Diary


彼女の鼻腔を刺激するのは真新しいイグサの香り。
手のひらが撫でる畳は、彼女が初めての使用者であることを祝うようにみずみずしさを伝えてくるようだ。
「急な引越しでしたね、姉上」
そう声をかけてくるのはツインテールに結い上げた髪を揺らす女の子。
「そうねぇ。良い物件だったから善は急げ、って感じかしらね」
彼女――若桜 乙音はようやく荷物の整理が終わった新居を改めて見回した。
先日まで住んでいた部屋よりもはるかに広く(HP容量)、部屋数も多い。
最新鋭のシステムキッチンも完備(CGI OK)する一方、防犯にも優れている(案外ダウンロードのファイル制限がある)。
「でも住所(アドレス)が覚えにくいのが難点かしら」
「確かに。しかしまぁ、ウチを尋ねてくる人(来訪者)も一時期に比べるとめっきり減りましたし問題はないでしょう」
「それはそれで問題だわね」
妹である雪音の言葉に苦笑いを浮かべつつ、乙音は最後の荷物の開梱にとりかかる。
それは大きなテーブル――否。
ふんわりとした羽毛の布団とセットになった、大きなコタツだった。
「いやぁ、部屋が広いと大きなコタツが置けるわね。さぁ雪音、みかんもってきてみかん」
「はいはい」
今度は妹が苦笑いを浮かべつつ、キッチンへと向かう。
住む場所が変わっても、彼女達の生活には変わりはないようだ。


―――というわけで引越し完了です!
前にもましてまったり行くと思われますので、みなさまよろしくお願いいたしますね♪

16th Nov/2008


週末の金曜日。
急遽、daicさんと藤ゆたかさんの3人で新宿にて呑み会でございます。
新宿なら、店もたくさんあるしどこでもいけるだろう――という甘い認識でした。
申し訳ございません。
いやぁ、どこもこんでるこんでる。なんとかお店を見つけて転がり込みました。
ビールを傾けつつ、3人で鍋をつついて来ましたよ。
やっぱり冬は鍋ですねぇ。
アニメ話をしながら鍋を囲む幸せを噛み締めてまいりましたわ。
平和だー。

21th Nov/2008


三連休初日の本日は、不意に引っ張り出してきたセガサターンは「伝説のオウガバトル」をプレイし続けてました。
一日中(ぉ
前にプレイしたときは「暗黒皇帝ベルト」化して、シナリオもクソもなかったのですが。
今回はネットで攻略ページを見つつ、プレイしましたよ。
いやぁ、敵かと思ってたキャラはみんな味方になってびっくりしました(死
まさか「主人公のレベルをなるべく上げないままに進める」ゲームとは思わなんだ。
目から鱗を落としつつ、法王ノルン嬢を仲間にしたところまで進めました。
やっぱり面白いわ、このゲーム。

22th Nov/2008


友「三連休、遊びに行かない?」
私「おk」
先週半ばに唐突に交わされたメールでございます。
で。
昨日今日と泊まりで旅行行ってきましたよ。
昨日が箱根、今日が伊豆です。いやぁ、道がこんでるこんでる。
秋の行楽シーズンはやはり半端じゃないね!!
まず箱根ですが、相模湖で深呼吸した後、温泉街を抜けて仙石原のススキを見てこようと思ったんですよ。
温泉街に向けての道が、完全に車で埋まってました。全くさっぱりぜんぜん動かない。
そこでルート変更。
芦ノ湖スカイラインに乗って、芦ノ湖の裏を通って仙石原へ。
正解! すいすい行きました。天気も良かったため景色もよく、富士山一望できるし。

芦ノ湖スカイラインの展望台から


芦ノ湖のワカサギ定食、おいしゅうございました。塩≧特製タレ>>ソースの順で美味しかったです。
大涌谷の黒ゆで卵も美味しかったです。でも5個のセット販売は酷いと思う(そんなに食えるか…)。
そんなこんなで到着した仙石原。
一面のススキ野なのです……が、枯れススキ。むぅ、ちょっと来るのが遅かったか。
ですが夕刻に訪れた為、夕日が一面に差してススキが黄金色にたなびいておりました。
どことなく遠くに某ナウシカのBGMが流れつつ。

すすき野


宿は伊豆に近い方なので、夕食はそちらの方へ。
うな繁の特製うな丼、美味しかったです。どんぶりの中にうなぎの蒲焼と桜海老の揚げたもの、キスのてんぷらが入ってるんです。
半分くらい食べたら、こぶ茶でお茶漬けに。ひつまぶしみたいな感じですが、具がうなぎ以外も入っていることもあり、なかなか新しい味でした。

河津七滝が1つ


そして今日は伊豆は城ヶ崎のつり橋と河津七滝へ。雨の心配もあったのですが、見事に晴れてくれてラッキーです。
滝のそばで食したわさびそば、おいしゅうございました。とれたてのわさびをすりおろしてのつゆが絶品。
おみやげに伊豆高原ビール5種詰め合わせとわさび漬け、みかんワインを購入。
〆に、わさびラムネと猪まんを食べたところでタイムアウトを告げるかのように雨が降り出してきました。
いいタイミングでの帰宅です。主要幹線道路を使わなかったこともあり、あまり渋滞にははまらずに帰ることができましたわ。

みやげ一覧


不意に旅に出るのも、また良いものですねぇ。

24th Nov/2008


岩本隆雄復活
岩本隆雄復活っ
岩本隆雄復活!!
と、バキっぽく書きましたが岩本隆雄氏が6年ぶりに復活されました。
岩本隆雄氏の新刊「夏休みは銀河!」(上)(下)、朝日ノベルズなんていう新レーベルで発売しております。
もともと朝日ソノラマで書かれていた方なのですが、ソノラマ文庫は昨年つぶれたんですよね。
で、その後継っぽい新レーベルで書かれたようです。
岩本隆雄氏というと著名な作品は「星虫」ですが、今回の「夏休みは銀河!」もそれに負けず劣らずの逸品でした。
作風は変わらずに、けれどどこかさらに柔らかくなった感じです。
この方の作品は、悪人や敵といったモノが存在しません。作品自体も日常をベースに人の厚意によって形作られる進め方が多いような気がします。
今作は特にその傾向が強く、また大人になった自分には忘れていた「夏休みに感じた、あのなんともいえないワクワク感」がうまく再現されていると感じました。
本自体の価格は各1000円と文庫に比べると高めですが、下手な映画を見るより遥に価値があると思いますよー。
オススメです。

25th Nov/2008


11月も今日で終わり。
明日から一年の最後の締めくくり、12月ですね。一年、早いものだわ。
結構遠くに出張とかある月なので、体調に注意して乗り越えて生きたい所存也。

昨日はほぼ4ヶ月ぶりにトレーニングジムに行きましてね。
おかげで今日は体中が痛いの何の。普段運動しないとダメですね、そして継続しないと(^^;
そう思っても、結局はやらないんだろうなぁと推測する今日この頃です。

30th Nov/2008


あっという間に12月だなおぃ!
最近はお仕事の方が「不況」→「売り上げがいかない」→「経費削減」→「出張抑制」→「売り上げいかな(以下略)」という悪循環に陥っておりまして、どうにもこうにも。
そしてそんな時だからこそ、新規案件の話も増えるのです。
対応しようにも、出張等の会社の承認がまともに下りず、右往左往状態。
日帰りが無理な出張でも日帰りということで申請したりしております。
そして先週は「帰れなかった」出張二件。危うく寒空の下で野宿するところでしたわ。
しばらくは色々とままならない状態が続きそうです。

いつまで耐えるか考えどころかもしれぬ……

7th Dec/2008


寒いー!
明日から韓国出張行ってきます。
もっと寒いだろうなぁ、はぁ…。

15th Dec/2008


韓国出張より昨日帰還。
あんまり成果は芳しくありませんでした。
なんだかなかなか先に進まねー。
これがコリアンクオリティというやつか??
とりあえず、出張疲れがなかなか取れませんわ。

今回のお仕事以外では、やはり食事が楽しみだったかな。
サムゲタンもあっさり味が普通かと思っていたら、とんこつスープ並みに濃い味のもあったし。
あと韓国アレンジの中華料理も体験しました。
すげぇ微妙。
でも中国人が日本の中華料理を食べても同じように感じるんだろうなぁ。
……なんだ、結構楽しんできたんじゃないか。

21th Dec/2008


彼女は不意に手を止める。
手にした箸の間から、小鉢に入っていたかぼちゃの煮付けがコロリと落ちた。
「ねぇ、雪音」
問うその声は、呆然とした女性の口調だ。
しかしそれに応えるのは、あっけらかんとした少女のものだった。
「ん? ちょっと煮込みが足りなかったですか? でもこれ以上火を通すと型崩れしちゃうし」
コタツの上に広げられた食卓は純和風。
カレイの一夜干しをメインとして、とろろいもの短冊切りの小鉢、先述のかぼちゃの小鉢と、えのきと油揚げのお味噌汁が〆として用意されていた。
すでにそれらの半分は彼女達2人の胃の中に納められてはいるのだが。
「ううん、そうじゃないの。そうじゃなくて」
「最近の芸人は根性が足りないとか? 結構みんながんばってると思うけどー」
TVを眺めながら彼女――雪音はカレイを突付きながら言う。
「いいえ、そうじゃないの。それでもないわ」
ふるふると首を横に振りながら、姉である乙音は視線をTVの方から動かしていない妹に、力強くこう訴えた。
「今日は何日、雪音?」
「んー、12月28日だね」
「そう、28日よ。どう思うの、雪音は!」
「コミケ一日目だね」
なぜかエキサイトしだした姉を放置気味に、雪音はとろろいもの小鉢に手を伸ばす。
「コミケはどうでもいいの! てかBLの同人誌をこれ以上増やしちゃいけません!」
「恵美ちゃんがくれるんだもの。捨てるのもアレだし。そんなことより、28日がどうしたの?」
はっと我に返ったように乙音は言い直した。
「クリスマス!」
「はぃ?」
思いもよらない単語に、雪音は思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。
もしかしてあれか、姉の体内時計は4日くらい遅れているのか?? もしくはお脳に障害が…??
「なんか失礼な想像したでしょう?」
「ううん、アタシの処理速度が遅いだけだよ、きっと。でもなんでクリスマス?」
「うん、気がついたらいつの間にかクリスマスが終ってたの」
「……今年は平日でしたしね」
「忙しさの中で気がつけば季節は巡っている…なんてことでしょう!」
わざとらしく悲嘆に暮れる姉に、妹は内心ため息をつきながらこう問うた。
「姉上は基督教徒でしたっけ?」
「そんなわけないでしょう。私が神よ」
「じゃ、クリスマス関係ないですね。以上、終了」
何気にとんでもない発言も聞こえたが雪音は無視。
乙音は「あれ?」とか「えーっと」とかぶつぶつ言いながら食事を再開する。
「ところで雪音はクリスマスはどうすごしたの? 私、ちょうど出張出てて家帰らなかったんだよね」
「うん、みんなとクリスマスパーティしたよ」
食事の音が、止まる。
乙音の硬直と、言ってしまって失敗したという雪音のそれだ。
「いいなぁ、私もチキン食べたいなぁ。ケーキも食べたいなぁ。そして夜景の見えるホテルでワインを交わしながら彼氏とゆったり過ごしたいなぁ」
「ちょ、後半無理じゃん。姉上、彼氏いないじゃん!」
「そ、それはそうだけど。そんなに力いっぱい否定しなくても?!」
「そもそもクリスマスに出張って、どこ行ってたの? アタシにも黙って美味しいもの食べてたんじゃ?」
「そんな良い思いできるわけないじゃない! あの日は一晩中、外を駆け回っててスゲー寒かったんだから!」
一体何をやっていたのやら?
確かに24日から25日にかけてホワイトクリスマスだったのを雪音はしっかり記憶している。
そしてその晩にもらった、忘れられないクリスマスプレゼントのことも。
「夜な夜な子供の枕元に危険物を置いていく、白ひげで赤いコートを着込んだ不審者を追い掛け回してたんだから」
ぶつぶつ愚痴る姉の危険発言に、雪音は毒されないよう甘い記憶を胸の奥にしまう。
「はいはい、分かったから、さっさと晩御飯食べちゃってね」
「ちきんー、けーきー」
「あー、もう。おせち料理はちゃんと作ってあげるから」
「え、本当!?」
ぱぁっと乙音の顔が明るくなる。
「お酒も忘れないでね。濁り酒よね、やっぱり」
「はいはい」
雪の散り始める年の瀬。
ここ猫寝荘も年末年始は忙しそうだ。


なんだか久しぶりです。
いや、ほんと、忙しいですよ、主にお仕事が。
その割には報われない。TVや新聞でやっている不景気がお仕事に直撃です。
来年も3月くらいまではこの不調が続きそうですし、暗い気分になることばっかりです。
なにか明るくなるニュースが欲しい所ですなぁ。
いや、違うか。
明るくするニュースを作らなきゃ、ですね!
今年もあとわずかですが、いい一年の締めくくりを目指して頑張りたいと思うのです。
しっかし確かにクリスマスなんて、気がつけば終ってたよなぁ。
去年のクリスマスを振り返ってみて……一年ってはえー!としみじみ思ったり。

最近のラグナロク―――

今年も赤い袋でサンタに変身! チープ感がイイ


なにげに最近はガンホーさん、頑張ってると思うよ。
クリスマスイベントとかもしっかりあるし。
シークレットストーリーもけっこう面白いし。
ちなみに騎士王さんはLv82/43。そこそこ育ってきましたよー。

28th Dec/2008


「あら?」
彼女がそれを見つけたのは年の瀬も迫った、空っ風が吹きすさぶ無駄に晴れた日だった。
夏の特集記事が載った古い雑誌の間に挟まれたそれは、2枚のチケット。
手にとってしげしげと見てみれば、ここからはやや郊外にある健康ランドの無料招待券である。
裏には新聞社のスタンプが押されていることから、新聞の勧誘のときにでももらったものだろうか?
「ねぇ、亮クン?」
「なんです、乙音さん。また見て欲しくないものを見つけてさらしものにする気ですか、する気でしょう、その手には乗らない」
そう一方的にまくし立てるのは彼女より少し年下の青年。
掃除機片手にコタツを取っ払った畳の上を目に沿って吸い込んでいる。
この狭い4畳半のアパートには今、彼と彼女の2人が大掃除を行っていた。
いや、詳しく言うならば部屋の主である青年の掃除に、彼女が顔を出して無駄にあちこち荒らしているとも言いそうだが。
「いいえ、それはさすがにもう飽きましたし」
さらりと彼女はそんな彼にそう返して、見つけたチケットを見せる。
「終ったら行きません? 部屋を大掃除した後は、身体もきれいにしないと、ね?」
「俺は良いですよ。あげますんで雪音ちゃんと一緒に行って来たらどうですか?」
「んー、雪音は今日はお友達のうちに遊びに行っちゃって。それにこのチケット、有効期限が今年いっぱいみたいですし」
「……」
「ね?」
上目遣いに問うてくる彼女に、亮は諦めたように大きく吐息。
「分かりましたよ。だからせめて掃除を邪魔するのはやめてくださいね」
「もー、ちゃんと手伝うわよっ」
口を尖らせて一歩踏み出した乙音の足が、水の入ったバケツにぶつかる。
「あー!」
「へ?」
途端、中身が畳の上にぶちまけられた。
「……うん、おとなしくしておきます」


年末の忙しいときだというのに健康ランドは人で賑わっていた。
「いや、年末だからか」
遠出するにもこの不景気だ、近場で済ませようという家族も多いだろう。
現に子供連れの客がそこかしこに目立っている。
「しかしいつもの銭湯とは違って、これはこれでいい物だなぁ」
ジャグジー風呂の中でたゆたいながら、亮は全身の力を抜く。
下から押し寄せる無数の泡が全身の疲れを奪いながら湯の中に溶けていくような錯覚を覚えた。
「もぅ少し静かなら言うことはないんだがな」
駆けていく子供と、それを叱る父親の声を数分おきに聞きながら、彼はやがて1つの放送を聞く。
『17時からの岩盤浴のご予約をされていお客様、浴衣にお着替えになり受付までお願いいたします』
「あー、時間か」
亮は力の抜けきった自らの肉体に活を入れ、ジャグジー風呂から立ち上がる。
「岩盤浴ねぇ、暑いの苦手なんだよなぁ」
亮は思い出す。
健康ランドの受付、乙音の強い要望でオプションの岩盤浴をつけたのだ。
どうも「美肌効果!」とかいう謳い文句に引かれたようだ。
時間指定で30分ほど入るものらしい。亮としては元々サウナのようなものはどうも暑くて苦手なのだが。
受付で浴衣を受け取りながら、乙音に「じゃ、30分後ね」なんて言われて別れたものだ。
「浴衣を着たまま入るのか」
彼は呟きながらも言われたとおりシンプルな白い浴衣に着替え、指定された場所に行く。
「亮クン、こっちこっちー」
声のしたほうを見れば、湿った髪を結い上げた乙音の姿がある。
彼女は彼と同じ白い浴衣を羽織り、同様の格好をしたおじさんおばさんに囲まれていた。
「あの人はアナタの旦那さん?」
「あらまぁ、お若いカップルね」
「わしの若いころにそっくりじゃて」
「もぅ、違いますよー」
パタパタと手を横に振りながら乙音は笑って否定。
「………」
すっかり溶け込んでいるらしい。一方、亮がどうにも居心地の悪さを感じたそんな時だった。
「準備ができました、どうぞ」
係員の言葉とともに、岩盤浴の部屋への扉が開かれる。
そこは若干蒸しているような感じの受ける、暖かな大部屋だった。
麦飯石と呼ばれる灰褐色の石が表面を平滑に磨かれ、その上に寝転がれるようにタオルが一枚敷かれている。
そんな硬いベットとも呼べそうなものが人数分。
「さ、亮クン、こっちこっち」
「あ、はーい」
部屋の隅の方、2つを陣取った乙音の元へ行く亮。
タオルの上に座ると、まるで下からコタツに当たっているかのような若干の熱さを感じる。
「ここで30分寝転がってるだけで、お肌はつやつやになってさらに汗をかいて体重も落ちるそうですよ。なんてお得」
「あー、いや。宣伝をそのまま鵜呑みにするのはどうかと」
「では皆様。横になりしばしのお時間をおくつろぎくださいませ」
係員の声と同時、照明が少しづつ落とされる。
またリラックスを促進するムード音楽が耳触りにならない程度に流され始めた。
「でも外の子供の騒がしさがないのは良いかもしれないな」
亮は小さくそう呟くと、タオルの上に横たわる。
タオルを通して下の石板から、熱気が全身を包みはじめる。
それはしかし暑過ぎるという物でもなく、亮の意識を曖昧にさせるには十分だった。
気が付けば彼の視界は天井を映していなかった。


あー、これって半分寝てるって感じかな? 頭がぼーっとするわー。
しっかし一年も終わりかぁ。
今年一年はけっこうキツかったなー、急に不景気だもんな。まっさかさまに落ちてデザイア?
仕事も急激に減ったし。来年はもっと減るんだろうなぁ、未来暗いなー。
つか、今年イイことあったか?
うー、思い出せねぇ、まったくさっぱりいいことが思い出せねぇ。
このまま一生行くのかな? いや、来年は生きていけるのか??
…クン」
大丈夫か、俺?
…らクン」
大丈夫なのか??
「亮クン!」
「うぉ?!」
亮は目を覚ます。寝汗―――ではない、岩盤浴による発汗で全身ぐっしょり濡れていた。
目に入った汗で揺らぐ視界を浴衣の袖で拭う。
自らの汗で思ったより重くなった袖に驚きながらも、周囲の照明が戻りだした彼の目に映るのは。
「大丈夫? うなされてたけど」
まず心配そうな表情で彼の顔を覗く乙音の顔が入る。上気した頬と、彼女の黒く長い髪が汗で白い首筋に張り付いているのが次に入り、思わず目をそらしてしまう。
「亮クン?」
そんな彼の様子に身を乗り出してくる彼女。
大量の汗を含んだ乙音の浴衣は、ちょっとした動きでも着崩れるには十分だった。
「ふぉ?!」
次の瞬間、亮の目には着崩した乙音の白い胸の谷間がわずかに垣間見えてしまう。
それだけではない。白い浴衣は汗のせいでぴったりと身体に貼り付き、その向こう側を透けて見せているかのよう。
「へ?」
「だ、大丈夫、大丈夫だからっ」
顔をそらして起き上がる亮は慌てて立ち上がり、駆け出すように浴室を出て行ってしまう。
残された乙音はその後姿を見送りながら、彼の見ていた自らの身体を見て。
「……む、もぅ」
困ったような、嬉しいような、怒ったような、なんとも言いがたい表情を浮かべたのだった。


「あー、なんだか疲れを取るはずが疲れがたまったよーな気が」
助手席でぐったりと亮は呟く。
「でも今日はぐっすり眠れそうじゃない? きっと朝起きたら元気いっぱいになると思うなー」
「そうですね。今日はさっさと酒でも呑んで寝るとします」
「そうそう」
乙音の操るミニクーパーは赤信号で停車する。
「亮クン?」
「はい?」
横断歩道を渡る、黒犬を散歩させている眼鏡の女性を見送りながら彼女は問う。
「今年一年、いいことありました?」
信号は青に変わる。
乙音はクラッチを踏み、ギアを一速に。
加速を感じながら、亮は笑って答える。
「そうですね、いいことは……


2008年最終日です。
みなさま、今年もお疲れ様でした。さてさて、どんな年でしたか?
思い返したときに、幸せな気持ちになれる思い出があれば幸いです。
それではみなさん、いいお年を!
ちなみに今年の〆にダウンタウンの「笑ってはいけない」シリーズを見ております。
今年のは強力すぎるだろー(^^;

31th Dec/2008


「あけましておめでとうございます!」
「ございまーす」
「今年も一年、よろしくお願いいたします」
「いたしまーす」
「……姉上?」
「んー?」
桜色の晴れ着を羽織った少女はツインテールを揺らしながら背後を振り返る。
そこにはコタツに肩まで入って寝そべるジャージ姿の女性が一人。
「新年なんだから、しゃきっとしてください、しゃきっと!」
「何を言っているの、雪音。それは違うのよ」
「はぃ?」
寝そべりながら言う姉に、雪音は首を傾げる。
「お正月三が日は古来より寝正月として親しまれているのを知らないの? 私はその伝統に則って日本人らしく行動しているに過ぎないのよ」
”また適当なことを、もっともらしくもなく、いけしゃあしゃあと言いおってからに”
思わず足を振り上げて踵落としでも見舞ってやろうかという衝動に襲われつつも、雪音はぐっとこらえた。
年明け一回目から暴力はいけない。
「では日本人らしくこれから初詣に行きましょう。伝統に則る姉上ならもちろんいきますよね」
「……箱根駅伝終わったら考える」
「じゃあ、3時ごろ出かけるようにしましょう」
「……雪音?」
「はい?」
「伝統にこだわることなく、時々アメリカンなスタイルを取り入れるのも良いと思わ――ごふっ!」
雪音の右踵が乙音の左こめかみに炸裂。
「年始からダラダラするなー!」
そのまま頭ごと畳にめり込んだのだった。


2009年、早くも3日目です。
そして明後日は仕事始め。長い年末年始休みも終わりです。
そろそろエンジンかけていかないとなぁ。
なにはともあれ、今年もよろしくお願いいたします!

3rd Jan/2009


うーむ
何故こんなことになっているのか??
雪音は、つきだしとして出されたポップコーンを摘みながら目の前の光景をただ何も言わずに眺めていた。
「イチ」
「ニー」
「サン」
「サラダーー!」
店内のそこかしこで響くは、幾多の雄たけび。
それに合わせて隣の席に腰掛ける男女も右手を振り上げて叫んでいる。
「イノキ、ボンバイェ!」
「うぉぉぉぉぉ!!」
そして隣の2人はハイタッチ。今までに見たことのないほどにハイテンションだ。
むぅ
彼女は思い返す。
ここに至るまでの経緯を―――


電車に揺られて一時間弱。
箱根駅伝が終わったのを見計らい、彼女は姉を部屋から引きずり出すのに成功した。
ついでに隣の部屋の亮も連れてきた。案の定というか、やはり彼も寝正月を堪能していたようだっだ。
ダメ人間同士が顔を合わせると、互いにこうはなりたくないと思うらしい。
思ったよりもハキハキと歩き出した2人を連れて彼女たちがやってきたのは、
「ここが明治神宮か」
「相変わらず人が多いなぁ」
時刻は18時過ぎ。お正月三が日の最終日だというのに、参道には長い長い人の列が出来ていた。
さすがは神社の中の神社。近所のそれとはスケールが違う。
「あら、亮クン。この場所ってゆく年くる年に出てなかった?」
「おー、言われてみれば。今日はTV来てないのかな?」
ゆっくりとした人の流れに乗りながら辺りをきょろきょろとする二人。
やがて南神門と書かれた門をくぐり、境内へと入る。
そこには相変わらずの人の壁。
その向こうには本殿、しかし人の壁との間には一面の白いシーツが敷いてあり、
「結構入ってますねぇ」
「一面の賽銭箱かぁ」
「亮お兄ちゃん、アタシ見えないー」
亮の肩に両手を置いて飛び跳ねる雪音。
彼女がジャンプの最高点で見たのは、柵の向こうに広がる白いシーツと次々に投げ込まれるお賽銭だ。
三人は多分入るであろう地点から、賽銭を投げ込む。
遠く、ちゃりんという音がしたような気がする。
「今年はいいことがありますように、と」
そんな亮の呟きを聞きながら、雪音は姉を見る。
「………雪音のお小言が減りますように」
内心ため息をつきながら、雪音は姉に聞こえるようにこう呟いたのだった。
「姉上の無謀が今年こそは減りますようにっ!」


帰り道。
駅前にこんなお店を見つけたのが、今回の経緯のきっかけだった。
『アントニオ猪木酒場』
「「なんだ、あれ??」」
「アントニオ猪木さんが経営している居酒屋ってことじゃないの?」
「「なるほど」」
雪音の推論に、乙音と亮は自然な態度で入店した。
「え、ちょ、ちょっとーー!!」
―――って、別に思い返すまでもない流れだったかなぁ。
雪音は大きくため息。
姉のプロレス好きは知ってはいたが、亮もまた好きだったとは知らなかった。
だいたいなんだ、この「1,2,3サラダ」って。
普通のサラダじゃないの?? あー、もぅ、メニュー名がいちいちプロレスだなぁ。
店内の至るところにある液晶TVでは過去の猪木選手の試合が流されている。
映像にツッコミを入れたり、店員の掛け声に乗っかったりと、乙音と亮は店内の他の客のテンションと同じく、なんだか分からないがノリに乗っていた。
ただ一人、プロレスをよく知らない雪音は置いていかれた格好である。
もっともそれ以前に、
「未成年だからお酒も呑めないし」
ジュースをすすりながら、試合映像をぼんやりと眺める。
「1」「2」「3」「「だーー!!」」
そんな姉とお隣のお兄さんの声を聴きつつ、雪音は「あー、今の技は使えるかも」だとか考えていたりしていたという。


年末年始休み、終了! 明日からお仕事ですな。
ぶっちゃけ気がかりなこと満載なまま年末にセーブしたっきりなので、再開と同時に何が起こるかわからない状況です。
休みが終わるのは寂しいですが、休みつつも「うぁ、これどうなるかなぁ」的なことが多かったので精神衛生上、明日からの仕事で心の負担が少し軽くなるかもです。
そんな感じで始まります今年のお仕事。
さてさて、どうなることやら。
お互い頑張りましょーねー!
あ、ちなみに↑のお話は実体験です。アントニオ猪木酒場も本当にありますよ。

4th Jan/2009


その日の朝はいつにも増して冷たかった。
布団を纏っていても、顔を刺す冷気に一度気付くと眠気もさっぱりと冴えてしまう。
朝6時ちょうど。
雪音は布団に包まりながらも冴えた目で時計の針を確認する。
「ちょっと早いけど、起きるかな」
布団から出るのも億劫になる冬の朝。
だが彼女はこんな冷えた朝は嫌いではない。
寒さのおかげで、散逸した意識が一気に収縮して集中力が高まるようなそんな感覚を受けるからだ。
薄闇の中、カーテンを開ける。
「あれ?」
窓の外の景色はいつもの見慣れたごちゃっとした下町の風景。
…のはずだったのに。
今は一面の白の世界だ。
「これって……わぁ」
窓を開ける雪音。
太陽はまだ東の地平線辺りをうろついており、彼女の目に映る世界は薄闇の中にある。
厚ぼったい薄闇の空からは、ちらほらと白の小片が尽きることなく降り落ちてくる。
そのうちの1つが、緩やかな風に乗って雪音の額に貼りついた。
突き刺すような冷たさを白い額に残し、それは水となって消える。
「雪、かぁ」
呟く彼女をすり抜けて、部屋の中よりもずっと冷え込んだ朝の空気が次々とお邪魔してきた。
「きれい」
見慣れているはずの見慣れない街の景色を見つめて雪音。
彼女の音としての呟きは、静かに雪の中へと吸い込まれていく。
本当に静かな朝だった。
冷たさ、白さ、静寂。
それらを味わうように雪音は大きく深呼吸。
この世界の何もかもが、この時の彼女にとっては新鮮に感じられた。
吐き出した吐息はまるで蒸気機関車から立ち上る煙のように大きく吐き出される。
そしてそれに続くように、
「ゆーきーねー」
恨めしい声が彼女の背後から響く。
「あら姉上、おはようございます。今日は早いですね」
「あまりの寒さに目を覚ましたの。いつまで窓を開けているの?」
「あっ」
毛布を頭からかぶってガタガタ震えている姉に妹はバツが悪そうに笑い、後ろ手に窓を閉めた。
「ストーブつけますから。暖まるまでコタツにでも入ってて」
「うー、はーい」
もぞもぞと動き出す乙音を視界に入れながら、雪音はいつもの通り朝の支度を始めるのだった。


なんか明日は関東で雪降るとか降らないとか言ってますな。
路面凍結だけが怖いです。自転車でコケたくないわ。
そうそう、もっともそれ以前に、だ。
なんだ、今週のこの忙しさは!
精神的に圧迫されすぎでございますよっ。
お仕事の方なんですが、年末の悪化した状況をそのまま引きずった上にさらに悪化してコンティニューされております。
時期的な意味で、早く春が来てくれ…頼む。
時間しかこの状況を解決してくれない、そんな感じでございます。


仕事終わりに「とらのあな」に立ち寄り。
冬コミで手に入らなかった同人誌を数冊購入。
ふらりと市販ゲームのコーナーにも立ち寄ってみると……
『うたわれるもの デスクトップキャラクターズ 初回限定版』なるものが1500円にて新春特価で売っている。
……これって初回限定以外を見た事がないのだが。
特典として、当時かなり話題となっていたうたわれるものラジオの特別編が入っているのでした。
とらのあな限定特典のテレカも付いてくるそうなので思わず購入。
ちなみにウルトのテレカでした。公衆電話、最近使ってないなぁ(使う気満々)。
帰宅後、さっそくPCへデスクトップキャラクターズを入れてみた。
「ほぉ、昔のペルソナウェアを彷彿とさせるわ」
時間ごとに変わる壁紙チェンジャーも気分が変わっていいものですな。
しばらく楽しみたいと思います。
あと特典ラジオは浪川氏がゲストで出てました。聴いていてちょっと可哀相になってきた(CG過ぎる)。


1月からのアニメ。
続 夏目友人帳とドルアーガは要チェックか。夏目は1話見ましたけど、相変わらずいい味だわー。
にゃんこがかわいいなぁ。
あと、まりあ†ほりっくはシャフトが作っていたんね。結構面白かったです。


会社で半ば暗黙の強制で課せられる通信教育。
今年は「ハングル語講座」を選びました。なんかここ一年ばかり韓国絡みの仕事が増えているので。
届いたテキストをざっと見てみたのですが。
「なんでこんなの選んだんだろう??」
もともと言語系は苦手なのに……というか、今思うともともと営業とか苦手だった理系人間な私が、海外相手に営業活動しているなんてかつて想像したことがあろうか??
そこまで思って、「人生って訳分からんなー」とか一人ほざいてみたりしています。
ちゃんと将来見据えて生きていかんとダメだねぇ。

8th Jan/2009


街を行き来する若者の中には今日に限って振袖で着飾った女性が目立つ。
駅前の繁華街。
コートやジャンパーで身を包む私服姿の少女3人はすれ違った女性を見送って不意に立ち止まる。
「はて?」
「どうしたの、雪音ちゃん?」
「んー、どうして今日はきれいなお姉さん達が多いのかなーって」
問うた恵美に雪音は首を傾げて答えた。
「雪音さん、今日は何の日だか覚えていますか?」
続けてそう問うたのは、2人よりも学年が1つ下の女の子。
言葉には嫌味な色合いはなく、純粋な助言だ。
「知ってるに決まっているじゃないの、さくら。今日は成人の日よ」
ない胸を偉そうに反らして彼女は答え、「あ」と呟いた。
「そか、成人式か」
そう言っている間にも、3人の目の前を通り過ぎた振袖姿の女性の一団をまぶしそうに見送る。
「此花さんは着物を着るとしたら、どんな柄がいいかしら?」
ふと呟くように言ったのは恵美。その言葉に此花は微笑みに目を細めて、
「やはり名前の通り、さくらを模った柄がいいですね。相馬先輩は?」
「私は母のというか御婆様のというか、お下がりがあるから。代々成人式に来ている振袖があって、確か紅葉の柄だった気がするなぁ」
「すると赤基調なんですね。お似合いだと思いますよ」
「ありがとう」
微笑み合う上級生下級生の2人。そこに雪音が体当たりをするように割って入った。
「はい、そこそこ。なんでそんなお上品な会話をしているかな? アタシの入る間もないじゃないの」
「上品…って」
「思わず生まれの良さが出てしまったかしら…って冗談だからー、わき腹はヤメテ!」
わざとらしく困った顔をする相馬に、雪音が後ろから両わき腹をくすぐりにかかった。
「あら」
「「ん??」」
不意に此花が人ごみの一点を見つめる。つられるようにじゃれあう2人もそちらに目を向けた。
そこには落ち着きのある控えめな赤地に、白い鶴の柄があしらわれた振袖を自然に着こなした淑女が駅に向かって粛々と歩を進めていた。
長い黒髪を頭の上で結い上げ、美しい簪が数本歩くたびにその飾りが揺れている。
相馬もそんな彼女に気づいたようだ。憧れとも取れる視線を投げかけている。
「あんな落ち着いた感じの二十歳になりたいわね」
「そうですね」
頷き合う2人だが、残る雪音は眉をひそめていた。
それに気づいた2人は首を傾げつつ彼女に振り返る。
「あのね、言いにくいけどさ。あの人、二十歳じゃないから。てか、なんで振袖着てるの?!」
「あの人、雪音ちゃんのお知り合い?」
「あれ、よく見るとあの人…」
此花は気づいたようだ。
「そう、アタシの姉上。4年前に成人式終ってるって設定なのに、何をやってるのか…」
「設定って」
首を傾げつつ、苦笑いの相馬は「でも」と続ける。
「とても似合っていると思うよ。雪音ちゃんもきっと、お姉さんみたいに二十歳にはびっくりするくらい綺麗になると思うな」
「そう? でもね、恵美ちゃん」
「ん?」
視線を雪音に戻した恵美は、反射的に数歩後ろに下がった。
雪音の両の手がわきわきと動いていたからだ。
「今のアタシは綺麗でもなんでもない、と?」
「え、えー、そう取るの?! 褒めたつもりなのにそー取るかーー!!」
逃げる恵美と、両手をわきわきしながら追いかける雪音。
それを見つめながら、此花は思う。
成人するのも良いけれど、きっと今この時が一番幸せなんだろうなぁ、と。


ちなみに「ただなんとなく着てみたかった」とおっしゃっておりましたとさ。
さてさて、この三連休は一月第一週のバタバタを、主に精神的に癒すのにとてもいいお休みでした。
明日からも頑張っていきますかねぇ!

12th Jan/2009


長くて忙しい一週間でした。
なんだか年明けから仕事が妙に忙しい。数字は良くないのに忙しい。ナニコレ。
春には色々いい方向に向かっていると良いのだけれどもなぁ。

昨週末は恒例のアニメ合宿に行ってきましたよ。
千葉の方の空気がきれいなログハウスを借りて、大スクリーンで鑑賞。
んー、毎度毎度のことながら、自然なんて関係ネェ。
ちなみにこの冬空の下で他にログハウス借りているお客なんているはずもなく、音漏れに気を使わなくていいのが幸いでしたわ。
で、その中で劇場版クラナドを見たのですが……「FATEは文学、クラナドは人生」とか時々聞いたりするのですけど、これを人生にしちゃダメだろう。
多分、この映画版はゲームとかTVアニメとかと内容とか出来も全然違うんだろうなぁ、と思った次第です。

今期アニメ――
 続 夏目友人帳
 鉄腕バーディ DECODE2
 ドルアーガの塔 U
 まりあ ほりっく
 黒神
 RIDE BACK
以上、6本を新規として視聴開始。
レギオスとかソラカケとか空を見上げる〜他、色々切りました。
2,3話まで見てなんだかよく分からないものが増えよーな気がします。
当方の理解力が落ちているのか、前提条件が高くて敷居も高いのか??

少女ファイトの最新刊を入手。
限定版にはドラマCDが付いているのです。
朝の通勤電車の中で聴くとして、揃った声優陣が無駄に豪華。
というか、ユカ姐が柚木さんというのはどーよ??

24th Jan/2009


いろいろとたまっていたアニメとか雑誌とか単行本とか消化。
終わってみると「他にやることなかったのかよ」とか思ってしまう不思議。
んー、このままじゃイカンとは思うが…。

乙音さん話とか、ネタがさっぱり思いつきません。
書く気力――書気力が落ちております(勝手な造語)。
生活に潤いと余裕が欲しいなぁ。

PS「HOSHIGAMI」をブックオフにて入手。
かなり遊びがない感じのタクティクスバトルが楽しめます。
正直、序盤はキツイと評が出ていた通りに本当にキッツイ。
敵の方がレベルが高い上に、数も多い。あと、まともに正面からぶつかっても攻撃が当たらない。
背後をとっても、歩いた分だけ行動力が落ちるので、いざ攻撃できなかったり。
さらになかなかレベルも上がらない。
シブいわ、このゲーム。
暇を見てプレイしていきますわー。

25th Jan/2009


狭い部屋は堆く積まれた書籍で足の踏み場もないほどだ。
「一体これはどうしたことだ、おい!」
玄関の戸を開けるなり、亮はそう叫んでいた。
「あー、亮クン。こっちこっち」
本の壁の向こう、僅かな隙間から乙音の姿が見え隠れする。
ここはお隣の若桜姉妹の部屋。間取りは亮の部屋と同じはずなのだが。
「どこにこんな大量の本を今まで置いていたんだ??」
彼は首を傾げてブツブツ言いながら、本の山の間を跨ぎながら奥へ。
本の向こうには埃で薄汚れたエプロンを身に付けた乙音が額に浮かんだ汗を袖で拭いながら彼を待っていた。
「助かります、亮クン」
「で、どれとどれとどれを古本屋に持っていくんです?」
彼の問いに彼女は両手を真横に広げ、
「ここからそっち全部です」
「……え?」
「だから、ここからそっち全部」
「何冊あるんじゃーーー!!」
「えっと、3千くらい?」
「うわ、真顔で返答きた」
溜息一つ、亮は足元の一冊を手に取る。
『細菌学入門』
分厚い学術書らしきハードカバーの一冊だった。
その下にあったのは『プロの為の手編みテクニック 第3集』とある。
「見事にジャンルがばらばらですね。ちゃんと読んだんですか?」
「失礼ね、隅々まで穴が開くほど読みました!」
頬を膨らませて乙音は畳まれたダンボール数個を亮に手渡す。
それを亮は慣れた手つきで広げ、まずは足元の書籍を詰めていった。
「そもそもこんなに大量の本、いままでどこに隠し持ってたんです?」
若桜姉妹の部屋には本棚がない。
「どこって、押入れですよ?」
こんこんと、彼女は押入れの襖を片手で叩く。
”押入れの総容量よりも多いだろ、この本の数は”
そんなツッコミは心の中だけで留めておくことにする。
「しかし、確かに事故が起きる前に処分しておいてよかった」
亮は一人、小さくそう呟いた。乙音が急に「本を処分するから手伝って!」と言い出したのは亮の部屋にあった古新聞の記事を見たからだ。
『古雑誌を貯めに貯めて、うん十年。部屋の床が抜けて重体』
何年か前の記事だ。
そんなまるでギャグのような話は紙面の向こうだけの話かと思っていたのだが、それを読んだ乙音の「ヤバ」という一言を聞いてしまったのが始まりだった。
「本当は処分したくないんですけどね。仕方ありません」
「この機会に全部処分するわけには?」
「それは無理です。そこからこっちのは絶対に保存版なんですからね」
彼女が両手を広げ、身を以って守ろうとするのは部屋の3分の1くらいの書物――千冊くらいか?
「減らしてもまだそんなに取っておくんですか。案外ビブロマニアなんですね」
「亮クンもそうじゃないですか」
「オレ? そんなことないですよ。乙音さんと違って、この機会に全部処分しますし」
時同じくして彼も部屋の書籍類を整理していたのだ。
整理とは言っても、読み終えた本や漫画を全部ダンボールに詰めただけなのだが。
「全部?」
「全部ですよ。情報なんて一度取ってしまえばそれまでですし」
上目遣いで訊いてくる乙音に亮は怪訝な表情で頷く。
「ふーん。じゃ机の裏に何冊か置いてあるのは、あれはなんでしょうね? 処分し忘れかな、かなぁ?」
「ぬぉ、なんでそれを知って…」
「今でも変わらず、巨乳派?」
「さぁ、さっさとダンボールに詰めましょう」
「むー」
何か言いたそうな乙音の言葉を無視し、亮は作業の手を早める。
やがて、すべて片付くころには外は日が暮れる直前だった。
「大家さんに軽トラ借りれて良かったですね」
助手席に乗り込みながら乙音。
「積載量オーバーっぽいけどね」
エンジンをかけて亮。ギアを一速に入れてアクセルを踏む。
「重っ」
「大丈夫?」
「安全運転で行きましょう」
こうして荷台をダンボールで満載にした軽トラは、若干ふらふらと揺れながらアパートを後にしたのだった。


夜。
「いやぁ、まさか出張買取サービスってのがあるなんてね」
「この半日の苦労は一体…」
帰り道で購入した酒とつまみで一杯やりながら、2人は愚痴をこぼす。
「で、いくらで売れたの?」
それを横で見ていた雪音の問いに、2人は。
「「酒代で消えました」」
共にコップをあおりながら答える。
「次はいい持ち主が現れると良いね、古本達」
雪音は大きく溜息をついて、ここからは遠く見えない古本屋の方向を眺めてそう思うのだった。


2月2日――私の誕生日でございます。
30過ぎると自分が何歳か分からなくなるもんですね(ぉぃ
こうして振り返ると、自分自身この数年で何か変わったのだろうか? なにか成長したのだろうか?
そして何か積み重ねたものがあるのか?と問うた際に「時間だけを積み重ねてる?」とか、そんな返答しかできないよーな気がします。
あれですね、そう簡単に人間なんて変わるわけないってことで、一つ。

先日あまりにも書籍類が増えてきたので、いるものいらないものを改めて見直しました。
………あまり減らないなぁ。
必要なものをダンボール6箱に押し込み、押入れへ。
床が抜けなきゃいいのだが。
いらないと判断した本は、改めて読み直してからブックオフにでも持っていくことにしますわ。
でも一年前くらいに整頓した際には「これは保存だ」なんて思っていた本は、今はそう思っていないというのも不思議です。
って、趣味趣向は微妙に変わってるってことか???

2nd Feb/2009



→ 過去ログ