー様ぁ。試練なんかよりもアタシと一緒にお菓子食べながらTV見ましょうよぉ」
「だーかーらー、くっつくな!」
「試練だ、主殿」
「のわー、テーブルまで巨大化するなーー!」
巨大化したソファの向こうから楽しそう(?)に聞こえてくる声に、シャオははっきりとした心の痛みを知った。
”どうして?”
シャオは自分自身に問う。
”どうして太助様のことを思うと……”
「だぁーー!」
「待ってー、たー様ぁ」
「むぅ、振り切ったか」
2人の精霊の妨害を突破した太助は、巨大化したソファを乗り越える。
”どうして太助様のことを思うと、私はこんなにも体が…”
心から湧き上がる衝動に、自身の肩を抱くシャオ。
そんな彼女の前に、太助がソファから飛びおりた。
「ふぅ。で、シャオ、なんだい?」
「太助様、私」
「ん? ?!」
潤んだ目で迫られ、太助は内心慌てつつも言葉を待つ。
「晩御飯のメニューを考えていて、私、太助様に聞こうとして、でも」
「でも?」
「聞けなくて、今日だけじゃなくて、いつもお話できなくて」
思いついた単語を拾うようなシャオの言葉を、太助は神妙に受け取った。
「それでね、なんかここがもわもわっとするんです」
シャオは自身の胸を押さえながら続ける。
「私、太助様のことを思うと」
「思うと?」
それは唐突な動きだった。
太助の首に、何かが叩きつけられたのだ。
細くて柔らかなそれは、しかしながらスピードが乗っていて、太助は思わず呼吸が止まる。
「ぐぇ」
瓠瓜のような声を出して後ろにのけぞる。
攻撃はシャオの細い腕だった。
エルボードロップだ。
後ろ頭を床にぶつけながら倒れた太助の足をシャオは掴む。
「え?!」
速攻だった。
太助の両足がシャオの組んだ足によって4の字に曲げられる。
これ、すなわち。
「4の字固めだとっ?!」
ギリギリと太助の足の各関節を締め付ける。
細いシャオの足腰からは想像もできないほどがっちりと組まれていた。
シャオはまるで教科書に載せたいほどきれいに技を決めつつ、告げる。
「私、太助様のことを思うと胸がもやもやするんです。それで、それで……どうして私、こんなことしているんでしょう?」
「いててててて!」
「太助様、聞いてください」
ぐき
嫌な音がした。
「ギブギブギブっ!」
太助の右足がややおかしな方向に向きかけていた。
「あー、シャオ。それ何か分かったよ」
助け舟は2人の頭上から。
姉の那奈だ。
「これって何でしょうか?」
しっかりと技を決めながら問うシャオに、彼女は弟の苦痛なぞいざ知らずニッコリと微笑む。
「そりゃ、シャオが一生懸命働いているのに、太助は他の奴らといちゃいちゃしてるからだろ」
「そう、なんでしょうか?」
「そうさ」
「では私はいったいどうすれば」
そんなシャオに那奈はニヤリと悪魔の笑みを…太助に向けた。
「もうちょっと足に力を入れてごらん」
「え、ちょ、ちょっと!」
太助の抵抗も空しく。
「はい。えぃ!」
「うぎゃぁぁぁぁぁーーーー」
がっくりと激痛に気を失う太助。
「ほら、すっきりしたろ?」
「あ」
シャオは自身の胸に手を当てて、そしてダウンした太助を見る。
未だに苦悶の表情の太助を見て、
「何故かすっきりしました」
にっこりと微笑んだのだった。
この日を境に、太助は今までにもましてシャオの買い物を手伝ったり、ルーアンは朝のごみ捨てを率先してやっていたり、キリュウにいたっては起きる時間が1時間も早くなったのは余談である。

* シャイニングウィザードの方が良かったですかね?

本日は会社の特称試験(主査とかそんな肩書きの)。
昨年は何故か面接で落ちたので、今年こそは受かっておきたいところ。
っつーか、30手前にもなってヒラってのは勘弁してもらいたい。
今日の試験は筆記試験で、ありがちなお題に対しての論文みたいなもの。
SS書くノリでちゃくちゃく済ませてまいりました。
書き終えて思ったこと。
「あ、オレ、案外まじめにこの一年仕事してたんじゃない?」
そんなわきゃ、ねーダロ……

「ソウルドロップの幽体研究」(上遠野 浩平/NON NOVEL)を購入。
8月末に発売していた上遠野氏の小説。全く存在に気づかなかったです。
この方の小説が好きな方で、結構見落としている人が多そう。
ちなみに今、出だしを読んでいますがいつにも増してややこしそうでございます。

2nd Oct/2004



さて、買出しにと街に出た5人の誠だったが、それぞれどのような「運命」をたどったのかを見てみよう。
まずは仮に誠その1としておこうか。

「あとは食塩を1kgやな」
フリスタリカで一番大きい市場で、片手に袋を下げた誠は彼の担当する最後の資材を探していた。
「しっかし、さすがは街一番の市場やな」
周りにあふれるばかりの人だかりに、誠は流されないように気を付けながらまっすぐと進む。
ふとその進路が彼の意識しないところで右にそれた。
「?」
彼の開いた右腕に絡んだ腕がある。細い腕だ。
「奇遇ねー、まこっちゃん」
「あ、菜々美ちゃん?!」
腕を組んでにっこり微笑むのは陣内菜々美その人だった。
そしてその笑みは場所と時間によっては見る者に不幸を与える。
「せっかくだから買出し手伝ってよね♪」
「あ、いや、僕は今…」
「さ、これ持って」
「うわっ、なんやこの荷物は」
どっさりとリュック一杯の荷物が渡された。
「まだまだ序の口よ。いやぁ、こんなところでまこっちゃんに会えるなんて、まさに運命?」
「僕の都合なんて関係なしやね」
「なんか言った?」
「いや、なにも……」

誠その2の場合―――
フリスタリカの商店街に足を運んだ誠は、酒屋に足を運んでいた。
「おやじさーん、きついのを瓶いっぱいにお願いしますわ」
「はいよっ!」
もちろん、呑むわけではない。
これを熱し、アルコールのみを抽出するのだ。
しかしそんなことなど知ったこっちゃない人物が、そこにはいた。
「よぅ、誠。なかなかいいもの呑んでるじゃねーか」
「あ、シェーラさん。それにアフラさんも」
声に振り向けばそこには炎と風の大神官がいた。
シェーラは赤ら顔、アフラはため息とともに額に手を当てていた。
「えーっと、もしかしてこのパターンは?」
「さぁ、誠、一緒に呑もうぜ! アフラ、呑みなおしだ呑みなおし!」
シェーラに腕を捕まれ、向かいの居酒屋に問答無用で連れ込まれる誠。
その後姿を眺めながら、アフラは再度大きなため息をつくのだった。

誠その3の場合―――
城の裏門から出ようとしていた誠は、走って廊下の向かい側からやってくるロンズとストレルバウに軽く敬礼した。
「お疲れ様で……えええ?!?!」
誠はそのまま2人に拉致される。
「誠殿、しばしファトラ様の身代わりに」
「お願いいたしますぞ」
「またですかぁぁぁぁぁ〜〜〜〜」
そして3人は城の奥へと消えていった。

誠その4&5の場合―――
「のぅ、アレーレ。あれは誠ではないか?」
「そうですね」
「2人に見えるが?」
「見えますね」
「どういうことであろう?」
「……さぁ?」
「ふむ」
「あ、でもファトラさまぁ」
「ん?」
「誠様で遊ぶ楽しさは2倍になりますね」
「拉致ってこい」
「らじゃっ!」
以下、想像の通り……。

こうして誠軍団は崩壊した。
しょせん1人であっても5人であっても、そして10人であっても辿る運命は同じなのである。
負けるな、誠。泣くな誠。
きっと夜明けはやってくる。

アニメ版ラグナロクが終わりましたね。
なにげにアイツとかコイツとか、さらりと死んでるのがびっくりではありました。
それはそうとダークロードにマグヌス効くんだ……(そうなの?)

今月のヘルシング イン アワーズ。
ウォルターお爺ちゃんが、ウォルターお爺ちゃんがぁぁぁ!!
きっと暗黒面に囚われてジェダイの騎士に復讐を(嘘)。

東京に転勤になって、ちょうど半年。
今は生きているけど、この調子でこのまま暮らしていくことに不安を覚え始めております。
大丈夫か、今の仕事??
「成せば成る」という言葉は場合によっては「成るように成る」とも言えるのが怖いです。
考え時か……。

30th Sep/2004



ここはこの世界ではなく、遠く離れた世界。
物理的には決して到達することのできない、次元を越えた場所に存在する異世界でのお話。
「できたで!」
青年は紫色の煙がうっすらと立ち昇るフラスコを手に、歓喜の表情を浮かべていた。
彼の名は水原 誠。
フリスタリカの白色魔人(白衣を着ているから)、素直なファトラ姫(関係者)、おもちゃ(某姫君と付き人)などの異名を持つ、この世界においては異世界人である。
すなわち彼は『こっち』の世界の住人であったのだが、ひょんな事件があってこの異世界へとやってきたのである。これについては『神秘の世界エルハザード(Pioneer)』をご覧いただきたい。
さて、彼が完成させたものとは?
「これでボクの研究も、ぐっと進むはずや!」
テンションが高いのだろう、一人叫ぶ彼。
やおらにフラスコの中身をぐいっと一気に飲み干した。
するとどうだろう。
誠の姿が霞がかかったようにぼやける。
やがて彼の姿がぶれるようにして2つに、3つに増えたように見えた。
いや、実際に増えた。
ぼんやりとした彼の姿は5つ。
それはほどなくしてはっきりとした形をとる。
誠が5人になった瞬間である。
「成功やな」
1人の誠が呟く。
「これで効率が5倍や」
言葉をつなぐようにして隣の誠が言った。
「さて、早速研究を続けようか」
こちらは3人目の誠だ。
「そうやね」
相槌をうつ4人目。
「その前に、次の装置の機材の買出しに行かなあかん」
最後の5人目が思いついたように手を打った。
「ほな、手分けして調達しよか」
最初の誠の提案に残る4人が頷いた。

彼の研究とは、この異世界から元の世界に戻る研究である。
だが研究は、これまで彼の天才的な頭脳をもってしても思うように進まなかった。
その最大の原因が『効率』である。
なにぶん未知の分野ゆえに1から全てを成さなくてはならない。
この効率を上げるためには同じだけの知識を持つものの数自体を増やす必要があった。
それを解決したのが、今回の誠分裂である。
純粋に効率は5倍だ。
しかし。
しかしである。
各々買出しに出かけた誠はこの後、全く研究が進むことがなかった。
それが問題である。
何が理由で誠の研究が進まなかったのか?
『これが理由だ』というものがあったら、是非とも当HPの掲示板にでも書き込み願いたい。
この解答は次回更新にて。

ぶっちゃけ、Web拍手は残酷な凶器になりうると思います(2,3の拍手を聞きながら)。
芸人が受けないギャグを会場で放った際の、あの静まり返った重い沈黙を再現したような感じ?(^^;;

27th Sep/2004



久しぶりに会った憧れの人は、記憶の内に美化されることなく、やはり昔のままに美しかった。
では、私は?
変わるものと変わらないものがある。
―――そんなお休みの日でした。

26th Sep/2004



ワタシは誰もが羨む絶世の美女♪
言い寄ってくる男達は後を立たず。
でもワタシの心を掴めるのは、ワタシを本気で守ってくれる人だけ。
あら、今日もまた来たわ。
あれは某石油国の王子様ね。
「貴女を命に代えても守ります!」
「実はワタシ、シティ○ンターとゴル○13に命を狙われているの」
バキュン!
「サ、サヨウナラ、美シイ人…」
まったくだらしのない。
あら、今日はまだ来るのね。
今度は世界最強の名をほしいままにする某格闘家じゃない。
「君は俺の命に代えても守る!」
「ワタシ、実は借金が3億くらいあるの」
「おぅ、貴様が肩代わりすんのか? 金返せや、ワレェ!!」
「おっと、トレーニングの時間だっ!」
あらあら、何も走って逃げなくても。
ホント、この世にはワタシを本気で守ってくれる人はいるのかしら?
「こんにちわ、あのー」
あらら、クラスメートの佐伯くんじゃない。
貴方もワタシにプロポーズしに来たのかしら?
「あの、これ」
佐伯くんは一枚の紙をワタシにおずおずと渡してくれましたわ。
ラブレターというやつね。
「佐伯くん、ワタシはエビ座の第三惑星アレレラーからきた皇女なの。でも今ではアレレラーは大臣の謀反でワタシは追われる身。こんなワタシだけど、貴方は命に代えても守ってくれるかしら?」
ちらり、ワタシは佐伯くんを見ましたの。
彼はかなりヒイた笑いを浮かべて、じりじりと後退していますわ。
まったく、だらしのない。
「お、お大事に」
彼はそう言い残して去っていきました。
ワタシは何気なく、彼の渡してくれた紙を見てみます。
そこには『プール開きのお知らせ』と書かれていましたわ。
最近、学校を休みがちだったからプリントを持ってきてくれたのね。
そうならそうと早くおっしゃいなさいな。

ワタシは誰もが羨む絶世の美女♪
言い寄ってくる男達は後を立たず。
けれど某高飛車な女占い師に言わせれば、
「アンタ、性格直しなよ」
まったく、失礼よねぇ?

* アンタそれ、電波ですからっ!

本日のラグナロクは、プロンテラ前にカプラ娘が3人たむろしておりましたので聞き耳を立ててみました。
なにやらネカフェ1000店記念でミニイベントが開かれているとのこと。
さっそくイベントにトライ。そしてあっさり終了。
散々歩かされた割には、アレでしたが……。

Bijyoのまじ助はようやくファイヤーウォールLv7に。そこそこ使えるようになりました。
今はフェイヨンDでゾンビ相手に死闘を繰り広げております。Dead or Die...
被ダメがすさまじくでかい上に、ファミリアーが2匹たかってくると即死コースです。
やつら、魔法唱える時間くれないだよっ!!
手に汗握る戦いをそれなりに楽しんでいたり。

まじ助戦う


装備も案外安く売っていた神官の杖(25000Zeny)、メントル+ピッキカード(HP+100)と、そしてウィザードハットとそれなりに充実。
アンデット対策に今装備しているフードにオークゾンビカードを挿したいところです。
ともあれ、死ににくくなるように頑張るとしますかね。

(゚∀゚)ラヴィ!!
ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ♪
耳に残って離れないーーー!

23th Sep/2004



天空のさらに上空。
人の感知できない、神と精霊の住まう場所。
そこから2人の妙齢の女性が下を見下ろしていた。
「ねぇ、フーコ。暇ね」
「相変わらずね、アツコ」
フーコと呼ばれた北風の精霊は、気のない言葉を放つ太陽の精霊をぼんやりと眺める。
「何かないものかしら?」
「そうねぇ」
フーコは下を見る。
と。
人気のない、午後の住宅街。
電柱の下に、ロングコートを羽織った中年の男が一人立っている。
「そうだ、ねぇアツコ。アタシ達のどちらがあの男のコートを脱がせられるか、勝負しない?」
「んー? どっかで聞いたような話ねぇ」
太陽の精霊アツコは地上のさえない中年を一瞥。
「ま、暇だし。やってみましょうか」
案外ノリ気だ。
「じゃ、アタシからね」
まずは北風の精霊フーコ。
強風を男に叩きつけた。
「?! 何だこの風は??」
男は風にコートを剥ぎ取られないよう、襟を立ててますますきつくコートを体に寄せる。
「ちぇ」
「駄目じゃない。次は私の番よ」
風が止み、太陽の強烈な日差しが男に照りつけた。
「…暑い」
男が掴むコートの襟から力が抜ける。
だが。
「なんでこのくそ暑いのにコートを脱がないのかしら??」
男は頑として暑苦しい丈の長いコートを脱がなかった。
「あらあら、太陽の力もこんなものなのね」
さらりといったフーコの言葉がアツコに本気を出させることとなる。
「このっ、これでも食らえ!!」
地上に真夏以上の暑い日ざしが降り注ぐ。
コートの男の足元がふらりと揺らいだ。
「お?」
男がコートのボタンをはずし始める。
「あらら」
残念そうにフーコ。
やがてボタンをすべてはずす男。
「よっしゃ!」
ガッツポーズのアツコ。
しかし。
「あっついなー!」
ばさりとコートを脱ぐ中年男。コートの下は裸。
裸体。
ヌード。一糸まとわぬ姿。
これ、すなわち。
露出狂。
上空から見たくもないおっさんのイチモツをしっかりと見届けてしまった2人の乙女は、
「「いやぁぁぁぁぁ!!!」」
叫びは力の暴走となり、強烈な日差しと強風が地上に降り注いだ。
それはすべてを焼き尽くす熱波となる。
「あちっ、なんだなんだ、コリャ?! あちちちち!!」
というわけで、今年も猛暑となりましたとさ。

さて本日から『Web拍手』始めてみました。
毎度、笑えるようでしたらポチっとクリックしていただけますと嬉しいです。
ぶっちゃけ、1つも拍手なかったら正直凹む。これ間違いない。

22th Sep/2004



三連休の最終日は久々に映画を観に行きましたよ。
『ヴァン・ヘルシング』を観たかったのですが、あいにく近所ではやっておらず。
代わりに観たのは『NINNIN 忍者ハットリ君 THE MOVIE』。
観たかったものとずいぶんギャップがありましたが、こちらも劇場で見てみたい作品の一つ。
普通に面白かったです。お話も分かりやすいし、笑えるし、〆もしっかりしてるし。
手裏剣の飛ぶ様とかは、劇場の大画面で見ると迫力ありますなぁ。
なんとなくエコキュートのCMを思い出してしまうシーンがあったりして、関係ないところでも笑ってしまいましたわ。
かなり笑えて楽しかった一本です。

ラグナロクを再開しました。
早速Lokiサーバーでの三兄弟で肩慣らし。
1レベづつ上げたところで気づく。
「新鮮味がない」
あとマジシャンをやってみたかったのもあったので、Bijyoサーバーで新キャラ作ってみました。
ノービス時代が辛いです。INTに振っているので、ダメージが全然いかない。

足がすくんで動かないよぉぉ


さらにはノービスに向かってアークエンジェリング御一行様が襲い掛かってくる始末。
なお、こいつらに襲われて計二度死にました。遭遇率高いな(TT)
ともあれ、色々な苦難を乗り越えて、

まじ助


結構時間がかかりましたが、まじ助完成です。
たまたまその場にいて、転職の瞬間を見届けてくださったマジ先輩がウィザードハットくれました、さんきゅー♪
気分はハリーポッター?
さて、ファイヤーウォールを覚えたけど、効果時間短すぎて役に立たないお年頃です。
せめて8秒くらいはもってほしいですなぁ(レベル上げるしかないか)。
¥もなく、他の装備品も貧弱で(帽子なかったらある意味死んでる)、回復アイテムすら侭ならないこの状況がとても楽しいです。
この苦労が何とも言えないんですよねぇ(^^)

20th Sep/2004



私の近所の古本屋さんには、一冊だけだけれどすごく装丁の美しい本が飾ってある。
厚さは10cmくらいあって、きっと角で殴られたら痛いでは済みそうもない代物だ。
そいつには鍵がかかっていて、店主の爺さん曰く「開いた者は本の世界に飛ばされる」と言う。
爺さんは鍵を持っていないので、中身を見たことがないらしい。
また表紙の文字もどこの文字かさっぱり分からないとのことで、自分が言っていることすら本当がどうか分からないという。
でも、私には分かる。
爺さんの言っていることは真実だ。
私には読める、なぜだか分からないけど読める。
表紙に書かれた題名は『ようこそ、異世界へ』。
そして私は鍵を持っている。
死んだ祖母の形見の、さび付いた青銅の鍵。
どうしてこれが本の鍵なのかは、説明できない。
鍵を持っている私には直感的にそうであると分かったんだ。
祖母が生前、私に語ってくれた物語は不思議なお話が多かった。
きっと彼女は、扉を開いたんだと思う。
今日も私はその本の前、懐に入れた鍵を服の上からそっと手を当てて実感する。
いつだって違う世界に行ける。
だけど。
この世界だって、ちょっと目を向ければ違う世界が広がっているんだ。
「おや、今度はSFに興味があるのかね?」
本屋の爺さんは私の視線の先を見て、微笑む。
「ま、そんなとこかな」
私は笑って、古ぼけたその本を手に取った。
きっかけは、いつもすぐ傍にある。

19th Sep/2004



今日の小話はお休み。
そろそろネットゲームを再開しようと思うのですが、風の王国かラグナロクか、どちらにするか迷ってます。
ユーザーが飽きない世界観はラグナロクだけれど、操作性とかアットホームな感じは風の王国。
と、迷っている間にキャラが消されそうな予感ではあります(^^;;

メインマシンをちょこちょこいじって、サブマシンで用いていたデータ保管用HDD『Gungnir』を設置した。
これで今までちょっとあった不満は解消されて、かなり便利になる。
サブマシンはハードディスク壊れた上に、何故かネットワーク接続できないのでただの箱に成り下がっている。
多分これからはゲーム専用機かっ?!

さて今日から三連休なのです。
初日の本日は手始めに地元のスーパー銭湯(温泉ランド?)なるところに行ってまいりました。
いやぁ、いろんな種類の風呂がありますなぁ。
2時間ほど入っていたら、体中がふやけて癒しどころか疲れてしまったり……
程々が一番です。でも気持ちよかったぁ〜〜♪

18th Sep/2004



夏の夜。
両脇が田んぼの、田舎道を歩いていた。
空は雲に覆われていて、地上に星の光は届かない。
わずかに月の明かりが届き、所々スポットライトのように電柱に備え付けられた外灯が灯るだけだ。
誰も人のいないその道を、彼は心なしか足早に歩いていた。
と。
次の外灯の下に、人が立っている。
肌色の、ぴったりとしたシャツを着た中年前の男だ。
彼は足早にその前を通り過ぎようとして。
唖然とした。
男の肌色と思っていた服は、服ではなく。
裸。
全裸。
しかしきちんとボタンが首元から下腹までしてある。
直接、肌に縫い付けて。
男はニヤリ。
彼に微笑んだ。

フッと、ろうそくの一本が消える。
場には、6,7人の男女。
「今の、怖かったか?」
「「いや、むしろ気色悪い」」

* そろそろこの手の話は限界か?

17th Sep/2004



僕には妖精の友達がいた。
けれど彼女の最期の時には、僕は彼女が妖精でないことを知り、村のみんなは妖精であると断定した。
反吐が出るような、人間の醜さを知った記憶だ。

僕の住む村は山に囲まれた、田舎としか言いようのない田舎だ。
領主様も暢気なお方で、それゆえに愛されていることもある。
そのころの幼い僕には幾人かの友達がいた。その中でも変わった奴がいた。
亜麻色の長い髪をした、可愛らしい女の子だったと記憶している。
けれど彼女は、自分自身のことを常にこう言っていた。
「私は妖精なの。人間じゃないのよ」
他の友達も、それに大人すらも彼女のことを奇異の目で見て、そして関わらないようにしていた。
いつのころからだったか、彼女とまともに口を利くのは僕だけだったような気がする。
僕の両親は城仕えだったこともあって、自由放任主義だったことも起因しているんだろう。
自称妖精の彼女は、森の奥に住むといわれる魔女の子だった。
もっとも後から調べたことだが、森の奥に住んでいたのは彼女の両親が炭焼きの仕事をしていたからなのだが。
妖精を名乗る彼女は、様々なことを知っていた。
例えば満月の出る晩は、海岸線の向こうに見える孤島への道ができること。
例えば大きな地震が来る前触れや、嵐の前兆。
例えば美味しいシロップの作り方。
僕の知らない、村の物知り老人も知らない、まさに僕にとっては妖精のような人が知っているような知識に経験。
「私は妖精なの。知っていて当然よ」
薄い胸を張って笑う彼女を、僕は妖精であると信じた。
やがて時は流れる。
僕も彼女も成人の儀を迎える頃だ。
その頃もまだ、彼女は自分のことを妖精だと言っていた。
それを信じてあげられるのは僕くらいで、村の人々は「ああ、そう」と流す程度のことだった。
彼女は僕に言う。
「なぜ信じてくれないのかしら?」
信じているのは僕だけで良いじゃないか、この時そう言ってあげればよかったと思う。
ある夏の日、あの事件が起こった。
始まりは村一番の金持ちである交易商人の息子が死んだこと。
彼の肌には黒い斑点が体中に浮かび上がり、その日の晩に血を吐いて死んだのだ。
次の日、武器屋の娘と八百屋の親父が同じ症状で死んだ。
その次の日は宿屋の主人と、そして客の全員が死んだ。
次々と村人が死んでいく。
皆、恐れおののいた。明日は自分の番かと。
原因は何だ? こんな症状はどんな医学書にも載っていない。
暗澹とした村の中。
誰かが一言呟いた。
「呪いじゃないのか?」
それが引き金だった。
「誰の呪いだ?」
「魔女だ」
「村に魔女はいない」
「いや、いるぞ」
「どこに?!」
「魔女ではなく、妖精がいる」
「妖精の呪いだ!」
「そうだ、妖精の呪いだ!!」
「殺せ、妖精を殺せ」
「殺せ」
「殺せ!」
程なくして彼女が引っ立てられた。
後ろ手に縄をかけられた彼女は村の広場にはりつけにされる。
村人達が彼女を囲み、殺意のこもった目で睨む。
優しかったはずの領主が彼女を前にこう叫んだ。
「火炙りに処す」
「彼女に何の責任もない! こんな馬鹿げたことがあるものか!」
「「火炙りだ、焼いてしまえ!!」」
僕の言葉は怒涛のような村人達の叫びに掻き消えた。
僕は絶望のこもった瞳で、今まさに足元に詰まれた焚き木に火をつけられんとする彼女を見る。
彼女は僕を見ていた。
そして、満足げに小さく微笑んだ。
火がつけられる。
彼女は叫び一つ上げることなく、燃え盛る炎の中に消えていった。
村人達から歓声が上がる。
この瞬間、彼女は村人達から妖精であることを認められたのだ。
小さくなっていく炎を、僕はただ見つめる。
「君は誰がなんと言おうと人間だ」
僕は小さく吐き捨てた。

翌日、首都から著名な医師が村にやってきた。
この村に住む研究者から非常に興味深い論文と、その元である病原菌サンプルを送られたのだそうだ。
研究者の名は僕になっていた。無論、そんなものを送った記憶はない。
首をひねりつつも彼によって、この村を覆う疫病はあっさり克服された。
彼を呼んだのは自称妖精の彼女だった。彼女の書いた論文は非常に科学的で、首都の学院では抜群の評価だったという。
僕は医師とともに、生まれ育ったこの村を出た。
もはや僕は妖精を信じないから。
未だに妖精を信じ続ける彼らとは、一緒に生きていけないから。

16th Sep/2004



「ねぇ、もしも私が死んだら、どう思う?」
「悲しいな」
「ホント?」
「ウソだと思う?」
「……じゃ、もしも私がすでに死んでいたとしたら、どうする?」
「じゃ、君なんだい?」
「ユーレー」
「ほぅ」
「ね、どうする? 私は貴方が心配で成仏できないの。でも私は死んでしまっている。もしもそうだとしたら、どうする?」
「認めない」
「へ?」
「認めない。それだけだよ」
「悲しい?」
「いや、認めない。君が死んでいるなんてことは絶対に認めない」
「……そっか。うん、そーだね」

時々思い出したようにそんなことを俺に尋ねるカノジョ。
ここ数十年というもの、まったく歳をとっていない。
けれども、俺は決して認めない。

15th Sep/2004



私のカレは残酷だ。
彼は驚く私に最初で最後のキスをした。
「また会おうね」
言った彼は、翌日兵士として戦場に赴いた。
そして帰らぬ人となった。
また、って何時?
死してもなお、私の心に居座る彼。
なんて残酷なやつなんだろう?

私のカレは残酷だ。
彼と滅多にしない喧嘩をした。
理由は覚えていない。
言いがかりのような彼の言葉に、私の言葉は真っ向から対立した。
最後に彼はこう言った。
「さようなら」
言葉の瞬間、彼は安堵の笑みを浮かべた気がする。
それがさらにしゃくに触った。
翌日、彼は兵士として戦場に赴き、帰らぬ人となった。
喧嘩の決着はついていない。
おかげで私は奴を忘れることができない。
なんとも残酷な奴なんだろう?

「「じゃー、どーすればいいんだよぉ」」
「「女心の理解できない奴だねぇ」」

14th Sep/2004



おや、こんな時間に親子連れでこんな場所に何の用かね?
危ないですぞ、ここは。
なになに? 猫頭峠はどこかって?
そりゃアンタ、此処だがね。
アンタ、猫頭峠の言い伝えを知らんのかね?
教えてやろう、この峠にまつわる逸話をねぇ。

戦前の話さ、麓の村にたいそう猫好きな御仁がおってなぁ。
数十匹の猫に囲まれて暮らしておったそうじゃ。
そんで、周りから猫屋敷と呼ばれておってのぅ。
屋敷の主は妻に先立たれた初老の、虫も殺せぬほど優しい方じゃった。
そんな御仁はまるで自分の子供のように猫達を愛しておったそうじゃよ。
ある日のことじゃ。
いつの時代もロクな奴がおらんのぅ、村で鼻つまみ者じゃったガキどもが猫屋敷の子猫をさらったのじゃよ。
その数は13匹。
猫屋敷の御仁は目の色を変えて子猫達を探した。そりゃ、自分の子供みたいに思っておったからの。
ガキどもはそんな御仁をニヤニヤと遠くから見ておった。
必死になって探す御仁は、案外早く子猫達を見つけたそうな。
この峠でなぁ。
ちょうどこの場所に、2〜3尺ほど(80〜120cm)の13本の木の棒が立っておったそうじゃ。
ん? 探しておるのは子猫であって棒ではない?
当たり前じゃ。
子猫はここにいたのじゃよ。
13本の棒の先っぽにそれぞれに、子猫の首が刺さってな。
それ以来、猫屋敷の御仁は普段の優しさはすっかりなりを潜めて、まるで狂った猫のようになりおったんじゃ。
それからじゃよ。
子猫を殺したガキどもは子猫と同じ13人おったんじゃが、毎月一人づつ13日になると消えたのじゃ。
次の日になると、決まってこの峠に子猫と同じに首を切り落とされ、棒に突き立っておったのじゃと。
村のモンは誰も何も言わん。みんな鼻つまみ者じゃったからの。
ガキどもが気の狂いそうな恐怖の中、一人、また一人とそうしえ殺されていきおった。
こうして一年経って12人が死んだとき。
最後の1人はとうとうこの村を抜け出して逃げさってしもうた。
それからじゃ。
毎月13日の夜になると、この峠で赤錆びた包丁を持った老人が猫のように目を光らせてこう叫ぶんじゃ。
「あと1人はどこじゃ、どこにおる、1人足りぬ」とな。
以来、この峠は猫頭峠と呼ばれておる。

ん? 知っておるだと?
なんじゃ、さっさと言わんかい。
ああ、なるほど。だからお主、子連れでおるのだな。

13th Sep/2004



昨日の続き。
結局、10GのHDDがぶっ壊れるというオチ。
またメインマシン以外でのYahooBBへの接続は諦めました。
なぜつながるのか、つながらないのかの傾向がまったくつかめない……

ここ数週間はネットゲームが↑の状況でできなかったので、我が家の積みゲーだったサターン版「ゼルドナーシルト」にハマっておりまして。
中世ヨーロッパのような世界感+魔法を舞台とした戦略型シミュレーションです。
主人公は傭兵団を率いて、群雄割拠する世界各地を渡り歩き、世界を平和に導いてくれる国を探し、後押しするためにさまざまな戦いを経るのです。
ゲームのバランスは最高。ちょっと地味めですが、テンポ良くストーリーが展開してプレイヤーを飽きさせません。
また戦闘システムもなかなか考えさせられるものがあります。
任務に赴くのは6つの隊。1つの隊には3人の小隊長がおり、その小隊長が25人の部隊を引き連れます。
戦闘ではこの3つの隊を巧く操って相手を撃破します。
小隊長にはいくつか種類があり、歩兵に強い騎兵・騎兵に強い槍兵・槍兵に強い歩兵・遠隔攻撃はできるが接近戦は無力な弓兵・魔法に滅法弱いが接近戦ではオールマイティな召還兵が挙げられます。
特に槍兵・騎兵・歩兵を敵の動きに合わせていかにぶつけるかで勝負が変わります。
そして戦闘中の指示はポイント制をとっています。すなわち戦闘時間ごとに1ポイントづつたまり、それをいくつ消費するかで出せる指示が変わっていきます。
ですから無駄な動きばかりさせていたりすると、やがて自軍に対して指示ポイントがなくなり、大切なときに時間待ち→全滅なんてことが起こったりするのです。
魔法にしても、無駄な魔法を使いまくっているとMP切れで、ここぞという時に手がなかったり。
さてこのゲーム、ぱっと見は地味なのですが、実際にやってみるとかなり魅力的。
ストーリーには無駄なく、とっつきやすい。キャラクターも『無駄に萌えがない分』、気に入ります。
自軍にお気に入りのキャラができてしまうと、ついそいつばかりに手柄を立てさせてしまい、レベルが突出してしまったりもするので要注意です。
ちなみにどんなキャラクターが登場するかというと、
・ 幼馴染みのゴーレム召還できる女の子
・ 喧嘩っ早いハゲの聖職者(多分酒好き)
・ 女の子に目がない、なんとなくナポレオンの肖像画に似ている伊達男
・ 婦女子に捕まると間違いなく主人公の総受けになるに違いないライバル的青年
・ ひきこもり気味のロビンフッド
ちなみに私のお気に入りは、傭兵団の前隊長から主人公を助けるように言い残された、気の強い年上の女性指揮官。
ふと立ち寄った村で、滅多に見せない弱気な面をふと垣間見せたシーンでハマりました。
萌えの真髄を再認識させられた次第です。
……というか、このゲームは萌えを意識するゲームではないのですが。
ともあれ最近は任務が激務になってまいりまして、「こりゃ無理だよ」とモニターに向かってため息することが多いです。
エンディングまではまだ遠い、さてどんな運命を逝くのだろう?

12th Sep/2004



サブマシンが壊れました。
すべてはネットワーク確立のためにLANカードやらなにやらをいじっていたことが発端。
今までは「あ、ヤフーBBはなんとかつながるぜ」とサブPCとモデムを直結していたので他のPCと隔離されていました。
そこで今まで使っていたエアステーションをHUB代わりにネットワークを構築。
なんとか完成。だがしかし。
唐突にネットワークが死んだんです。
ってか、存命2分なかったがな!
症状はメインマシンの方のLANカードが認識はしているのですが、ネットワーク確立ができない状況になりました。
そしてエアステーションの制御が効かなくなりました。一応動いてはいるので目を瞑る。
まずは通信はできているサブマシンのLANカードをメインに持ってきて検証。
少しつまづきましたが、ネットワークにつながったんです。
この時にはすでに中継に用いているエアステーションは外部からコントロールが効かなくなっている状況でした(これも謎)。
これはLANカードが壊れたのだな、という結論に達して早速買いに走ります。
装着!
―――壊れていると思っていたLANカードと同じ挙動を示します。
設定を変えて再起動を続けているうちに、やがて警告が出てきました。
『クラスタにエラー発生』
なんとまぁ、HDDがおかしくなってきましたよ?
無視し続けていたら、まともに立ち上がらなくなってきました。
すでにネットワーク確立だとかを検証している場合ではありません。
手をこまねいている間にも症状が悪化していきます。
「ひぃぃ! これはOSの再インストしかないかっ!?」
これ以上悪化しないためにも、サブPCにつないだデータ保存用のHDDにだけは被害が及ばないよう抜き取ります。
「あ!」
ごと
手が滑ってHDDが床に落ちました、嫌な音がした……いや、聞かなかったことにしよう(未だに大丈夫か未確認)。
そして現在、OSの再インスト中です。
これが済んでもネットワークの問題が残っている…ってかあがくほど問題が増えるような。
サブマシンのOSセットアップ中に、ノートPCから有線および無線でネットワークにアクセスしたみたのですが、ネットワークそのものにアクセスできない。
モデムに直つなぎしてみても結果は同じでした。
はてさて?
モデムが変なのか??
ちなみにメインマシンからは好調につなげているので、メールのやり取りなどは問題ないのですけど。
しかしデータもろもろがサブマシンを通してアクセスしていた記録用HDDに入っているので、この辺が困りモノです。
さっさと復旧せにゃ……。

11th Sep/2004



ave;newプロジェクトの1stアルバムが、とらのあな池袋店にて流されておりました。
「うはぁ、いいなぁ」と思わず声が漏れてしまい、即購入。
現在、HPでは「inlay」発売記念特別企画が行われているので買われた方は要チェックですぞ!
クイズがなかなか面倒でしたが、趣向が凝ってるなぁ(^^;;
興味をもたれた方&アルバム購入済みの方はここ数週間は絶対チェックしておいた方が良いですぞっ。

10th Sep/2004



ゆれる ゆれる
黒の水面 緑の船
そよぐ風に 船は渡る
赤き贄 乗せて ゆれそよぐ
贄はわたる 黒の門
まねく まねく 骨の掌
音なく ゆれて くぐり きえる
水面はゆれる 誰知ることなく

9th Sep/2004



本日、ODN8MサービスからYahooBBリーチDSLサービスに乗り換えを完了致しました。
いやね、4月に引っ越して以来、インターネット環境がメタメタだったのですよ。
調子悪いときは5分くらいつなぐと転送が切れてしまって、モデム再起動しまくりでストレスが溜まるのなんの。
あまりにも変なので回線を調べてみましたら、基地局からは2.2kmなのに信号欠損が49dbと驚くほど状態が悪い。
なんだか回線の途中で妖怪でも住んでいるんじゃなかろーか?
こうして状態が悪い人向けのリーチDSLを選択したのです。これによると上りと下りともに960kbps出るそうなので、現在の760/128kbpsに比べりゃ格段にマシ。
そこでようやく本日モデムも届き、開通させてみたのですが………
うん、早い。そしてここ数時間つなぐ限りは回線が切れない。
思った以上の成果に上機嫌のまま、今まで使っていたエアステーションを無線LAN専用にして回線構成を組み直してみたのです。
これがどういうわけか巧く行きません。
というか、エアステーションが壊れた……動いているけどPCからは検出できなくなりました。
そしてメインマシンの方のLANカードにも謎の不具合が発生。
通信できなくなりました。認識はしているけど、外部のみならずサブマシンとのアクセスも出来なくなる羽目に。
参った。
参ったまま明日は出張。
ネットワークは難しいですなぁ。

7th Sep/2004



本日はUmaさんと秋葉原散策をば。
あいにくの小雨日和でしたが、楽しい時を過ごすことが出来ました。
ジャンク屋で売られている謎のPCIボードやらをニヤニヤして観ていたり、夏コミで発売された同人誌を同人ショップでニヤニヤして観ていたり。
……ニヤニヤばっかりです。
夕方、一休みにと『LittleBSD』へ。
行こうと思っていたメイリッシュ・カフェはイベントである「薔薇の館のお茶会」最終日ということもあって、なんだか行列でした。
マリ見てブームかッ! 期間限定かッ! 限定に弱いマニア心をくすぐるとは、なかなかやりよるわ……。
しかしながら良く考えると、LittleBSDは居酒屋なので酒呑みであるUmaさんと私にとっては好都合。
お店の雰囲気はアットホーム。店員さんはみなさんコスプレしております。
知識(?)が広くないとなんのコスプレか分からないですが(^^;;
ところでこのお店、店員さんのノリが良いです。
そのノリにつられて、お客もノリがよくなるそうで。
メニューにはいくつか「らしい」品がありまして、その1つに「小悪魔カクテル」なんてものがあります。
これは注文が受けた子がオリジナルでカクテルし、目の前でシェイクしてくれるというもの。
そうオリジナルなんです。
不味かったら「失敗しちゃった、テヘ♪」で許されるという、究極の(嘘)。
Umaさんは辛め、私は甘めを頂いたのですが、普通に美味しかったです。
ちなみにシェイクしてくれた子に聞くと、大人数で入ったお客からは、ときたまこんな注文があるそうです。
「呑めないものを1つ作ってくれ」
カクテルのロシアンルーレットの始まりだそうな。
「不味いのを作るのも難しいんですよー♪」
と、楽しそうに微笑む『小悪魔』な貴女の笑顔を、我々は忘れません。
一体、何を入れるのやら……(^^;;
そうそう、コスプレ居酒屋に一人で入るのは、かなり背中が煤けて見えるのでオススメではない。
勇者には違いないが……その、なんというか…涙を誘われましたよ?

その後、お互い帰路へ。
新婚のUmaさんは『奥さん』の待つ家へと……。
「うん、ダメ人間は私一人で充分ダネ♪」
頬を濡らしたのは小雨だけだと思います(嘘)。

P.S.
とあるジャンク屋さんで、セガサターンのゲーム「結婚」が山積みにされて「ご自由にお持ちください」と書かれていました。
何故、こんなに仕入れたんだ?!
ってか、しっかり貰った私には縁の無い単語だと思いました(ネタになるなぁ)。

28th Aug/2004



アシュギーネ
コミックコンプ
TMネットワーク

ふと思い出した懐かしい時代の固有名詞たち。
わずかな言葉の破片だけであっても、その後ろに控えている物語を心に満たせるってこと。
ありますね。

27th Aug/2004



テレビを観ていて最近常に思うのですが。
本当に感動しているのか?
オマエラ、本当に『感動』してるのか??
もしもそうだと答えるのなら、安すぎるだろ、その感動。
なんだか重さが麻痺しているような気がする。

26th Aug/2004



『理解するんじゃない、感じるんだ!』
映画「マトリクス Revolution」の感想でした。
いやはや、映像『は』すごいや。

最近は更新滞ってます。
しっかりせな……

23th Aug/2004



daicさんから残暑お見舞いをいただきました。
ありがとーござんす♪

白い水着シャオ


今年も海に入らなかったなぁ。んでもって、水着姿の女の子をじっくり鑑賞でき(以下略)。
そうそう、海には一年に一回入っておくと健康に良いらしいと、どこかで聞いたことがあります。
私の精神が病んでいるのはこのせ(以下略)。

ラグナロクオンラインでは本日で課金が切れておりまして。

これは良い物だ


錬金術師のギルス君がこんな珍妙な格好のまま、放置です。
装備は、丸い帽子+白ひげ+片目眼鏡。イギリス紳士を気取ってみました。

『Lord of Ring 二つの塔』を今更ながらに観ました。
アレですねぇ、エルフのレゴラスは遠距離攻撃は必殺だし、近距離戦闘も完全回避&連続攻撃が可能なのでレギュラー陣の中では最強ですな。
あいつ5人くらいいれば、この物語はすんなり終わるっしょ(誰もそれは望んでいない…)。
あと、エント達はあまりにも強すぎると思います。
反則だろ、コレって……。
色々テレビ画面に向かってツッコミを入れつつ、なかなか楽しい物語でした。
最終章である第三部はすでにレンタルされていますので必ず観ようと心に誓いました、うん。

私のお休みは本日でおしまいです。
嗚呼、また明日から仕事が始まるのかー。
土日を目指してがんばろーと思います。

17th Aug/2004



Passed Log ...