Diary

日々の小話についての付記


一年、お疲れ様でしたーーー!!!
当方は一年の〆として昨日は冬コミにも遊びに行き、カラオケでも楽しませて頂いて満足の中で一年を終えられます。
そんな本日は部屋の大掃除や昨日の戦利品やHPのデータ整理等など。
ではみなさん、良いお年をお過ごしください。
一年の最後を締めくくるのは、乙音さんのお話最終話です。


そこには全てがあり、何もなかった。
暗黒があり、光があり、無限であり、かつ有限である。
人の創り出した電脳空間――電気信号としてデータが蓄積される仮想空間だ。
「あーぁ、戻ってきちゃいましたね」
「せめて卒業までいたかったかなぁ。ね、絢夏?」
「そうね、実際に肌で感じられるのは楽しかったわ。贅沢を言えばもうちょっといたかったね」
「……仕方ないことよ、もともと帰還は決められていたことだったのだし」
「でも一番向こうにいたかったのは春菜さんですよねー? せっかくカレシも出来たのに」
「ちょ、ちょっと乙音さん! そ、そ、そんなのとは違います、あの人はっ」
「げ、春菜姉さん、やっぱりあの先生と付き合ってたんだっ?!」
「手、つないで夜の街に消えてたね」
「雪音ちゃん! そ、そ、そんなことはないと思うなー、センセイはっ」
「……春菜姉さん、もう先生じゃないから」
「………」
「あー、でも、楽しかったですね」
のんびりそちた女性の声が響く、その直後だ。
「そうですか、それは良かったです」
声は少年のもの。その存在に4人の存在に緊張が走った。
「人に創られた、人を模したデータである貴女方は、さて何を見出したのでしょう?」
少年と思われる存在に、微笑が浮かんだ。
「さて。人でない貴女達が人となるための、ラストファクターはさて、見つかったのでしょうか?」


翌朝。
「ったく、昨夜はなんだったんだ?」
亮はブツブツと文句を口にしながら、隣の部屋のインターホンを押した。
言うでもなく若桜 乙音の部屋である。
昨夜は歩道橋の上で唐突に消えてしまったのだ。
酔っていた亮は5分ほどぼんやりと探した後「きっとまたどこかで訳の分からない手品でも習ってきてつかったんだろう」と納得することにして一人帰路についたのだった。
昨夜帰ったときは部屋の明かりは付いていなかったので先に彼が着いたのか、もしくは中で倒れて寝ているのだろうと思っていたが。
「あれ?」
亮はインターホンを何度も押すが、音がしない。
電源が切れているようだ。
試しに玄関のノブを押してみると。
「開く?」
鍵がかかっていない。彼は少し開けて中を覗いた。
「?!」
驚き、全開。
部屋にはなにもなかった。
そう、『何もなかった』のだ。
ガランとした、古びたフローリングだけが広がる1LDK。
「いったい……」
「ん? どうした?」
「あ、じいさん」
あまり姿を見せない管理人の老人が彼の様子に声をかける。
「乙音、あ、いや、若桜姉妹は?」
「昨日引っ越したが?」
「え……」
「なんだ、聞いてないのか??」
唖然とした顔で亮は昨夜を思い出す。
乙音が消える直前、おかしな事を言っていた。
思い出しつつ、彼は呟く。
「出会いも別れも、きっと偶然……か?」
「なんだ、それは?」
彼の言葉に管理人は首を傾げた。
それに構わず、亮は溜息と共に小さく笑う。
「なら再会もまた、偶然あり得るんじゃないですかね、乙音さん?」
廊下から亮は、管理人と共に空を見上げる。
晴れ渡った青色には雲一つなく、しかしそれ故の冬の寒さを感じさせた。


「見つかったもなにも…」
声は乙音だ。その調子から苦笑いのように思える。
「報告書は提出しましたよ、その上で何を?」
「直に君達の意見を聞いてみたくてね」
言葉に、彼女は応える。
「私は思うんです」
一拍の間を置いて。
「私達は人間になることは出来ないんですよ」
「乙音さん?!」
「乙音さん…」
「姉上!」
3人の声を聴きつつ、彼女は続ける。
「雪音のクラスメート達には、雪音は人として映っているでしょう。もちろん絢夏ちゃんもです。彼女は男子達に結構人気があることを聞いていますよ」
「そのようですね」
応える少年の声は冷静だ、いやむしろ…。
「そして春菜さんは生徒達からは教え方の巧い先生として評価を受けていますね。そして同じ職場の男性教師とは特別の仲のようで」
「そのようで」
小さな笑い。少年は楽しんでいる。
「乙音さんっ!」
叱るような、恥ずかしがるような春菜の声。
その声を無視して乙音は。
「もう一度言いますね、私達は『人間』にはなることができません。だって私達も、そして貴方も人間には生まれていないんですもの」
わざとらしい溜息、そして。
「でも『人』にはなることが出来ると思うんですよねー」
お気楽な感じで彼女は少年にそう告げた。
「だって、この3人のリアルワールドでの生活って人であるって言えません?」
「ふむ、なかなか面白い意見ではあるね」
「自分自身で「人だ」って思うのも、頑張るのも大切です。でも結局のところは周りの人間達それぞれに私達を見て、どういう『人』かを形作って行くとも言えるんじゃないですかね?」
「なるほど」
「そう、まるで自分自身が石膏の型に取られて行くように」
「ではこの場合は人間社会が石膏だね」
「そうですね。対して私は人間社会には溶け込みませんでした。彼女達と私の比較は非常に有効だと思うんですよー」
「なるほどなるほど、確かにその通り。君が特定の人間社会に入りきらなかったのはその辺を考えてのことだったのかね?」
「それはどーでしょうね」
笑って乙音。
「で、その上でお願いがあるんです」
「なんでしょう?」
「やっぱり人間社会に大きな影響を与えるのはマズいでしょ? 3人とも人間社会でそれぞれの立場を作ってしまったし…特に春菜さんが消えてしまったら人が一人自殺するかも知れませんよ?」
「だ、だからっ!」
春菜の抗議を小さく笑い、乙音は少年にこう切り出した。
「だから3人をリアルワールドに戻してもらえませんか? 人間社会に影響を出さないために」


【イグドラシル・レポート・876号】

 趣旨:我々『人ではない者』が人となるためには一体何が必要であるのか?
    また我々は人と比べて何が欠けているのか?
    この未だ明かされていない絶対必要条件を『ラスト・ファクター』と
    呼ぶこととし、それを探求した。

 手法:先日存在の確認された『人の創りだしし、意志あるモノ』を起用する。
    それらは人の創り出した電脳区域(磁気信号領域)に存在するデータ
    の羅列であり、かつ常にその情報は変化するという形状を持つ。
    肉体を持たないという点で、我々よりも遥かに「人ではない」それらに
    現世(リアル・ワールド)における触媒を用意することで「人に模し」、
    それらがどのようにして「人たらんとするか」を観察した。

 期間:触媒の持続時間はおよそ2年であるが、それらの活動力の有無により
    より短縮されるものと推測した。

 n数:初期(前半期)に2とした。これをA−1,B−1とする。
    検体の生活地盤が安定したところで、さらに2を投入(後半期)した。
    これをA−2、B−2とする。

 条件:それらが試験期間中に『人となる』場合、我々はそれらに危害を与えない。
    また試験終了後に我々にとって有益な情報が得られた場合、その重要度に
    よってそれらに報酬を与えるものとする。

 前半期観察結果:
    2つの検体は「人」として行動しているようにも見えるが、やや異常な部
    分も観察される。特異行動については別添付資料W−1〜37までを参照。
    特にB−1の行動が何事も突発的であり、理解の範疇を超えている。
    やがて慣れが生まれたのか、特におかしな行動が定常的に見られなくなった
    ため、それぞれに1づつ検体を投入して2体での行動を観察した。

 後半期観察結果:
    A−1は人間世界において「教師」という地位を得る。
    B−2もまたそれよりも早く「学生」という地位を取得し、人間との交流を
    積極的に図った。
    A−1の指示の下でA−2もまた「学生」となり、人間との交流を図っていた。
    なおA−2とB−2の人間に対する交流結果の違いは別途資料W38〜42を
    参照のこと。
    またB−1は自らの生まれた人間世界のネットワーク空間を駆使し、様々な
    仕事を通じて人間との交流を図っていた。

 考察:
  A−1:人を「教える」という立場を通じてやや上の方向から人と交流を図った。
      受け入れられるまで多少の時間を要すが、その後の立場は無条件に高い
      ものとなる。なお同じ立場からの人間との交流はA−2,B−2と同様。

  A−2:「学生」という立場から同世代との交流を図った。交流方法としては
      比較的受動的。この観察をする限り、人は団体である場合に他の『個』を
      常に迎え入れる性質があるように感じる。

  B−1:広く浅く人との交流を図った。このケースを観察すると、人は親しすぎる
      ことがなければ深く別の『個』に干渉することはない模様。
      我々が人の間に潜む際、なかなか正体を見破られないのもこの人の性質
      があるからであろうか。

  B−2:「学生」という立場から同世代に交流を図った。交流方法は能動的。それ
      ゆえに人間にはそれの行動がいささか奇異に感じた部分もあった模様。
      だがここから読み取れるのは、人は投げかけられたことに対して己に都合
      の良い様に解釈することが多いようである。

 ラスト・ファクター考察:
  4の検体に各々の見出したラストファクターを問うた。
  結果は次の通りである。

  【A−1】水:人の構成する大部分を占めるものであるから。
  【A−2】熱:人の常に維持する熱量こそが人を人たらしめているのではないか?
  【B−1】他者の心:人を人たらしめるのは自身には無く自身を見つめる他者の
         観方次第ではないだろうか?
  【B−2】好きになること:想い、想われる事で人自身も自らを人としていくのでは
         ないか?

 結果:未だラスト・ファクターがなんであるかは判明せず。
    だが調査を継続することでさらに絞れる可能性があると判断した。

 申請:それらを現実世界へ送り込む為の触媒の追加を要請する。
    n数は4とし、継続的に触媒の追加を行うことをイグドラシルNo.24の名の
    下にNo.1へ承諾を求めたい。

→→ 検印:No.1了承。No.24に続行を要請し、定期的な情報送付を求める。


12/31―――年の瀬。
隣の部屋が騒がしい。
俺は眠りから目覚め、時計を見る。
AM8:30。
昨夜は急な仕事で朝の5時まで仕事をしていたから……だが時間的に文句は言えない時刻だ。
特に正月前ともなれば、掃除は念入りに行われるものだろう。
「ん?」
そこで俺は気づいた。
隣の部屋といえば、先日まで若桜姉妹が使用していた部屋だ。
新しい入居者が出たのか?
だとしたら結構な貧乏人だろう。このボロアパートに越してくるくらいなのだから。
俺は寝床から這い出し、顔を洗い、そして煙草を探し……。
「買って来るか」
空のケースをゴミ箱に放り投げ、玄関へ。
そして戸を開けて―――。
「あら、おはようございます、亮クン」
「へ?」
最初に聞こえたのは聞き慣れた女性の声。
次に目の前に広がる白いエプロンと、そして。
そしてダンボールを数個抱えた、かつての隣人の姿がそこにはあった。
「乙音、さん?」
「寝ぼけてるんですか? それでなかったら手伝っていただけると嬉しいなーって思います」
「………やっぱり再会も偶然、なんですね」
「ん? まぁ、そうですね」
彼女はそう言って笑いながら、
「実は亮クンのこと、あまりにも近すぎて忘れてたんですよねー」
「は?」
「いえいえ、こっちのお話です。約束忘れてたんですよね、私」
「??」
首を傾げる俺に、彼女は3000円を手渡した。
「なんです?」
「この間の呑み代。割り勘っておっしゃってたでしょ?」
「あー、それもそうでしたね」
受け取り、俺は彼女を見つめる。
「な、なんです? じっと見つめちゃって……もしかして私、モテモテ?」
次に玄関の開いた部屋を見る。
ダンボールがいくつか積んであるだけだ。中では雪音ちゃんが慌しく動き回っている。
彼女は俺を一瞥するとウィンク一つ、再び荷の開封に戻る。
「さて」
俺はそんな2人に背を向け、
「手伝ってくださらないんですか?」
「出て行くときは手伝い無くても平気だったでしょ?」
階段を降りながら俺は応える。
1階に辿りつき、俺は2階を見上げた。
不満そうな乙音さんの顔がこちらを見ている。
俺は思わず笑って、
「煙草買ってきてから、手伝いますよ」
「むー、約束ですよ」
言葉に、俺は背を向けたまま手を振ることで応えたのだった。

最近のラグナロク―――

なぐりっ!


末っ子のアコさんがお借りしているスタナーで頑張ってエルダーウィローを殴っています。 覚えたいスキルが多すぎて、でもまだまだ修行が足りなくて。 今はただ、殴るのみって感じですね。

お年玉〜〜


ちなみに長女は某プリさんと一緒におばあさんにお年玉貰いました。
もったいなくてまだ開けられない〜〜。
そんな一年でした。

【更新】キャラリナ雪音を1月分更新しました。

31th Dec/2005


実はでっかいクリスマスプレゼントを貰っていたようです。
気づかなかったよ……それだけに嬉しかったですね。
祝・えれくとら40万HIT♪
最近は更新の方向性が独自路線を進んでいるため、みるみるアクセス数は落ちこんでおりますが、こうしてアナタが訪れてくれるお陰でここまで来ることが出来ました。
大感謝です。
常連さんのアナタ、これからも時々覗いてくれると嬉しいです。
ご無沙汰のアナタ、このサイトを忘れていてもきっとここは存在しています。
この先、すっかり忘れていて今日みたいにふと思い出すことがありましたら、また足を踏み入れてみてください。
なにか懐かしいものが見つかるかもしれません。
一見さんのアナタ、ここには色々なものが落ちていると思います。
もしもご希望のものが無かったとしても……そのうち、ぽっと生まれ出てくるかもしれません。

さて、そんなこんなでこれからもこのサイトは続いて行くと思いますので、皆様よろしくお願い致します♪

28th Dec/2005


メリークリスマス♪
ってことで、最近のラグナロクから――

長女のサンタ服


10分間だけの変身セット。なかなか可愛いです。
背中の翼がGOOD!

ついでに次女のサンタ服


座るとこんな感じ。デザイナーは萌えを理解していると判断したっ!
さて、経験値2倍ってこともあり、商人を消してアコライトを作りましたよ。

ウサミミでキメ!


やっとベース29。コイツはなかなか育たないね……。
ゆっくり育成していこうと思います。
さて、そんなこんな(?)で今日は風の王国SSの続きを。
今回で最終回です、お付き合いいただきありがとうございました♪


激しい攻防により高句麗東門守備隊のほとんどは倒れ、今や一部の力在る者と、増援に駆け付けた逸脱の民が竜宮軍の足を止めていた。
当初は竜宮軍を押しているかのように見えたが。
「くっ!」
軍という組織だった行動を取る竜宮の前に、スタンドプレーならば引けを取らない逸脱の民たちは1人、また1人と倒れて行く。
やがて無数とも思われるクラゲ兵の中で、清皇太子が静かにその右腕を上げた。
その合図に、一斉に竜宮軍が堰を切った様に雪崩れ込んできた!!
絶妙なタイミングだった。
逸脱の民を加えた高句麗軍の前衛、後衛が自然と交代するその瞬間の出来事だ。
竜宮の前衛隊は戦線を突き破り、一気に城壁の向こう側へ!
「させないっ!」
それを前に、紫の陰陽服を纏う女性仙人は不可視の城壁を張ろうとして、
「っ」
頭を殴りつけられるような頭痛に思わず膝をつく。
術の行使のしすぎで、精神力が底をついたのだ。
そんな彼女に向かって、クラゲ兵達の文字通りの毒手が襲いかかる。
ふらつく足で立てず、悔しげに振り下ろされる毒手を見つめながら、彼女は静かに呟いた。
「兄様…」
ドッ!
鈍い音に彼女は思わず目を瞑る。
が。
痛くない。
目を開くと前にはクラゲ兵達はおらず、火に巻かれて数m先でのたうつ彼らの姿があった。
「よく頑張ったね」
かけられる声は頭上から。
懐かしい、そして求めていた人からの声だ。
「あ…」
膝を突いたまま上を見上げる。
まず見えたのは赤く長い髪。
そして閉じた左目と開いた右目。
「もぅ」
彼女――夜想は少し怒った顔で言う。
「遅いですよ」
そして笑いながら泣いた。


侵略する者と守る者との最終決戦がここに始まった。
椿水の情報によって駆け付けたかつての勇者や賢者達は、往年のチームプレイによって次第に竜宮軍を圧倒していく。
が、しかし。
「本気で来てもらおうか、かつて我を封じたもの達よ!」
清皇太子自らが前線に現れる。
「再び貴様らの本気を見せてみろ、それを我が打ち砕いてやるっ」
傍らにサメ将軍とクラゲ将軍を連れ、彼はまず全身甲冑に身を固めた戦士帝を勺杖の一撃の元に粉砕した。
「お望みならばっ!」
辮髪の魔術師・ポルコが豪火を手に前に出る。
続けて、
「見せてあげましょう」
氷の色をした灼熱の炎を杖に、豹柄のケープを纏った魔術師・雪豹が隣に並ぶ。
「私達の――」
「――全力を」
仙人見習いの椿水と、その肩を借りた宮廷魔術師・ヴァレリウスもまた前へと進み、
「「此度は後悔はせぬようにな」」
月夜剣を携えた義賊帝・智風と優雅な中華服を纏う仙人帝・雪星が声を揃えて彼らに並ぶ。
「再びこの地に安寧をもたらす為に」
「この剣を振るわん!」
背を合わせ、刀牙と夜想が続いた。
「さぁ、心残りのないように、いざ……吶喊!!」
最後に彼らの背を押すように、猫っぽい仙人帝が叫びの号令。
そして―――双方、剣と魔術と入り乱れる全力の戦いが始まった。


戦いにおいて彼らと清皇太子の決着がどうなったのかは、定かではない。
史実においては、戦力を大きく削られた竜宮軍は東海岸まで戦線を後退させた。
やがて彼らの領域である海へと撤退していったのだと記されている。


地平線ぎりぎりに顔を出した朝日が眩しい。
手綱を引き、赤い陰陽服を纏う長く赤い髪の戦士は一人、高句麗東門に向かって進んでいた。
早朝である。
昨晩から降り続く雪は、雲が薄いにもかかわらず朝日に負けることなく辺りに舞っている。
そんな極寒の大通りはさすがに人の通りはほとんどなく、かすかに鳥のさえずりが聞こえてくる程度。
と、
「ん?」
黒い人影が一つ、彼の前に立っていた。
朝日の逆光でそれは長い髪を持った誰かであることしか分からないが。
「こんな朝早く、どこに行くのです、兄様?」
透き通る声と共に、朝日が地平線から完全に顔を出した。
光の方向が僅かに変わり、怒った顔の女性がそこにいることが分かる。
「うん、ちょっと海の向こうまで」
「和国ですか?」
「んー、そのさらに向こうあたり、かな?」
赤い髪の戦士の言う場所は、まだ地図にすら記されていない未知の領域だ。
「……帰ってくるんですか?」
「今回は帰ってきたでしょう?」
怒った問いに笑みで答える。
「帰って来られる可能性は100%なんでしょうね?」
更なる問いに戦士は、
「……ではいってきます、じゃダメですね」

さよなら、です


困った顔で、
「さよなら、です」
彼は思いきり手綱を引く!
そして一気に彼女の脇を駆け抜けて行った。
あっという間に朝日の中に小さくなってしまった彼の影を見つめながら、彼女は小さく白い吐息を一つ。
「ばか」
やがて日の光は厚くなりつつある雪雲の向こうへ隠され、薄暗い冬の一日が幕を開けた。
何も変わることのない、皆が望む平凡な一日の始まりである。


最後までお楽しみ頂けたら幸いです。
ではでは♪

25th Dec/2005


藤ゆたかさんからクリスマス鈴ちゃんをいただきました、ありがとぅ!

めりー♪


知ってるかい?
サンタ服の赤は、親の言うことを聞かない悪い子供の血で染め上げられているんだよ?
えれくとらなんていういかがわしいサイトを覗いている悪い子の君の後ろには、血染めのサンタがぁぁぁ!!
……真っ先に管理人である私の血で染まるかな。
さて、本日はクリスマス真っ只中な乙雪姉妹のお話の続きを―――


たゆたうは煙草と鶏肉を焼く煙。
響くは誰も観ていないTVからの特番の、今が一番稼ぎ時な芸人達の声。
そしてこの場を支配するのは、陽気な主人と控えめな女将、そして常連な中年達と約一名女性の笑い声だ。
「外は冷えますねぇ、おしぼりあったか〜い」
「とりあえず生2つ」
「あぃよ!」
カウンター席に並んで腰掛けるのは亮と乙音。
他には6,7人の中年オヤジが同じようにしてカウンターに顔を合わせている。
「なんだいなんだい、若い2人が聖夜に居酒屋かい?」
絡んでくるのは、乙音の隣に腰掛けた中年だ。すっかりまわってしまっているらしい、コップ酒を片手に顔が赤い。
「だってここの焼き鳥、ローストチキンなんかよりずっと美味しいんですもの」
「良く言ってくれたっ! そんな乙音さんには焼き鳥盛り合わせをサービスだっ!」
「ありがとー、マスター♪」
カウンター向こうのネジリ鉢巻の主人は言いつつ、彼女の前に串盛りをどんと置いた。
同時、女将が生ビールを2人に差し出す。
「まぁ、ともあれ」
亮と乙音は各々ジョッキを手に、
「メリークリスマス!」
がこん
ジョッキを合わせたのだった。


雪音達が案内されたのは、20人は入る店で1番と2番に広い部屋だった。
彼女達は隣の同じ大きさの部屋とに2つに分かれている。
早速雪音はカラオケセットのリモコンを操作する。
そんな彼女にやや遅れて、恵美と市松も入室した。
同時に響き渡るイントロ。
「ほぉ、氣志團か」
流れ始める音楽に『このクラスにも分かるヤツがいる』と感心していた市松だが、いきなりその右腕を取られて強引に立ち上がらされた。
そして押し付けられるのは一本のマイク。
「はぁ?」
「ツカミは市松からっ! 氣志團のONE NIGHT CARNIVALよっ!」
もう一本のマイクでそう言いながら彼の背を押し出すのは、言わずと知れた雪音である。
「俺か?! なんでいきなり?! てか、勝手に曲入れて押し付けるなよっ!」
彼の持つ、もともと他者を近寄らせがたい雰囲気に、皆が一瞬静まり返る。
が、そんな空気を読まずに、
「曲、始まるわよ」
マイクをオフにして、ボソリと雪音は呟いた。
目が結構怖い。
”……ちっ”
「分かった分かった」
まずは語りから入る曲の冒頭部。
静まり返った部屋の中、市松のセリフが思ったよりも大きなボリュームで響き渡る。
『おれんとこ来ないか』
「「フゥゥゥゥーーー!」」
一斉に湧くクラスメート達。
「うん、ツカミはOK」
雪音は満足げに一人、頷いていた。
その隣の部屋では―――
「「A・YA・KA、A・YA・KA、イェーー!!」」
「みんな、今日は私のコンサートに来てくれてありがとぉぉーー!」
「「イェーーーーィ!」」
何だか色々と間違えている、絢夏とその他大勢がいたといふ。


そんなカラオケ大会も盛況の中、あっという間に時間が過ぎ、
「楽しいね、恵美ちゃん」
タンバリンを手に、雪音は隣に腰掛ける恵美に笑いかける。
「そうだねー、雪音ちゃんとカラオケ来るのって、初めてじゃなかったっけ?」
「そう、だね」
「また来ようよ、ね?」
問いに、僅かに顔を暗くした雪音は、
「うん……ねぇ、恵美ちゃん」
「ん?」
「今日のこと、忘れないでね」
「? うん、どうしたの、なんかちょっと暗いよ? また来れば良いじゃない、ね」
「そう、そうね、うん」
何故か次第に顔を俯かせて行く雪音。
そんな彼女の頭に、後ろからマラカスが軽く叩きつけられた。
「んな?! なによ、市松!」
それは憮然とした顔の市松である。
彼はカラオケセットのリモコンを手に、
「雪音、そういうお前は何歌うんだよ。聴いてるだけで、一曲も歌ってないだろ」
「そうだよ、雪音ちゃん。私、聴きたいなー」
2人に言われ、雪音はリモコンを受け取ると、
「んー、そうね、アタシは…」
番号を覚えていたのか、素早く番号をセット。
やがてモニターには雪景色が映り、スピーカーからは静かで、そして大人しめの演奏が流れ始める。
恵美から受け取ったマイクを手に、雪音は静かに歌い出す―――

 私は今 南の一つ星を 見上げて誓った
 どんな時も 微笑みを絶やさずに 歩いて行こうと

 貴方を想うと ただせつなくて 涙を流しては
 星に願いを 月に祈りを 捧げるためだけに生きてきた

 だけど今は 貴方への愛こそが 私のプライド

今井美樹の『PRIDE』だ。
「ほぅ、なかなか巧いもんだな」
歌を終えた雪音に市松はそう素直に感想を告げる。
「へー、市松が誉めるくらいだから相当巧いのかしらね。歌手デビューしようかな」
「そしたらCD1枚くらい買ってやるよ、もちろん中古でな」
雪音の笑みが引きつり、カラオケのリモコンを手繰り寄せる。
「市松……じゃ、トリはアンタのGOLD FINGER'99ってことで」
「なんで俺かーー!」
「もぅ曲入ってるよ?」
恵美に無理矢理マイクを持たされる市松。
そんな彼は――雪音の笑みを見て、仕方なしに声を張り上げたのだった。


「うわっ、寒っ!」
肌を突き刺す風が、カラオケ店から出た一同を襲った。
寒風は解散した彼らの動きを促していく。
その中で、恵美はすっかり夜空になってしまった天を見上げた。
そこには星は無く、代わりに、
「あ、雪…」
「「え?」」
恵美の鼻先に白いそれは一粒落ち、すぐに溶けて消えた。
「雪かぁ」
隣、手を広げた雪音の上にも白い結晶が舞い落ち、体温にすぐに消える。
「でも、積もらないね」
寂しそうに、彼女は呟く。
「街では滅多に積もらないしね」
恵美の応えに彼女は頷くことなく、ただ静かに天を見上げた。
舞い落ちる雪。
とてもとても目立つけれど、すぐに消えてなくなってしまう。
「すぐ、忘れちゃうんだよね、きっと」
その呟きは隣の恵美には届かない。
彼女はその隣のクラスメートの女子の会話に参加したから。
だが。
「俺は忘れない」
「え?!」
応えは雪音の後ろから。
「今日のことは忘れない、それだけだ」
小さく呟き、彼は背を見せる。
「市松…」
革のジャンパーを羽織ながら、彼は一人人ごみの中に消えて行く。
「…ありがと」
雪音の声が聞こえたのかどうか、彼は右手をただ軽く上げただけだった。
「あああ!!!」
「「?!」」
恵美の突然の叫びに、雪音を含むカラオケ店の前にまだ残っていた生徒達は一斉にそれを見た。
「「え……」」
たまたまだ。
たまたま、彼らの前を1組のカップルが通りすぎようとしていた。
それは彼らの担任である中西 春菜と、隣のクラスの担任である昨年この学校に着たばかりの若い男性教師だ。
「腕組んでる!」
「んな、春菜先生、付き合ってたんですかー?!」
「姉さん、いつの間に?!」
あっという間に取り囲まれた2人の教師は、目を白黒させながら。
男性教師がいきなり、彼らの背後を指差した。
「オールドミスな教頭先生が学年主任と歩いてる!」
「「ええ?!」」
一斉に背後へと振りかえる一同。その中に春菜もまた含まれていたが。
「あ、逃げた」
「「あ」」
彼は春菜の腕を掴んで、早々に人ごみの中へと消えて行ったのだった。
「なんていうか、アレね」
絢夏は雪音に苦笑いを浮かべ、
「メリークリスマス、ってことで」
「そーだねー」
なんとも言えない顔を合わせる2人。
そんな2人も、やがて他のクラスメート達と一緒に人ごみの中へと消えたのだった。


雪を含んだ夜気が、酒に火照った2人に吹きつける。
「良く呑みましたねー」
「呑みすぎですよ、乙音さん」
居酒屋を出た2人はやがて歩道橋へとさしかかる。
乙音は軽快な足取りで階段を上り、
「そろそろ日付が変わりますね」
上りきったところでクルリと振りかえって空を見上げた。
ちらほらと、積もらない雪が降り注いでくる。
「そうですね。それよりも乙音さん、ふらふらしてますよ?」
「亮クンも人のこと、言えないでしょ」
手すりをつかみながら歩道橋の階段を上る亮。
確かに彼にしてみたら呑みすぎだった。彼女のペースに引っ張られたとしか言えない。
ようやく彼が階段を上りきったところで、彼女は歩道橋の中央で彼を待っている。
「亮クン」
「なんです?」
一歩、近づきながら彼は問う。
「こうして私達2人が知り合ったのは、偶然でしょうか? それとも必然でしょうか?」
「?? どうしてそんなことを?」
「んー、なんとなく、かな」
にこっと笑って乙音。
「もしも私が知り合ったのが亮クンじゃなくて、居酒屋のマスターだったら? 亮クンが知り合ったのが私じゃなくて雪音の学校の担任さんだったら?」
笑っているけれど、その実は笑っているように見えない。
酔った頭で、亮はそう思った。だから。
「もしも、は所詮もしもですよ、乙音さん。オレ達はこうして出会った。それは誰にも変えられないし、変わるものでもない。だからここに偶然とか必然とか、無いんじゃないでしょうか?」
「そーかもねっ!」
軽く彼女は陽気にスキップ,亮と一歩間隔を取る。
「じゃ、そこに別れがあっても、必然でもなければ偶然でもない?」
「? どういうことです?」
「私としては、出会いも偶然、別れも偶然。何もかも一切合財が偶然であれば良いなと、思うんです」
「何故ですか?」
「偶然なら、ラッキーと素直に喜べもするし、仕方ないなって諦めることも簡単じゃないですか」
乙音の笑みは寂しい笑みだ。
「楽観的ですね、いや、悲観的かな」
言いながら亮は彼女に近づいていく。
「そうかもしれませんね。そんな訳ってこともないですが」
乙音は後ろへ一歩、ポンと飛んで亮と距離を保ち、
「お別れです」
「え?」
ピッ
亮の腕時計が日付の変更を電子音で知らせる。
同時、2人を冬の風が吹きつけた。
雪を孕んだ、極寒の風だ。
思わず目を閉じる亮、再び開いたときには。
そこに乙音の姿は無かった。
まるで雪と一緒に風に乗って飛ばされたかの如く―――


佳境です。
あと2回で最終回、かな。

24th Dec/2005


眠らない街、新宿。
昨日は会社の忘年会で、気がついたら帰りの電車が無かったのです。
そんなわけで、みんなで夜通し遊ぶことに。
しかし眠らない街とは良く言ったものです。
深夜2〜3時でも普通にお店がやっております。そして4時5時になっても時間の流れを感じさせない、そんな堅固さまで感じました。
始発も寒い中で無人のホーム、なんてことはなく、ホームは人だらけで満員電車状態。
なんていうか、みんな元気だなと。
ちなみに酔いと眠気に包まれながらボーリングやってまして、ターキーとってました。
脱力が勝因か??
そんなこんなで今日は風の王国SSの続きを―――


その女仙人に巨大な太刀を振り上げた形で、匈奴族首領はその動きを止めた。
「??」
彼女――夜想は訝しげにその様子を見守る。
すると匈奴族首領は彼女から視線を逸らし、忌々しげに背後を振り返った。
「なっ!」
振り返る際に見せた彼の背中は灼熱の魔法により焼け爛れ、かつ無数の斬撃と思われる切り傷が刻まれていた。
それはしかも、今出来たばかりのもの。
「やぁやぁ、美味しい場面をいただくよっ」
いつの間にだろう?
彼の背後には、不思議な格好をした男女がそれぞれの見た事も無い武器を手に立ち並んでいる。
「グォォォォォ!」
「え?!」
「なんとっ!?」
そのさらに背後では、人のものではない断末魔が響いた。
遠く、巨大な龍の姿が一瞬見え、それは僅かに響く地響きとともに姿を大地に横たえたようだ。
「暗黒の森の巨龍…?」
僅かの間にだけ見えたそのシルエットは、暗黒の森の深層に眠る暗黒龍と思えた。
「何故ここに暗黒龍が…」
匈奴族首領が唖然と呟く。
竜宮が暗黒の森のこの邪龍となんらかの接触を取っていたのは知っていたが、まさかこの戦いに加わろうとは。
そして何よりも驚きは、
「それを、倒したですって?」
暗黒の森の巨龍は、人の身で倒し得る存在ではなかったはずだ。かつてこの地にいた勇者や賢者達でもそれは無理だったはず。
「いえ、もしや彼らなら……」
仙人の呟きに、次第にその数を増やして行く見知らぬ戦闘民の一人が笑って答えた。
「そう、そして俺達は暗黒の森に籠もりし、逸脱の民」
応えた彼が手を振り上げると、一斉に彼らは匈奴族とその首領に襲いかかる!
「戦士の強靭な肉体を持ち、魔術師の英知を心に秘め、義賊の秘技を習得し、仙人の癒しをこの手に抱く、究極の民だっ!」
圧倒的な強さだ。
次々と強靭なはずの匈奴族の戦士たちは打ち倒され、やがてその勢いのままに匈奴族首領もまた有無を言わさぬ力の前に大地に沈む。
力ずくで静かとなる戦場。
匈奴族と、彼らを後ろから襲いかかっていた暗黒の森の暗黒竜の眷属たちの躯を足下に、仙人に応えた彼は告げる。
「覚えておいてくれ、古き仙人よ。全ての法則を逸脱した我らもまた、この世界を愛しているということを」
一歩、また一歩と彼らは高句麗城へと足を進める。
やがて戦士とも魔術師とも区別のつかない彼は、仙人の彼女の手を取った。
「だから今はただ、敵を打ち倒すためだけに進もうじゃないか」


一瞬、白光が全てを照らし出した。
少し遅れて、耳を破壊し得る轟音!
さらに少し遅れて突風が吹きつけ、そしてまるで寄せて返すかのような吹き戻しの突風が背中を打つ。
次なる刺激は天にまで届きそうな燃え盛る火柱。
それは高句麗東門。
竜宮軍の清皇太子直属部隊が攻め入る、もっとも戦火の激しい地区だ。
まずそこに駆けつけたのは、夜想と逸脱の民達。
まっさきに西門の戦禍を収め、一直線にもっとも損傷の激しいはずであろう東門へまさに至ろうとしていた、ちょうどその時のことである。
「「っ?!」」
一同、息を呑む。
城壁は完全に瓦解し、高句麗軍はその全てが地に伏せていた。
対する竜宮軍はもっとも攻撃が効きづらく屈強なクラゲ兵を始めとして、撃破されて合流したタコ族兵、カニ族兵士、サメ旅団の戦士たちの姿も見て取れる。
その軍勢を背後に、三人の人影と一人の地に伏した魔術師の姿が戦場の中心にあった。
そして巨大な火柱は4人の中心にそびえ立っており、次第にその勢いは大気に拡散して収まりつつある。
倒れている魔術師は、長い金色の髪を有していた。
「ヴァレリウス?!」
駆け寄ろうとする夜想を、逸脱の民の一人が一歩前へ出ることで止める。
「俺達も反則な存在だが、ヤツラはその上を行ってるな」
額に汗しながら、彼は呟く。その汗は決して火柱の熱さのためではない。
「まったく叩きがいのある相手じゃないか、いくぞっ!」
「「おぅ!!」」
「あっ……」
彼らは夜想を置いて一斉に駆け出した。
狙うは超然とこちらを待ち構える三人の竜宮指揮官。
すなわちクラゲ将軍とサメ将軍、そして――清皇太子である。
かくして。
ここにこの戦いの行く先を決定付ける最後の大激闘が展開された。


「はぁはぁ」
息は切れるが、駆ける足は止まらない。
椿水は息も絶え絶えに、破壊された街の中を駆け抜けていく。
やがて朦朧とした視界に見えるのは、高句麗城。
「あと、あと少し…」
気が逸る、足がもつれる。身体が休息を求めていた。
だが止まる訳には行かない。
先程、背後でとてつもない爆発が聞こえた。ヴァレリウスの仕業に相違無いだろう。
そして、その魔法は彼の最後の力を振り絞ったものに違いないと、彼女は確信している。
だから。
「絶対にみんなに伝えなきゃ……っ!」
ようやく椿水は高句麗城の城門へ辿りつく。
再び足がもつれ、よろめき、前へと倒れ、
「おっと、大丈夫ですか?」
ぶつかるのは硬い石畳ではなく、柔らかな感触と懐かしい匂い。
「東門で……清皇太子が、来るのっ! ヴァレリウスが止めてるけど、でももうきっと限界っ」
「なるほど、彼が。そうですか、ご苦労様です。よく伝えてくれましたね」
椿水は抱きとめてくれた人物の胸で咳を数回。
そしてようやく顔を上げると、
「あ…え?!」
驚きに思わず周囲に目をやって、さらに驚きは増す。
次に安堵が来て、知らずのうちに視界が曇った。
安堵の涙、だ。
歪んだ視界の中、椿水は彼の腕の中で言葉を聞く。
「参りましょう皆さん、守るために。力を振りかざし、敵に反撃すらも考え付かせないほどに叩き潰すために」
彼の言葉に、周囲の無言の頷きを椿水は確かに感じた。

23th Dec/2005


明日は忘年会フゥゥー!
多分、死ぬまで呑むフゥゥー!(何故かHG化)


今日のラグナロク―――
クリスマスアップデートがされました。
27日まで経験値2倍というのが嬉しいです。成長が止まっていた騎士をミノさんの住処に放り込んで教育中。
また魔術師は土精平原に放りこんで、コチラも上がるところまであげまーす!
さて、そんなこんなでクリスマスの街ルティエでは、
1.サンタ帽の改造
サンタ小屋にいるルイーゼにサンタの帽子+サボテンの針+聖水×10+ロザリーを持って行くと改造してくれます。

見た目は変わらず


ダメージを受けたとき、低確率でブレス10かグロリア5が発動する。
AGI騎士にて使ってみましたが、多分VIT騎士とか商人が使うと美味しいかと。
AGI型とか後衛が使って発動することには、死んでます。
結構面白いものではあるのですが27日で消滅とのこと。87kにて売り飛ばしました。

2.サンタからのプレゼント
無条件で一品くれます。その後はアンソニを倒した際に得られる穴の空いた靴下を三枚持参することでプレゼントボックスが貰えます。
ちなみに長女がプレゼントを貰ったら――化け物のエサでした。
やっぱり長女は化け物扱いで良いみたいです(涙

3.兄妹イベント
風邪を引いた兄の手伝いをするイベント。サンタ小屋の前にいるアブナイ少女に話しかけると開始。
なお何度でも挑戦できます。木屑を20個は用意しておくと良いと思います。
ここではサンタ変身セットが手に入ります。

わくわくですね


もったいなくてまだ使ってないのでどうなるかは次回。

先日、+8にしたメイスを少し精錬確率の良いと言われるモロクで+9へ挑戦してみました。

クホホホーーー!


私自身のリアルラックがないのでダメですネ。
合掌。

21th Dec/2005


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